旭川東高校卒業50周年で母校訪問したとき、
音楽部のみなさんが校歌でわたしたちを迎えてくれた。
二日間に渡り、いろいろと記念行事を催していただいたが、
彼らの歌が最高の贈り物であった。
旭川東高音楽部の「空飛ぶうさぎ」をお聴きください。
安積高校に負けず劣らず、素晴らしいハーモニーです。
「手をください」 「目をください」
「足を……」 という人もあるけれど
私は見えないことなんか気にしない
目をくださいとは思わない
でもひょっとして
私だって心の中では
そう思っているかもしれない
人は勇気があるんだなあ
うらやましいから言うのかなあ
言ったって思ったって
もらえるわけないのに
どうしたってもらうことはできないもんな
目が見えなくても 人の話を聞いたり
触ったり 嗅いだり
ほんとうに見るよりも
もっともっといろんなことを
思いうかべることができるんだもん
いつか
うさぎが空をとぶことができると思い
人に笑われたこともあるけれど
すごいねって言った人もいた
うさぎは
どうしてとんじゃいけないの
私の心の中では うさぎってとぶんだよ
わたしといっしょに とぶんだよ