2018年の秋シーズン、BSテレ東の土曜夜9時枠「土曜ドラマ9」第1弾として全10話が放映された、BSテレ東&共同テレビの制作によるミステリードラマ。佐藤青南さんの小説を映像化した作品です。
習慣や仕草、行動パターンから相手の嘘を見破る行動心理学に長け、絵麻という名前から「エンマ様」の異名をとる警視庁捜査一課の敏腕刑事=楯岡絵麻(栗山千明)が、若手刑事の西野(白洲 迅)を助手にして難事件の謎を解いていきます。
上司(宇梶剛士)、同僚(野村修一)、内勤婦警(椎名香奈江)プラス容疑者たちという最少限の登場人物による、主に取調室を舞台にした会話劇で、私が求めるアクティブさは微塵もありませんw
ただ、これまでは取調べテクニックの一部として扱われてきた行動心理学をメインに据え、秒単位、ミリ単位に及ぶ詳細さで心理分析を描いた点が目新しく、また栗山千明さんが得意のはっちゃけた演技で笑わせてくれますから、ぎりぎり退屈はしません。
それとエンマ様こと絵麻は相手の嘘を見逃しませんから、冒頭ですぐに真犯人が割れてしまう=倒叙形式の作劇になっており、巷に溢れる犯人当てゲーム番組とはひと味違います。
それこそキャラクターの面白さが重要視される手法で、だからこそ栗山千明さんが起用されたんでしょう。冒頭と中盤に絵麻が視聴者に向かって語りかける演出もあり、これは心理学アプローチの『古畑任三郎』栗山千明バージョン、と言えば一番分かりやすいかも知れません。
セクシーショットは第6話ゲストのお一人=池上紗理依さん。グラビアアイドル、女性誌モデルを務めつつ舞台で演技も磨いて来られた若手女優さんで、さすがに素晴らしいおっぱいとお尻をされてます。
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