小島政二郎「眼中の人」 2015年05月08日 | 日常 戸田公園の桜・・ 今年は行けそうもないので、これは昨年撮った画像である。 石狩図書館で小島政二郎の自伝小説 『眼中の人』 を読んだ。 作中に芥川龍之介と菊池寛がしばしば登場する。 小島にとって、ふたりは親しき友人だが、彼らの才能に驚嘆し尊敬し、 そして大いに嫉妬し煩悶する対象でもあった。 かなり理屈っぽい文章?なので、一字一句読むには相当の辛抱はいるが、 ニヒルな印象の芥川龍之介が実は温和で如才?なく思いやりのある人物であったようだ。 これがわたしにとって意外性があって面白かった。