もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

4402番:分綴法(2)付け足し訂正あり(すみません)

2024-06-29 13:07:04 | 日記

分綴法(2)

 

なぜ分綴法を知っておいたほうがいいか?

それは単に改行するのに便利なだけでなく

e  を [ エ ] と読むか [ ウ ] なのか、あるいは無音か

にかかわって来るからです.

 

アクセント記号がのっかていれば、[ エ ] で

いいのですが、のっかていない e も、

しばしば [ エ ] と読むからです.

 

では 先日の続きからです.前回は3つ

覚えておいででしょょうか?

 

分綴法① 音節は子音の前で切る.

分綴法② 子音が2つ連続するばあいは2つの間で切る.

分綴法③ 母音の連続は間で切ってはいけない.

 

ではつづき行きますね.

 

分綴法⓸ 子音字 + l 、または子音字 + r

     この場合は分綴法②と異なり、間で切らない.

     ただし、rl、lr、ll、rr は分綴法②に従う.

————— ta-bleau [タブロ] 板 

————— cen-tral [サントラル]   中央の

 

分綴法⑤ ch、 ph、 th、 gn も、2つの間で切らない.

————— chè-vre [シェーヴル] 山羊
————— i-gno-rant [イニョラ] 無知な

分綴法⑥ 3字以上の子音字が続く場合は、原則として
     2つ目と3つ目との間で切る.ただしこの場
     合も、分綴法④、及び分綴法⑤の指示は優先
     する.
————— comp-ter [コンテ]  数える
————— es-clave [エスクラーヴ] 奴隷

*  es-clave [エスクラーヴ] は第1音節のe は s という子音
 がうしろに着ているので[エ]、いっぽう第2音節の e 
 はうしろに子音字がないので[ウ]の発音になります.


それから、いよいよ「音節」と「分綴」の違い目について
書きます.

分綴法⑦ 語尾に無音の e 、もしくは「無音のe + s 」
                  がある場合は、発音上は1つの音節をなさな
     いが、綴り字の上では独立した音節となる.
————— Nî-mes [ニーム] ニーム(都会名)

* Nîmes ではmes は分綴法上は音節扱いですが、
発音上ではe に音価がないので音節ではありません.
発音上の音節の定義では、「必ず1つの母音を含む」
ことになっていますから.
 前々回の定義をもう一度書きますと、
   ❶ 1母音のみの音節: à,  et,  ou  など
   ❷ < 子音字 + 母音 > : si,  mes,  tout  など
   ❸ < 母音 + 子音 > : or,  air,  halle
       ❹ < 子音 + 母音 + 子音 > :lac [ラック],  soupe [スプ]

❸のair はai の部分は切れません.(連続する母音)

 
そして最後に
分綴法⑧ 冠詞その他の語の綴りの1部が省略され、
     アポストロフ(’)をつけて次の語と
     合体した場合は、それを1語とみなし、
     2つの間では切らない.
————— l'hom-me [ロム] 人
————— s'il [スィル]  もし彼が

以上です.これで改行も、e の読み方も一度にマスター
したことになります.

 

【卒業試験1】


次の語を分綴法に従い各音節を分けよ.
1: docteur 博士
2: artiste 芸術家
3: sacrifice 犠牲
4: journal 新聞
5: uniforme 制服
6: Afrique アフリカ
7: ambassadeur 大使
8: synonyme 類義語
9: excellence 優秀
10: passion 情念
11: l'aiguille 針
12: Versailles ベルサイユ

————————————————————————————

【解答】

1: doc-teur 博士
2: ar-tis-te 芸術家   発音上の音節は ar-tiste
3: sa-cri-fi-ce 犠牲  発音上の音節は asa-cri-fice
4: jour-nal 新聞
5: u-ni-for-me 制服  発音上の音節は u-ni-forme
6: A-fri-que アフリカ  発音上の音節は  A-frique
7: am-bas-sa-deur 大使
8: sy-no-ny-me 類義語   発音上の音節は sy-no-nyme
9: ex-cel-len-ce 優秀    発音上の音節は  ex-cel-lence
10: pas-sion 情念
11: l'ai-guil-le 針    発音上の音節は  l'ai-guille
12: Ver-sail-les ベルサイユ  発音上の音節は Ver-sailles 

*  ex-cel-len-ce は第1音節のe は子音字x を従えるので
  「エ」と読む.第2音節のe も子音字l を従えるので
  「エ」と読む.第3音節のe も子音字n を従えるので
  「エ」と読むといいたいのですが e のあとに n

        という子音が来る場合「エ」を「ア」に変えて読みます.

