屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

将棋史に残る名人戦の大逆転!

2007年06月18日 | 将棋
将棋名人戦第六局、森内名人対郷田九段の対局・・
ほとんど手中にした勝利は、森内名人の痛恨の勘違いがあって、
郷田九段の奇蹟の大逆転勝利となった。
将棋の面白さと恐さをひしひしと感じた一局であった。
永世名人の称号をかけて、いよいよ名人戦は最終局を迎えることになる。

そのときの模様は、トリトンのジオログ をご覧ください。
大盤解説会場から”トリトンさん”の緊急レポートです。




さて、緊迫したムードはここで忘れて、
嵐山の風景から、カキツバタとクリンソウ・・




最強の将棋ソフト ボナンザ

2007年04月22日 | 将棋
渡辺竜王と最強の将棋ソフト”ボナンザ”の対局・・
結果は竜王のブログでわかっていたが、NHKの構成が巧みなこともあって、
最後まで緊迫した展開を見せてもらった。
(渡辺竜王が112手で勝ち、第一人者の実力を示す)
チエスの世界一人者カスパロフとスーパーコンピューター”ディープ・ブルー”の対局をみて、
すっかり興奮したことを思い出す。
この歴史的なチエスの試合は 科学者の予測 ←クリック をご覧ください。

”2四歩か2七香か”、運命の一手であったが、チエスに比べて囲碁や将棋は変化手順が膨大で、
コンピューターといえども、すべてを点数化して指し手を選択することはまだ難しいようである。
しかし、全幅検索(何百万通りの手を読む)という驚異的なプログラミングは、
近いうちに、プロの実力と肩をならべるときがくるかもしれない。

そうかといって、将棋界がそれによって変わるわけではない。
朝潮竜がロボット力士?(開発されたとして)に負けたからといって、
相撲界が変わるとは思えない。(例えはおかしいね、やっぱり・・)

ボナンザ開発者の保木さんが、「投了するときは自分の番のときにするの・・」
と話されたときは、思わず笑っちゃった。
驕ることも悪びれることもなく、科学者らしくとても素直な気持ちのかたのようである。

星置緑地の春の花シリーズ・・
水芭蕉をみにいったが、ヤチブキにもあえるとはね。
ただ、木道から離れていたので、200mmの望遠でやっと撮った。
三脚がなかったから、手ぶれもおこしていた。




将棋竜王戦 第五局 敗着は▲6六香

2006年12月07日 | 将棋
きょうは朝から一歩も出ず、買物(アッシー君)は丁重にお断りして、
一日竜王戦で明け暮れてしまった。

将棋竜王戦第五局、
解説者も立会人もわたしも?、ずっと渡辺竜王の負けと予想していた。
△5五角打ちは渡辺竜王の苦心の一手で、やはり佐藤棋聖が有利といわれていたが、
▲4三歩打ち、△3三王、そして運命の▲6六香打ち(掲載図1)・・

掲載図1


ネットでこの局面をみたとき、
わたしは△6四角、同香、△4八飛車打ちで渡辺竜王の勝ちになったと思った。
△2八飛車打ちとしたいが、一手空けば▲2ニ角打ちから即詰みがみえる。
しかし、次の手は△2四王(掲載図2)の早逃げであった。
なるほど、このほうが渡辺王に不安はないか。

序盤の△4五銀から解説者、立会人とも佐藤棋聖有利ということであったが、
容易に形勢を読ませない渡辺竜王の不思議な力に驚嘆した将棋であった。
これで渡辺竜王の三勝ニ敗、竜王位防衛に王手である。

掲載図2

将棋竜王戦 第四局 ▲7五金の圧力

2006年11月30日 | 将棋
将棋竜王戦第四局、
一日目の封じ手は▲3八飛であったが、
▲3六の銀をどう捌くか、もしかして先手が苦しいかと。。
しかし、すんなりと銀交換できたから、渡辺竜王が優勢になったと思った。
▲7五金で勝負あり・・
以下、▽5六角打ち、▲8四銀打ち、と王頭に殺到する。
いよいよこれでイーブンとなった。



