いま、「将棋竜王戦」が熱い!
プロの棋士対コンピューターの将棋竜王戦は三局おわって人間側の1勝2敗である。
最強の将棋ソフトは1秒間に3000~4500の局面を読むことが出来るように設定されていて、
まさにスーパーコンピューター並みの思考回路である。
毎週土曜日、ニコニコ動画で一日中観戦しているが、
「将棋竜王戦」でもっとも感動したことは将棋ソフトの”負けない強さ”ではない。
10時間にわたって集中力を切らすことなく、
ひたすら読み続けるプロ棋士のプライドと”底知れない脳力の深さ”に対してであった。
「人間」対「機械」の勝負は面白い、が、それ以下でも以上でもないということだ。
ディープブルー(スーパーコンピューター)がチェスの世界名人を破ったことはあるが、
それ以来「人間」対「機械」のチェスマッチがニュースになることはなくなった。
要するにそういうことである。
2005年1月24日 「屯田物語」から↓
文部科学省が未来技術の実現時期の予測として、
2015年までに「プロ将棋の名人を破るソフトウエア」の開発をあげた。
1997年5月世界チャンピオンのカスパロフとディープ・ブルーのチェス・マッチが行われ、
対戦結果はディープ・ブルーの2勝1敗3引き分けであった。
ディープ・ブルーとはIBMが開発した超並列のチェス・コンピューターである。
将棋はチエスと違って、相手側から取った駒を自分の駒として使えるので、変化手順は約1億以上といわれる。
コンピューターは常に有効な手を指す様にプログラムされ、
常に最善手(プラスと計算される手)を探し求めるわけだが、
最善手がいつも最善?とは限らないし、その積み重ねだけで勝つわけではない。
「手のないときは端歩を突く」という格言があって、
相手に手を渡すというアバウトで情緒的な思考がコンピューターに備わればもしかしてという期待はある。
プロに勝つソフトが開発されたとする。
だが、電卓と演算能力を競うのと同じで、
コンピューターの技術進歩に驚嘆しても、それが人間の知的能力を凌駕したことにはならない。
近未来、「2001年宇宙の旅」のHALが登場すれば別である。
愛用のチエス盤です。
将棋と同じ感覚で指しても、なかなか勝てません。
プロの棋士対コンピューターの将棋竜王戦は三局おわって人間側の1勝2敗である。
最強の将棋ソフトは1秒間に3000~4500の局面を読むことが出来るように設定されていて、
まさにスーパーコンピューター並みの思考回路である。
毎週土曜日、ニコニコ動画で一日中観戦しているが、
「将棋竜王戦」でもっとも感動したことは将棋ソフトの”負けない強さ”ではない。
10時間にわたって集中力を切らすことなく、
ひたすら読み続けるプロ棋士のプライドと”底知れない脳力の深さ”に対してであった。
「人間」対「機械」の勝負は面白い、が、それ以下でも以上でもないということだ。
ディープブルー(スーパーコンピューター)がチェスの世界名人を破ったことはあるが、
それ以来「人間」対「機械」のチェスマッチがニュースになることはなくなった。
要するにそういうことである。
2005年1月24日 「屯田物語」から↓
文部科学省が未来技術の実現時期の予測として、
2015年までに「プロ将棋の名人を破るソフトウエア」の開発をあげた。
1997年5月世界チャンピオンのカスパロフとディープ・ブルーのチェス・マッチが行われ、
対戦結果はディープ・ブルーの2勝1敗3引き分けであった。
ディープ・ブルーとはIBMが開発した超並列のチェス・コンピューターである。
将棋はチエスと違って、相手側から取った駒を自分の駒として使えるので、変化手順は約1億以上といわれる。
コンピューターは常に有効な手を指す様にプログラムされ、
常に最善手(プラスと計算される手)を探し求めるわけだが、
最善手がいつも最善?とは限らないし、その積み重ねだけで勝つわけではない。
「手のないときは端歩を突く」という格言があって、
相手に手を渡すというアバウトで情緒的な思考がコンピューターに備わればもしかしてという期待はある。
プロに勝つソフトが開発されたとする。
だが、電卓と演算能力を競うのと同じで、
コンピューターの技術進歩に驚嘆しても、それが人間の知的能力を凌駕したことにはならない。
近未来、「2001年宇宙の旅」のHALが登場すれば別である。
愛用のチエス盤です。
将棋と同じ感覚で指しても、なかなか勝てません。