  第4音節のe は子音字がつかないので
  「無音」(語末のe は音価ゼロになります)(例外あり)
   (その直前にnn と重なっていたらエンヌとなって
   「ウ」が復活して鼻母音ではなくしっかりnを発音
   させる)

 

【卒業試験2】

次の単語に含まれる e の音価が「エ」であるものを言い

ましょう.

 

1:descendit  

2:en 

3:effet  

4:se    

5:figure   

6:cuvette.

7:encore

8:espoir

9:apprendre

 

————————————————————————————

【解答】

分綴して読めば次の通り

1:des-cen-dit  デサンディ :「エ」、「ア」

2:en  アン:「ア」

3:ef-fet エフェ:「エ」、「エ」

 4:se  ス:「無音」  

5:fi-gu-re  フィギュール:「無音」

6:cu-vet-te キュヴェット:「エ」、「無音」 

7:en-co-re アンコール:「ア」、「無音」

8:es-poir エスポワール:「エ」

9:ap-pren-dre アプランドル 「ア」、「無音」

 

e が「ア」になる話は一度もしてこなかったのですが

すみませんでした. en は「アン」となります.

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4401番:ペルル嬢(135)

2024-06-29 13:04:52 | 日記


ペルル嬢(135)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant

 
————————【135】——————————————

  Puis  il  se  plongea  la  figure  dans  sa  cuvette.
Quand  il  en  sortit,  il  ne  me  parut  pas  encore
présentable;  mais  j'eus  l'idée  d'une  petite  ruse. 
Comme  il  s'inquiétait,   en  se  regardant  dans  la  
glace,  je  lui  dis: «  Il  suffira  de  raconter  que
vous  avez  un  grain  de  poussière  dans  l'œil,  et
vous  pourrez  pleurer  devant  tout  le  monde  au-
tant  qu'il  vous  plaira. »   
  

—————————(訳)———————————————

  それからシャンタルさんは洗面器に顔を浸けた.
洗面器から顔を出したときは、まだ人前に出せるよ
うな顔ではないように思えましたが、私はちょっと
した思いつきが浮かびました.彼が鏡で自分の姿を
見て心配したとき、私は言いました.「あなたは目に
ゴミ粒が入った」と言うだけでじゅうぶんです.そ
うすれば、みんなの前で、あなたの気のすむまで泣
いていられますから.」
 

—————————《語句》——————————————
      
se plongea:(直単過3単) < se plonger (pr) 
se plonger (pr):[dans に] ひたる、潜る
plonger:(自) (水中に)潜る、
plonger:(他) ❶(水に)浸す、漬ける、浸ける、沈める;
   ❷突き刺す、突っ込む      
cuvette:(f) 洗面器
en:ここでは < de + sa cuvette >
en sortit:(直単過3単) 洗面器から顔を上げた、  
présentable:[プレザンターブル](形) 見苦しくない、
   人前に出せる、きちんとした、  
eus:(直単過1単) < avoir  
idée:(f) 着想、アイデア、思いつき、考え  
ruse:[リューズ](f) 策略  
s'inquiétait:(直半過3単) < s'inquiéter (pr) 心配する
inquiéter (他) 心配させる
en se regardant:自分の姿を見ると    
glace:(f) 鏡、姿見  
dis:(直単過1単) < dire (自) 言う
  文法手がかりからは現在形もありうるが、文解釈
  の要素は文法以外にもストーリー展開も物を言う.
  よってここは過去形である.直説法単純過去1単. 
suffira:(直単未来3単) < 
suffire:(物が主語) 十分である、足りる、間に合う、   
raconter:(他) 語る、話す   
grain:(m) (砂や埃などの)粒  
poussière:(f) ほこり、ちり  
œil:[ウイユ](m) 目
  Maman, j'ai une poussière dans l'œil ! .
    ママ、目にゴミが入ったよ.
autant que + 直説法:~するだけ、~の範囲内で  
plaira:(直未来3単) < plaire (自) ~の気に入る、
  ~に好かれる
autant qu'il vous plaira:あなたの気のすむまで 
  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4400番:さすらいの青春(389)

