KT Jacksonさん、先日はアンサー記事を有難うございました。
メディアに与えられたものでなく、自分で探し出した珠玉の1本を何遍も観る方が、よほど価値がある……
まったく同感です。KTさんを虜にした『ポーリー』が気になって仕方ありません!
さて、新書『映画を早送りで観る人たち』をようやく読了しましたw 私の読書タイムは大抵が就寝直前で、2〜3ページだけ読んで寝落ちしちゃう事もザラなもんで、日にちがかかっちゃう。早送りしなければ!
で、若い人らが映画やドラマを早送りする理由が「話題作を全部チェックして周囲の話題について行きたいから」と知って「なんじゃそりゃ!?」と驚き、呆れ、嘆き、KTさんも共感してくれたワケだけど、あれから読み進んで行くと、早送り族にも同情すべき点があることが分かって来ました。
それは、仲間たちと24時間いつも繋がってなきゃいけない、SNSという名の地獄。私はやってないし今後もやるつもり無いけど、もし学生時代にそういうのがあれば、避けて通るのは難しかったはず。
SNSの仲間が「このドラマ面白いよ!」って呟いたら、その話題が盛り上がってる内にリアクションしないと仲間外れにされちゃうワケです。まさに生き地獄!
そして逆に、自分がヘタな作品を勧めた場合、今度は「炎上」という名の地獄に落ちかねないから、世間がみんな褒めてる安全パイだけを観ると。
ほんと地獄としか思えないけど、彼らは必死に頑張ってる。滑稽だけど笑えない!
で、そんな世界で生きてる彼らは、いつも疲れてる。疲れてるから、暗かったり小難しかったりする作品と向き合うのがしんどい。だから早送りしちゃう、ってな側面もあるみたいです。
これって、私がこのブログによく書いてる、仕事で疲れて帰った夜に辛気臭い番組は観たくない!っていう心理と、あんまり変わらない。私みたいに「だから観ない」っていう逃げ道が彼らには無いワケです。マジ地獄!
映像コンテンツの種類も、私が若かった頃と比較にならないほど多いから、とにかく数をこなさなきゃ追いつけない。早送り以外の選択肢が無い! いっそ死なせてくれ!
同調圧力の強さも多分、私の学生時代とは全然違うだろうから、ロンリーウルフでいるには相当な精神力が要ることでしょう。これだけ「孤独上等!」って言い続けてる今の私ですら、耐え抜く自信はありません。そりゃニートも増える一方です。
そもそも大スクリーンで観ることを前提に創られた映画を、テレビ画面で観たりする時点で本来の鑑賞法から逸脱してるけど、今の我々は抵抗なくやっちゃってる。
遠からず倍速視聴もそうなるかも知れないって、筆者の稲田豊史さんは書かれてます。だからこれからの創り手は、 早送りされることを前提にした作品創りが必要になるだろう、とも。
う〜ん……そこまで行っちゃったら、いよいよドラマや映画は消えていくしか無いのかも知れません。刑事ドラマが生き甲斐だった私には考えられない未来だけど、今の若い子らは逆にせいせいするのかも?
新年早々、ダメだこりゃ。
SNS地獄、それもまた気の毒では
ありますね。私らの時代には
なかったものですもんね。
自分が今の若者だったら、
同じことするんだろうかとか
考えてしまいます。少なからず、
離れられないSNSもありますし。
一言で言って、イヤな時代ですね。
早送りも彼らの生きる術なのかと
思うと、同情に近いものを感じます。
ポーリー😆私は動物が好きなので、
心温まるいい話だなぁと思っただけで、
ハリソン君さんには、よーオススメ
しません😆😆😆
利便を追求し続けると、その先には……っていう、星新一のブラックSFみたいなことが現実に起こってますよね。つくづく、我々は良い時代に青春期を過ごせてラッキーだと思います。