ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「ふろくの小冊子コレクション」

2023-07-15 16:55:11 | コレクション

何かを集めることが基本的に好きで、中でも突出してるのがモデルガンと、マジンガーZフィギュアのコレクション。

かつては『太陽にほえろ!』の公式本やレコード、ハリソン・フォード出演作のパンフレットやDVDも熱心に集めたもんです。

今回ご紹介する雑誌付録の小冊子コレクションもそれらと繋がってるワケですが、元より小冊子という媒体自体が好きなんですよね。

その原点はおそらく、1973年か’74年頃に発売された、小学館の学年誌(小学○年生)に付いてた小説『ルパン対ホームズ』の小冊子だろうと思います。

ルパンシリーズの作者であるモーリス・ルブラン氏が発表した小説(実際にルパンと対決するのは探偵ホームズを彷彿させるだけの別人らしいけど)の言わばダイジェスト版で、長編小説がニガテな私でもサクッと読めちゃうのと、どこへでも持ち運べるコンパクトさがツボにはまったのか、しばらく肌身離さず持ってた記憶があります。

文庫本がメジャーになるのは角川春樹氏が『犬神家の一族』を映画化し、メディアミックス宣伝の一環として大々的に売り出した1976年以降のことで、それまでは小冊子と言えば「雑誌のふろく」でした。

で、そんな小冊子フェチの私を狂喜乱舞させたのが、以前にもご紹介した学研「中学一年コース」1977年11月号第4付録の、これなワケです。



コース♡テレビ文庫『太陽にほえろ!/思い出の名作集』。



日本テレビが出してた公式ノベライズを、先の『ルパン対ホームズ』と同じように短縮した内容で、サブタイトルがテレビで放映されたのと微妙に異なるのは、たぶん原作たるノベライズがシナリオの準備稿を元にして書かれたから。

キャラクター紹介は公式本より丁寧だったりするし、なんと言っても短くて読みやすいし、小さくて持ち運びやすい!



今にして思えば、1つのテレビ番組に特化した内容で全80ページに及ぶ小冊子って、学年誌の付録としては画期的かも知れません。

それだけ当時の『太陽〜』人気&刑事ドラマ人気が凄かったワケだけど、学研さんはグラビア月刊誌「ザ・ベストワン」でも刑事ドラマの特集に力を入れてたし、よっぽどお好きな方が編集部におられたのかも知れません。

(それがやがて『金八』&ジャニーズ人気に取って代わられちゃう。一生許さんぞ近藤田原!💢💨)



↑これは近年になって発売された『太陽にほえろ!』ノベライズ、すなわち一般的な文庫本とのスケール比較。ふろく冊子が本当にポケットサイズなのが伝わるかと思います。

そして『太陽〜思い出の名作集』の翌年、やはり「中学一年コース」の6月号第5付録として登場したのが、コース♡テレビ文庫『人気刑事 全カタログ』!



’78年当時に放映中だった番組限定にせよ、刑事ドラマのカタログ本は私がいつか創りたいと思ってる夢の出版物ですよ! そもそも、このブログはそういう本をイメージして立ち上げたんです。



B6サイズぐらいの『テレビジャンボ』も同じ’78年の「中学一年コース」9月号の第2付録。



テレビ番組全般を扱った本だけど、ここでも刑事ドラマにかなりのページを割いてます。

ちなみに『太陽にほえろ!』以外はこういった番組が特集されてます。



学年誌でテレビ番組の特集本を付録にすること自体、現在だと有り得ないかも知れません。テレビが娯楽の王様だった時代を象徴するアイテムですよね。



↑年末の恒例付録だったであろう『芸能・スポーツ大百科』の’78年版。サイズは一般的な文庫本と同じで、全264ページ!

言わばエンタメ&スポーツの記事1年分の総集編で、これを見ても1978年=昭和53年が(当時中1前後だった我々にとって)ピンクレディーと『太陽にほえろ!』と、ついでに王貞治さんの年だったことが分かります。



私が10代後半から20代に大ハマりするサザンオールスターズがデビューし、『スター・ウォーズ』日本公開によりハリソン・フォード氏がブレイクしたのも’78年。

私が学芸会で『欽ドン』を模したコントを披露し、皆を笑わせることに快感を覚えたり、それに関連した同人誌みたいなのを創ったり、そう言えばラジオドラマ創りを始めた(それがやがて映画製作に繋がっていく)のも、そして初めて女の子に恋をしたのもこの年でした。まさにエポック!



↑これはちょっと番外編になるけど、「ふろくの小冊子」をもっと豪華にしたのが所謂「コンビニ本」で、10年ほど前にミリオン出版より定価580円で発売された『男泣き 刑事ドラマ天国』はまさに前出『人気刑事 全カタログ』の豪華版。



昭和刑事ドラマの代名詞である『太陽にほえろ!』はもちろん、私を多部未華子さんの虜にさせた2010年代の傑作コメディー『デカワンコ』もしっかり解説してくれてます。

しかし264ページを費やしても歴代刑事ドラマの全てを紹介するのは不可能で、やっぱ私がやるっきゃないんで誰かカネをくれ!👌



↑これは映画雑誌「ロードショー」が’90年代にシリーズ化した小冊子付録「ROADSHOW文庫」。その第1巻が『静かなるスーパー・ヒーロー/ハリソン・フォード』なのでした。



内容は芳賀書店の「シネアルバム」シリーズを縮小したような感じで、各スターのバイオグラフィーとフィルモグラフィーが写真満載で掲載されてます。



DVD-BOXに付属する解説書も言わば「ふろくの小冊子」で、これが有るのと無いのとじゃ大違い。



特に、公式本が出てない番組のは資料価値が高い。若いヤツらはネット情報だけで満足かも知れないけど、私は紙で欲しいんですよ紙で! 私の髪の毛を返せ早く!💢💨💨



↑こちらは秋田書店のマンガ月刊誌「チャンピオンRED」別冊付録の『マジンガーZ/Best Selection』。

ダイナミックプロの3巨匠=永井豪、石川賢、桜田吾作 各氏がそれぞれ過去に発表されたマジンガー関連の「読切り」作品を集めたもの。



「ふろくの小冊子」の原点はきっと、こうしたマンガ誌における「読切り」だったり「スピンオフ」だったりを「別冊」として挟み込んだ物だろうと思います。

このチャンピオンREDのは出てから10年も経ってないと思うけど、昭和の『冒険王』誌あたりの付録ならオークションでかなりの高値が付くかも知れません。

というワケでセクシーショットはやっぱりこの人、純白パンティーが眩しい弓さやかさんです。


 


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