2024-06-29 07:39:02 | 日記


さすらいの青春(389)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼


———————【389】————————————

  «  Ma  pauvre  Moinelle,   tu  es  toujours  aussi
folle,    disait    la   plus    jeune   avec   calme.
  ——Et   toi,   ma   pauvre    Adèle,    toujours  
aussi   entêtée.    Il   y  a   quatre   ans   que  je
ne  t'avais  vue,  tu  n'as  pas  changé  »,    répondait  
l'autre  en  haussant  les  épaules,  mais  de  sa  voix
la  plus  paisible.
  .                              
        
—————————(訳)—————————————

 「あら、お可哀そうなモワネルね、あんたも相変わ
らずお馬鹿さん」、落ち着き払って若い方のお婆さんが
言った.
 「じゃあ、お気の毒なアデーレちゃん、あんたも負け
ず劣らずの頑固者だわ.あんたとは4年ぶりに会ったけ
ど、ちっとも変ってないのね.もう一方の婆さんが応酬
した.だがその声は輪にかけて穏やかだった.
      
  
.————————《語句》————————————

Moinelle:(人名) モワネル、年長の老女  
Adèle:(人名) アデーレ、 
entêté(e):(形) 頑固な、強情な、
entêté(e):(n) 強情者、意地っ張り 
en haussant:(ジェロンディフ) < hausser  
hausser:(他) 高くする、高める、上げる、持ち上げる 
épaule:(f) 肩    
voix:(f) 声
paisible:[ペズィーブル](形) 穏やかな、静かな、温和な、
   平和な、sourire paisible / 穏やかな微笑、
   quartier paisible / 静かな界隈、
   nuit paisible / 穏やかな夜
   mener une vie paisible / 平穏な暮らしを送る 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4399番:過去日記の整理について

2024-06-29 07:16:12 | 日記

過去日記の整理について

 

ブログは一番初め、mixi に書いていたのですが、いたずらされて、

「FC2ブログ」と「ヤフーブログ」に分けて引っ越しました.

その後ヤフーブログが閉局したので、それを「はてなダイアリー」

に移したのですが、「はてなダイアリー」は知らない間に、

「はてなブログ」になっていて、10本使っていたブログは

有料になり、開くことができなくなりました.

現在ははてなブログに、この学習ノートのスペアとして保存しています.

https://elegance555.hatenadiary.com/entry/2024/05/05/112348

というわけで、過去日記はあちこちに分散したり、散逸して消えて

しまったりと不遇の運命をたどっております.

 

そもそもはじめから書いていなかった日も多いので

紛失したとは断言できませんけど...

 

だけどもう本当に、このFC2の残片でおしまいだと思います.

よろしくお願いいたします.

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4398番:FC2より過去日記(重複ならごめんなさい!)

2024-06-29 05:43:25 | 日記

62番:通訳ガイド奮戦記 

【ニューオータニ大阪のお客様】

 
2013年4月6日 (土) (雨)


   【ニューオータニ、午前10時】


   奥様のトレーシーさん、
   旦那のエンディさん、
   仲良く腕組みをしながら登場



ご夫婦 : Hi Sorry to have
       kept you waiting long.
      おはよう。おまちどおさま。


山田  : Good morning Mr. and Ms. Lim.
      Did you sleep well last night ?
      おはようございます。
      睡眠は取れましたか?


