2017年の劇場公開時は『レンタル女子大生/肉欲延滞中』、フェス出品時は『サイコウノバカヤロウ』というタイトルだった、当方ボーカル脚本、竹洞哲也監督によるピンク映画。
レンタル女子大生って聞くとド変態な皆さんはデリバリーヘルス的なもの、つまり風俗嬢の話を想像されるかと思います。ほんとド変態ですね! ああ汚らわしい!
しかし実はそんな話じゃなくて、間違いなく「レンタルなんもしない人」からインスパイアされたであろう、ただ依頼人の話し相手になったり付き添ったりするだけの「自分レンタル」をバイトにしてる若者たちのストーリー。
しかも主人公は女子大生じゃなく、その友達のニート青年だったりする! だから『肉欲延滞中』ってなサブタイトルも完全なる嘘っぱち。そこがまたピンク映画やアダルトビデオの面白さですw
それはともかく、女子大生=有希を演じておられるセクシー女優の、彩城ゆりなさん。しょっちゅう見てる誰か(AVとは違うジャンルの有名人)とソックリなんだけど、その人の名前がどうしても思い出せない。
この表情が一番よく似てると思うんだけど、誰でしたっけ?↓
で、ゆりなさん演じる有希に勧められて自分レンタルのバイトを始めた主人公=輝雄役が、櫻井拓也っていう役者さん。こんな顔の人です。↓
言っちゃ悪いけど、絶対にメジャー作品の主役には選ばれないであろうルックスで、ピンク映画でしか有り得ないキャスティング。それはご本人も自覚されてる事でしょう。
けど、この作品は、こういう人が主役だからこそ良いんですよね!
誰から見ても冴えないルックスで、ニートが本当に似合っちゃう彼が、自分レンタルの仕事で根っこにあるピュアな優しさを発揮し、悩める人たちを癒やしていく。
で、有希とはずっと「恋人未満」な関係なんだけど、彼女は輝雄のそのピュアな優しさに惹かれてて、だからこそ自分レンタルの仕事に向いてると直感した。
そんな2人の関係が微笑ましく、観てて心地好いワケだけど、もし仮に、同じストーリーをメジャー作品として創るとなれば、主役は菅田将暉くんとかになっちゃうワケです。それはもう絶対に避けられない。
菅田将暉くんは確かに素晴らしい俳優だけど、もし彼が輝雄役だったら、この作品の良さは伝わらないと私は思います。もちろん彼ならニート役でも完璧に演じるだろうけど、観客は「こんなイケてない役すら上手に演じちゃう菅田くんって、やっぱりステキ!」って思うだけで、そこにリアリティーは存在しません。
となると、輝雄の心根に惚れてる有希の方まで嘘っぽく見えて来ちゃう。菅田将暉のルックスあればこそじゃないの?って思っちゃうワケです。
だから、このストーリーはピンク映画でないと成立しない。マイナー作品にはマイナーでしか表現できない良さがある。たまに観ると新鮮に感じる所以です。
まあ、今回はそういうストーリーなもんで、濡れ場も有希の妄想として描かれるだけ。女子大生が考えることだから大したことはありませんw
ゆえにオカズとしての実用度は低いけど、そこがピンク映画とAVとの決定的な違い。やっぱり、映画は映画。そうであるべきなんです。
>一番よく似てると思う
の画像を見たとき、私は蓮佛美沙子さんの顔を思い浮かべたのですが・・・。他の画像を見るとちょっと違うなと、自己解決した次第です。
たしかに、誰かに似てる。そう私も思います。目とか、頬骨のカーブの具合が、ポイントのような気がするんですが、どうでしょう?
思い出されたらぜひ教えてください!
自分的には、半開きの口元が一番似てるポイントのような気がしてます。しかし、なぜ、こんなに思い出せないのか? それが何よりの謎です。