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立原道造詩集
「優しき歌」から序の歌 「朝に」
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「五月の風をゼリーにして持って来て..」
結核で死の間際にある詩人・立原道造が恋人の水戸部アサイにかけた最期の言葉となった。
わたしの古いアルバムには立原道造「朝に」の詩が書き込んでいる。
おまへの心が 明るい花の
ひとむれのやうに いつも
目覚めた僕の心に はなしかける
・・・
”おまへ”とはアサイさんのことだ。
立原道造の「優しき歌」は十一編の詩から成るソヌットで、アサイさんに優しく語り掛けるようなフレーズから始まる。
だから、最初の一行ですっと詩の世界に引き込まれていくのである。
コロナ恐慌が世界を震撼させているなか、立原道造の詩に触れて穏やかな気持ちで過ごしたい。
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