エンデ
ィさん : Good enough, thanks.
      ばっちりでっせ。



    きょうは、せっかく
    予定していた関西ボートショウが
    雨で中止になりました。
    それでも、とにかく、
    会場まで行って見るとおっしゃいます。
    
    ご主人のエンディさんは、
    よほど、ボートがお好きのようです。


     【関西ボートショウ】

    阪神高速をおよそ15分。
    西宮で降りて、右へ、左へ、クルクルと。
    ヨットハーバーのほど近く、
    見えて来ましたボートショウの会場。


山田  : Would you like to go in ?
      行ってみます?


エンデ
ィさん : Yes, please.
     はい、よろしく。


   会場の駐車場に車を入れます。
   ショウは中止でも、駐車料金はかかります。
   ご主人の了解を得て、車を駐車。

   
   駐車場から、すぐに、
   陸揚げされたボートが並んでいます。
   いや、もしかしたら、
   新品ボートの展示だったのかも知れない。

   スクリュー部分に
   まったく汚れがなかったから。

   ボートは、5人から
   20人乗りぐらいのものが、展示の平均です。

   そのお値段、
   小さい物で、250万円、
   やや大きめで、500万円。

   映画 

    「太陽がいっぱい」

   に出てくるボートを想像していただければ、
   当たらずといえども、遠からず。

   そういうボートです。

   ボートを背景に写真を撮ります。

   カシャ。(ゆわへん) 


   マリンビルが開いていました。
   中は、ボート用品のお店です。

   奥様、双眼鏡をお買い上げ。すごい倍率です。

   米粒が、米俵ぐらいの大きさに
   見えるすぐれもの。お値段70000円。
   いいのよ、いいの。買ってね。
   ノミが牛の大きさに見えるなんて、
   幸せじゃないですか。

     
     【酒造】
  
   ボートショウ会場から、神戸へ。
   灘の酒造を見学に行きます。

   山田、今回も、「菊正宗」

   やっぱり~おれは、「菊正宗」 しか、

   ご案内できないあほのひとつ覚え。

   白鶴だって、日本盛だって、灘の酒なのにネ。
   あほだね、山田のおっさんは。

     
   奥様、いきなり、試飲コーナーへ、ツカ ツカ ツカ。

   これには、山田、一本取られました。


   ご主人も、遅れて
   やってきました。吟醸酒の試飲です。

   一番うまい酒は、絞りたての酒。
   加熱殺菌処理がされていない生きたバクテリアの
   ある酒。

   これが一番うまいらしい。

   でも、食品衛生上、
   この酒が市場に出回ることはありません。

   たとえば、牛乳を思い浮かべて頂ければ
   わかりやすいと思います。


   牛乳は、絞りたてが、うまいに決まっています。
   でも、バクテリアが潜んでいるので、
   時間がたつと、すぐに飲めなくなります。



     【昼食】

   南京町のステーキ屋さんを
   ご紹介しました。

   ご存知、「吉祥吉」

   山田、通訳だけ果たして、
   退散のつもりでしたが、


ご主人 : No, no, please stay with us
      to share the table and enjoy.
      そうゆわんと、まあ、
      よろしいやおまへんか。
      我々とご一緒に、どうぞ。