百合が原公園の温室で・・
外はモノクロの世界、温室の花も同じ感覚で表現してみた。



将棋竜王戦 第三局 面白かったね

2006年11月16日 | 将棋
将棋竜王戦第三局、
午後六時の段階では渡辺竜王が負けると思っていた。
青野九段の解説もそのような論調である。
しかし、渡辺竜王の第100手△2一角からの粘りがすごい。
これで絶好調の佐藤棋聖を破って、渡辺竜王の1勝2敗となった。

しばらく将棋を指していないけど、やはり血が騒ぐのを感じる。



あのモミジの鮮やかな木々から一歩奥へいくと、
色のない風景をまともに感じてしまう。
あと何日もたたずして、松の緑だけを残して、
すべての葉は土のなかで雪に埋れていくことになるだろう。
もっとも、ここが雪に覆われれば広大な歩くスキー場となる。
四季をとおして憩いの公園なのだ。







「奇跡体験!アンビリーバボー」 瀬川四段の軌跡

2006年07月14日 | 将棋
羽生三冠と瀬川四段のテレビ番組があった。
「奇跡体験!アンビリーバボー」・・
サラリーマンからプロ編入試験を受けて将棋界入りを果たした瀬川昌司さん、
夢をあきらめず実現させたことに感動する。
「プロフェッショナル 仕事の流儀」・・
将棋界の頂点にたつ羽生善治さんであるが、
「変化をおそれないで新しいことに挑む」
その心情を淡々と語る姿は印象的であった。

将棋好きなわたしにとってどちらも興味ある内容であった。
夢中になることがあっても、それを何十年も続けていくことはたいへんなことである。
中途半端なわたしの人生を考えると、そういう生き方はとても羨ましい。

「奇跡体験!アンビリーバボー」の駒を指すシーンは大げさで漫画チックであった。
投球モーションのような指し方はおかしい。
番組の製作者は将棋アニメの見過ぎじゃないのかなあ。

百合が原公園の散歩道から・・
あれは手稲山・・この広場では安心して子供を遊ばせられる。
赤と白のバラ、そしてラベンダーは今が見頃かも







瀬川さん、プロテスト合格おめでとう!

2005年11月07日 | 将棋
将棋アマ強豪の瀬川さんがプロと対局して3勝2敗、
みごとプロテストに合格した。
奨励会から4段となって、プロになれるのは一年で4人だけ、
瀬川さんのケースは戦後はじめての快挙だ。
凄ましいほどのプレッシャーに打ち克った強靭な精神力に感動した。

しかし、最近の将棋ソフトのレベルは高くなってきた。
その実力はアマ四段、プロと角落ちで互角の勝負というからね。
昔、新宿将棋センターで三段で指していたが、
いま、最強の将棋ソフトに勝てる自信はない。(泣)

11月6日の早朝
東の空に日が昇る、瀬川さんの晴れ晴れとした心境であろうか。






科学者の予測

2005年01月24日 | 将棋
文部科学省が未来技術の実現時期の予測として、2015年までに「プロ将棋の名人を破るソフトウエアの開発」をあげている。
チエスでは、1997年5月世界チャンピオンのカスパロフ氏とディープ・ブルーのチェス・マッチが行われ、対戦結果はディープ・ブルーが2勝1敗3引き分けで勝利した。
ディープ・ブルーはIBMが開発した超並列のチェス・コンピューターである。

将棋はチエスと違って、相手側から取った駒を自分の駒として使えるので、変化手順は約1億以上あるといわれている。
コンピューターは常に有効な手を指す様にプログラムされているはずなので、最善手(プラスと計算される)がなかったとき、どのような手を選択するのだろうか。
しかも、有効な手がいつも最善手とは限らないし、最善手を指すだけでは勝つことができない。
相手の悪手をとがめるという指し方も必要となる。
手のないときは端歩を突く、相手に手を渡す、といった情緒的な思考がコンピューターに出来るかどうか疑問である。

仮にそういうソフトが開発されたとして、電卓と演算能力を争うのと同じことで、プロに勝てたとしてもあまり意味がないかもしれないね。
「2001年宇宙の旅」のHALのような知能をもったコンピューターが開発されれば別だけど。

愛用のチエス盤です。
将棋と同じ感覚で指すのですが、なかなか勝てません。