山田  : Oh, thank you, if you insist.
      そないに
      ゆうてくれはったら、ほな。


    一番高いお肉を注文。神戸牛の最高級品です。
    一人前、10000円のお肉でっせー。
    1000円ちゃいまっせー。

    1000円でも、贅沢な
    暮らし向きの山田が、その十倍
    食べよりましたでー。

    もう、寿命使い果たしよりましたでー。
    でもまあ、これが人生でっせ。
   
    人生とは


    【 世の中は うまいもん食いたい 
     らくしたい よそのべっぴん抱いてみたい 】


    あかんけどな。


    ヾ(@^▽^@)ノ

    神戸大丸に行きました。
    昨日、ゲットに失敗したエルメス。
    きょうは、神戸でリベンジです。

    さて、神戸大丸は、
    パリ・エルメスの直営店が入っていますので、
    偽造品を
    掴まされる恐れはありません。

    ありませんが、購入できる確率はとても低いのです。

    何も知らなかった山田は、
    先日、在庫確認の問い合わせを電話でしましたが、
     当然、

  
     「 あいにくではございますが、
       只今、在庫切れで
      入荷待ちとなっております。」

     と言われました。

     これは、当たり前のことなのだそうです。

     たとえばですよ。
     銀行に電話して、

      「 日銀からのお金、
       100億円は、入りましたか?」

    と聞いても、

     「はい、入りました。」

    とは、答えてくれない。
    これは、

   「 100億円用意していますので、
    どうぞ、盗みに来て下さい。」

   と言っていることになるのです。


   同様に、エルメスでも、

   100万円以上もする、ケリーや、
   バーキンでは、
   絶対に、電話での問い合わせには、
   正しく、応じてくれることは、ありません。

   エルメス・コレクターは、
   毎日、通い詰めるのだそうです。
   それと同時に、
   積み立て貯金をすると言われています。

   エルメス・クロコ(クロコダイル)では、
   最低500万円からの値がつきます。

   ヾ(@^▽^@)ノ  


   今、そのエルメス直営店のひとつ、
   神戸大丸のエルメスにいます。

   トレーシーさん、先に入店。
   出迎える店員さんに、


     「 Do you happen to have
      some of Birkins or Kellies ?」
     
    ( もしかして、バーキンか
     ケリーの在庫がありますでしょうか?)


   店員さんは、
   トレーシーさんの人となりを見てから、
   ゆっくりと、


    「 Yes, we have one Kelly with 40.」
      
    ( ええ、ケリー40の在庫がございます。)

   ヾ(@^▽^@)ノ
     

   ところが、カバンは、
   出してきてくれません。どうするのかというと、
   別室に通されます。

   山田、のこのこ、ついていくと、


     「 お客様、どういった
       ご用件でしょうか?」


     「 あのな、この人のエスコートや。
      通訳担当の」

   
     「 ああ、さようでございましたか。
      では、ご一緒にどうぞ。」


     「(バッキャロー)
      はい、ありがとうございます。」


     ヾ(@^▽^@)ノ


    我らがトレーシー様、
    ついにお買い上げ~。100万円級ケリー40。

     
      「もっと買っちゃえ。」


    と、勢い付いたトレーシーさん、
    今度は、そごう百貨店へ。

    またもや、ケリーとバーキンをお探しのご様子。
    
   ( な、なんちゅう人や?
   1000円のカバンちゃうで。
   100万円のカバンを
   そないようけ、
   次々買うやこと、せられんで。)

   
   カバンが買えなくても、
   ブラックバーバリで、服をご購入。
   それも、数万円のお洋服。

   バーバリに、ブラックがあったなんて、
   私ゃ知りもうさなんだ。


    【異人館】

   お買い物ツアーがようやく終わり、
   本来の観光へ。異人館のうち、とりあえず、


     「風見鶏の館」

  
   に入ります。

   ドイツ人貿易商、
   ゴッドフリート・トーマス氏が
   自邸として建てた建造物。

   設計はドイツ人建築家
   ゲオルグ・デ・ラランデ(Georg de Lalande)
   明治42年頃の建築。
     
   50歳以上の人なら、NHKが、

   「風見鶏」

  という連ドラを
  放映したことがあることを
   覚えておいででしょう。
  もう、35年も前の話ですが・・・
  もう昔昔の話・・・


    【ポートタワー】

   日没まで、時間つぶしをします。
  六甲で夜景ドライブの日程になっていました。

   メリケン波止場に向かいます。
  昔、アメリカ人が開発したこの港を、
  当時の日本人が、
  アメリカンを、メリケンと聞き間違え、
  そのまま、
  メリケン波止場という名前になりました。

   実に、正直というのは、いいものですね。
  メリケン波止場・・・
  とても、いい名前です。

   ただ、小雨で、曇っていて、景色は灰色です。

   港は雨、日暮れの雨、小糠雨
   ポートタワーに登りました。

   ここで、障害物あり。
  ガイドのライセンスが通用しない。
  旅行会社の社員証を出せという。
  そこで、前回、海遊館で、
  まかり通った名刺を出してみた。 
    
  
   「山田通訳案内士事務所」

  通った。しかも、R の受取りつき。 
  入場料金ひとり600円。
  おふたりなので、1200円

  Rは、10%でアール。
  120円の送客料をいただきました。

  何?どこに渡す金だって? 

  山田旅行会社に! 
  どこにそんな会社があるのかって?
  ここ。ここですよ。
  ここにあるのよ。ゴタのそばに~るんるん


     【裏六甲】


  日暮れて、六甲ドライブウェイに登ります。
  布引から裏六甲へ入ります。
  山田の計算では、夕食場所の


          「グラニット・カフェ」


      に着くころには、真っ暗になっているはず。


   「きれいな夜景が楽しめることでしょう。」


   と、いらんことを言ったため、
   これが、仇となることに・・・・


           ヾ(@^▽^@)ノ
  

   雨脚は、一段と激しさを増し、
   くわえて、風が出て来て、
         さらにくわえて、霧が発生。
   麻雀でいえば、面単平三色ドラドラ満貫~。

   満貫を打ち込んだ山田、
   グラニットカフェの料理で、汚名返上・・・・・

   のはずが、何と、何と、・・・
    嵐のため、本日臨時休業。

     (しまった!)

   これは、添乗員の全責任になります。
         ツアーでは、次の場所に移動するときは、
   かならず、

           「 確認電話 」

          をすることになっています。

   それをしていれば、
   こういう失敗は事前に避けられたのですが、

         アウト。

   嵐のなか、山の中、
        ほかに、食事場所がありません。
   お客様も心配のご様子。


   このとき
   我らがドライバー、積丹半島氏が、提案。

  
     「 六甲ホテルに
                  行ってみましょう。ダメもとで。」


     「 是非、そうして下さい。」

      
      そしてホテルに着きました。
   そしたら、ホテルでは、

   「 ええ、大丈夫ですよ。
         何名様ですか?
            はい、どうぞ、お入り下さい。」

      ヾ(@^▽^@)ノ 

 エレベーターで4階に上がります。

 ここに
 和食レストランと、
   フレンチレストランがありました。


山田 : Which restaurant
     would you like to eat at ? 
               Japanese style
     or French style food ?
     どっちのレストランに
     行きます?和食かフレンチか?


お客様: We' d like Japanese.
      (和食で)


     お茶

   ようやく、食事の席に着きました。
   他に食べる場所がないので、
   お客様も、ドライバーさんも、
         山田も、全員
   やってきましたホテルの和食レストラン。


   さて、メニューを見て、
   オロロク オロロ おどろくことに


   なんと、最低のメニューが
   おひとり5800円なり~~~


   地球に、月ほどの大きさの
   隕石がぶつかりました。
        大爆発をおこしました。

   もはや、人類は生存が
   不可能であろうと、思われたそのとき、



エンデ
ィさん  : Please feel free
       to order whatever you like.
                We pay for you. Please go ahead !
         お好きなものをご注文下さい。
                我々が、あなたがたの分も支払いますから。
      さあ、どうぞ。  


          ヾ(@^▽^@)ノ


   シンガポールは、南の国。 
         南海補陀洛山にすむという、観音菩薩さんとは、
   もしかしたら、シンガポールにすむ
         大富豪のことだったのかも知れない。

       
   エンディさん、さらに、
   極上の赤ワインをご注文。

   山田のグラスに注いで、

     「飲みなはれ」

     という。

   酒はもともと飲めない山田。


    「ひっくり返ったら、あとよろしく。」

   と言って、一口飲んでみた。


   そしたら、これが、飲める。
   酒は、極上であれば、
   飲めない人間でも、飲めるのか!



     【ホテル帰着】

    
   ホロ酔いで、帰って来ました。
   ニューオータニ。もう午後11時。
   ドアマンしかいないので
   ゲストリレーションズへの挨拶はパス。

   ちょうどよかった。酔ってあいさつしたら、
   ガイド人生はおしまい。

   きょうの報酬を受け取って、
   さよなら~。またあした~~。
   明日は、午前11時のお迎えで~~す。


    おしまい
    山田 錦     
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする