もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

4392番:FC2より過去日記(1日目の日記、見つかりました)

2024-06-29 02:36:09 | 日記

1日目の日記、見つかりました.

 

2012年  5月1日 (火)


      きょうは、仕事がありません。
      ないのですが、昨日のカナダのお客様は、
      明日、5月2日に、京都御所と
      桂離宮の見学予定とのことです。


      念のため、宮内庁の御所見学係に電話してみた。
      そしたら、この1日と2日は、連休の谷間なので、
      平日ながら、見学申し込み者が

      殺到していて、当日の申し込みでは、
      定員オーバーで締め切られる恐れがあると
      いいます。

      仕方がないので、きょう、
      申し込みを済ませることにしました。
   
      とはいえ、肝心のお客様は、
      きょうは、先斗町の歌舞練場で、
  
       「鴨川おどり」

      をご鑑賞中です。電話が通じません。

      
      そこで、先斗町に電話。
      舞台ハネの時間を聞き、いざ、出発-。


      きょうの仕事は、無料奉仕です。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


    【2時間後、京都先斗町】

     公演が一日3回もあるのを知らずにいました。
     確かに、一回目の舞台は終わっています。


     さて、お客様は、
     何回目の公演のチケットを
     お持ちだったのでしょうか?


       (うーん・・)


     うなりながら、とりあえず、もう一度、電話。

先方  :  Hello・・・・


山田  : あのー、じゃなかった・・・
英語じゃ・・ ハロー。

   
      Is this the right number
       to Mr.Harvey Tremblay ?
      (ハービーさんでしょうか?)


先方  : Yes・・・err・・・Oh, Mr.Gota !
      Thank you for your nice guiding !
      We enjoyed very much・・・
     
      (はい、・・・えーと、ああ、ゴタさん。
       きのうは、ありがとう。
よかったよ、すごく!)



山田  : Thank you ! Well, Mr.Harvey・・・・
      There's something I have to tell you
      about for tomorrow's visiting place.
      It's about an application for
      Imperial palace and
Katsua Imperial villa.
      
(ありがとうございます。えーと、ですね。
          明日の御所と桂離宮の件ですが・・)
   

先方  : Uh・・
      (はあ・・)


山田  : They say there will be a lot of
people visiting the palace.
      So I think it is necessary for
      you to fill in the form today.
   
   (御所は大勢の人になるとのことで、
       きょう、申し込みを
       する必要があると思うのです。)


先方  : Oh, I see.
       Fortunately we have our
passports here.
       But could you come with us ?
  
    ( そうですか。ちょうどよかった。
今、パスポート持ってますよ。
        でも、一緒に行って頂けたら
いいんですがね。)



山田  : Yes, I was thinking that way.
Where may I ask you are now ?
      (こちらもそう思っていました。
       それで、今どちらに
いらっしゃるのでしょう?)


先方  : We are eating lunch at
an Italian restaurant
      along the Kiyamachi street. 
      (木屋町のイタリアンの店で食事中です。)

ナイフとフォーク
ヾ(@^▽^@)ノ

 
   先斗町歌舞練場から、
木屋町御池のイタリアンの店までは、
   5分歩けば到着です。
   店の名は

     「メリー・アイランド」

    イタリアの国旗が掲げられているので、
すぐにわかりました。
    入れば、ご主人が、振り向いて、
手を振って下さいました。


ご主人  : Thank you for yesterday, Mr. Yamada.
       Take the seat there,
and order whatever you like !
( そこ、お座んなさい。
何でも好きなの注文しなさい。)


    ご夫婦は、ビールとサラダ、
それに、ピザで、ご機嫌よく、午後の
    ひとときをご満悦です。



奥様   : Yamada san,
we watched the maiko dansing.
But we didn't understand
any stories in the act.
What do you suggest ?
      
(ゴタさん、踊りを見てきたのですが
話の筋がわかりませんでした。
        どうしたものでしょうかね?)


 
    はははは、そら、日本人の私でも、
見ただけでは意味不明です。
    パンフレットを見せてもらいましたが、
ストーリーの解説はありません。

    お店の方が、注文していないのに、
スープを持ってきて下さいました。
 

店員さん  : これ、たった今、注文を間違えて、
残ってしまったのですが、
        よろしければ、どうぞ。


山田    :  ドキドキ ありがとう。
じゃ、いただきます。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


    午後3時。お店の前から、タクシーを拾います。

    京都御所の拝観受付は、
宮内庁の事務所になります。

    烏丸中立売のひとつ北の信号で、御苑に入ります。
    タクシーはここまで。

  ≪ 宮内庁の事務所 ≫


係員   :  京都御所は、申し込んでいただけますが、
        桂離宮のほうは、
        もう定員いっぱいで、受付終了です。


山田   :  そんなばかな! 
        だから、来る前に、
電話で確認したじゃありませんか!



係員   :  2時30分の部におひとりと、
        3時30分の部におひとり、別々でなら、
        大丈夫です。


山田   :  だめー。何とかして下さいよ。
わざわざ、大阪から
申し込みに来たというのに。
     


    係員、困ったご様子。
数人集まって、何やら、相談。


係員   : わかりました。
それでは、3時30分の部で、
おふたり受付させていただきます。



山田   : あのー、もうひとり、私はだめですか?



係員   : だめですね。
       でも、京都御所の方は、いいですよ。



山田   : うーん、それで手を打とう。


  ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


山田   : Where is your umbrella ?  
       あれ? Mrハービー、傘は?.   


さっきのタクシーに置き忘れのようです。



山田   : Let me see your receipt.
       レシートあります?


   タクシーのレシートを見てタクシー会社に電話。
   


タクシー会社 : そうですか。今どちらですか?



山田     : これから、
ハンディクラフトセンターに
移動します。
   


   奥様、京都ハンディクラフトセンターに
   行ってみたいとおっしゃいます。
   烏丸一条から、タクシーをつかまえて、
   熊野の京都ハンディクラフトセンターへ。


 ※※※※※※※※※※※※※※


   傘の連絡が入りました。
   やはり、タクシーの中に、忘れていたとのこと。

   ただし、ここ、ハンディクラフトセンターに
   届けてもらうには、
   そのタクシーの現在地から、
   メーターを倒してくる、というのです。

   これは、違法です。
   タクシーは、乗客をのせて、
   運賃をもらう、という規定があります。
   ものを運んで、輸送料金をとるのは、
   旅客運送法では、認められません。

   まあ、そんなことを問答しても、始まらない。

   とりあえず、お断りして、いつか、
   ついでのときに、
   南区のそのタクシー会社に
   取りに行くことにしました。

   そもそも、
   1000円ほどの傘に、2000円・・・
   か、いくらかは知らないが・・・
   それ以上に高い料金を支払って
   回収する意味がありません。


  ※※※※※※※※※※※※※※

  
   このあと、奥様は、

   「骨董家具を見たい。」

   とおっしゃいます。
   岡﨑の三条神宮道を上がったところに、あります。
   歩いて行きました。

途中、平安神宮の大きな鳥居で、立ち止まります。


山田   : This is the biggest torii with
       vermilion color in Japan.
       ( 朱塗りの鳥居では、
        日本一大きい鳥居です。)


ご主人  :  With vermilion ?
        (朱塗りって?)


山田   : There is another big torii
       in Meiji shrine in Tokyo.
       That torii is with no color.   
       
( 東京の明治神宮にも、
 大きな鳥居があるんです。
 むこうのは、色がないので。)



※※※※※※※※※※※※※※

    【午後5時】


ご主人  : Thank you, Gota san.
       I have to pay for the guiding.
       
     ( ありがとう。
あなたにガイド料金を支払わなくては。)



山田   : No, that's not necessary.
       (いいえ、それには及びません。)



ご主人  : Thank you. Then tomorrow.
       What time will you
       be coming tomorrow?
       
     ( ありがとう。じゃ、
あしたまた。何時に来てくれます?)



山田   : Then 8 O'clock in the morning.
       では朝8時に。



ご主人  :  Using the same taxi ?
       (昨日のタクシーなの?)



山田   : Yes,if you like it.
       (はい、よろしければ)


  三条神宮道でお別れです。
  まあ、一応明日のための営業活動をしてきました。
  おしまい。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※   

 山田 錦(ゴタ) 

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4391番:FC2より過去日記(重複ならすみません)

2024-06-29 02:24:43 | 日記

2日目ですが1日目は紛失したようです

2012年  5月2日 (水)

  【通訳ガイドのお仕事 二日目】


午前7時45分。西山旅館フロントにて。


山田 : おはようございます。
     ガイドの山田です。
     8時ご出発のハービー様2名さまを
                お迎えに上がりました。


フロ
ント : あ、はい、えーと、ハービー様、
             8時のお迎えですね。しばらく
        お待ち下さい。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

午前7時50分。トマトタクシー到着。

午前7時55分。ハービー様ご夫妻、お出まし。


山田  : As I suggested yesterday,
      we have time for one place to
                  see until 10;00AM.
        Philosopher's road and Ginkakuji
                 silver pavilion,
       the place I think I will
              show you at first today.
         
           ( お伝えしましたように御所の見学時間まで、
               少しお時間がありますので、
      哲学の道と、銀閣寺に、ご案内致します。)

ドライ
バーさん:  じゃ、山田さん、若王子に着けましょうか?


山田  : え? ニャンコ王子? 

ドライ
バーさん: いいえ、ニャクオオジ。


山田  : あ、ああ若王子!
      また、うちのネコかと思った。
                 ゆきぴょん王子かと。


ドライ
バーさん:どうしましょう?


山田 : いいえ、法然院の辺りで、
              降ろしてもらって、あと、すみませんが、
     銀閣寺の駐車場で、待機していてもらえますか?


ドライ
バーさん:了解しました。


       ヾ(@^▽^@)ノ

   午前8時10分。辺りは静かです。
         結局、哲学の道ではなく、法然院にやって来ました。
   入り口に立て札。

     「不許葷辛酒肉入山門」

    葷辛酒肉(クンシンシュニク)、
         山門(サンモン)に入るを許さず、

と書かれています。

    葷辛(クンシン)とは、ニンニクやニラ、
    ネギなど、臭いのきつい野菜のこと。
    つまり、ここのお寺は、ニンニクはもちろん、
    酒も、肉も ダメ、ということです。

    何?失礼だって?
    ああ、あなた、お肉たくさん、
    身体についているのね。ゴメンナサイ。

    山門を入ると、両側に、土盛。


山田 : Two mounds of sand represent the salt.
     Salt has been believed to have power
     to drive away the evil spirits.
     While you go through
     between the two mounds,
     the salt power expel
     all bad spirits around you.
     And you are free from the evil.
       
    (土盛はね、塩を表しているのです。
     塩は悪気を駆逐する力があると信じられています。
     その真ん中を歩いていくと、悪気が払われます。)


ご夫妻: Don't they use real salt ?
    (本物の塩は使わないんだ。)  


 
山田 : Because salt out !
    (sold out のダジャレ。 無視された。)
    (塩は売り切れなの!)


山田 : A famous monk, Honen lived in a hermitage
     in the Kamakura period or in around 1200. 
     This was the origin of this temple.
     (1200年ごろ、法然というお坊さんが、
     この地に庵を結んだのが始まりです。)
 

   朝、まだ早いので、本堂は開いていません。
   本堂では、散華といって、内陣に
   季節の花が、25輪、撒かれているのです。
   見られなくて残念!

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

   哲学の道に出ました。
   ここから、銀閣寺までは、すぐです。
   少し歩いて、左下の駐車場で、
   待っている都タクシーの
   ドライバーさんにお声かけ。


ドライ
バーさん: 私もご一緒させていただきます。


山田  : よろしくお願いします。


   銀閣寺参道を4人で歩きます。
   ところどころ、軒の上に、鍾馗さま。
   ご主人、そのひとつひとつを、
   カメラに収めています。


ドライ
バーさん : あのね。ここのお家が、
       一番はじめに、大文字の送り火に
       火を点けるのですよ。

       代々そのお役を担っている旧家
       なんです。

    
   ヾ(@°▽°@)ノ

  さすが、地元のドライバーさん。
  よくご存じで。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※  


   【銀閣寺にて】


ご主人 : Oh, simple pavilion !
      No silver is attached.
     (なんとシンプルな!
      銀泊は張っておまへんがな。)


山田 : The 8th shogun Yoshimasa,
     the founder was dead before
       the pavilion was
              brought to completion.
              So silver work remained undone.
    
           (完成を見ずに、義政は逝去したので、
              銀泊を施すことは出来なくなりました。)


 雨が銀閣にしっとりとした
 詫びの風情を添えました。
   
 時刻は午前9時。
 山田、少し、時間が気になり出しました。
 10時に10分前までには、来ていて下さい、
 と言われたことが、気にかかっていました。
 ドライバーさんに、
  
   「裏山には、もう登らないでおきましょう。」

 と、耳打ちします。


ご主人 : The wet moss makes the garden much
       more subtle and profound.
     (苔が雨でしっとりしていいね。幽玄だよ。)


山田  : Yes, indeed.
             Actually, Yoshimitsu was
             interested in the Saihoji
             Temple that boasted beautiful moss greenery.
             He, in my opinion, imitated that
            garden of Saihoji Temple
            when he designed this silver pavilion.
        
    (実に、そうですよね。義政は、 
     苔寺に関心がありましたので、
     思うに、その寺の庭を真似たのでしょう。)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※  

  ドライバーさんは、
  
  「まだ、大丈夫だから。」

  と、アドバイスして下さいましたが、気の小さいゴタ、
  午前9時10分に銀閣寺を出ました。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

   午前9時20分。銀閣寺駐車場を出発。
   今出川通りを西へ。
   しばらく進みますと、両側に京都大学の学舎。

山田 : On the left,
     the nearest building belongs to science
     and technology faculty,
     the next one belongs
     to literature faculty.
     On the right, the precincts belongs
     to the agriculture faculty.・・・・
    
(左の建物は工学部、
 その向こうは文学部、右は農学部で・・・)

 よくまあ、言えたものだ。
 ええかげんなガイド。京大生が聞いていたら、

  「あほか、このおっさんは!」

 と、怒鳴られそう 。

  
 【反省】: 知らぬなら ゆうのは 吉田山(よせ)にせよ
    

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

      
   【京都御所】

  ドライバーさんのおっしゃった、

「まだ大丈夫ですから、
 裏山に登って、銀閣寺を見下ろせますよ。」

の言葉が身にしみた。まだ、時刻は9時30分。
御所は、9時40分まで入場出来ません。

しばらく、休憩所で待機。
ご主人、うどん屋の前で、じっと立っています。

   (食べはるんやろか?)

奥様は、おみやげを眺めていらっしゃいます。

山田は、時計を眺めてる。(あと、3分・・・・)


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

  
  おまたせ~。やっと、9時40分。
  入場しました。ただし、入ってからも、尚、20分の待機。


  【反省】 ベテランドライバーさんの忠告は、
                    素直に聞きましょう。

   ここから先は、宮内庁専属の通訳ガイドさんが案内します。
   山田のええかげんな通訳ガイドは、お払い箱。

   まあ、それでも、
   ベテランガイドさんの案内を見て、お勉強。
   一緒について入りました。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

    三日間の滞在中、奈良を予定に
    入れておられたご夫妻ですが、
    午前10時~11時の京都御所、

    それと、午後3時30分からの
    桂離宮の見学、というスケジュールでは、
    ちょっと、無理のようです。


山田  :  I hope you will come back
       some day soon for Nara.
      
      (また、今度、日本に来て下さい。
       奈良はそのときに。)

 
ご夫妻 : Oh, definitely we will.
       (ははは、そうですとも!)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

    家具のアンティークショップめぐりは、
    きょうも続きました。
   
    御所を見学中、
    ドライバーさんが調べておいて下さいました。

   それは、下鴨にありました。
   下鴨本通り沿い、糺の杜辺りに、ありました。

         その家具屋さんは、英国調がメインでした。
   奥様は、日本風のアンティーク
   をお探し。

   お店のかたのご協力で、
   外国人好みのアンティーク家具のお店を
   探しましたところ、寺町高辻上がるにある、
   とのことで、レッツゴー。

   そして、その店はありました。
   あったのですが、そもそも、家具なんて、
   ここで買って、どうして、カナダに
   持って帰るの?不思議、不思議。

   結局、お買い求めになられたのは、茶道具数点。
   昨日、歌舞練場でのお点前
   が、忘れられなかったようでございます。

     「 Yeah、 one of maikos poured hot water
      into the cup whipped with tea whisk
       in front of us and served the
       tea to each of us.
                It was very impressive .」

               (舞姑さんがね。目の前で、茶筅とかを使って、
                お茶を点ててくれたの。
      とても印象的でした。)     

      歌舞練場で、舞姑さんが
               入れてくれたお茶がよほど、
               よかったのでしょう。
       何度も、言っておられました。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

   
    お昼は、奥様は、おそば、
          旦那様は、うどんがいいと言います。

    午後は嵐山の「天龍寺」を予定していましたので、
          その方面で、
    適当なところをドライバーさんに
          案内してもらいました。


    それは、清滝方面に進んだところにありました。
    お店の前に、秋篠宮さまの写真がありました。
          写真には、
   
    「平成6年」
   
   と、書かれていましたので、
        もうずいぶん、昔のことですが、お若い紀子さま
   の姿もありました。


   ただ、外国人用のメニューがなく、
       チョイスするには、定食以外メニューに写真もなく、
   よって、「うどん定食」と「そば定食」以外は、
       やま勘で注文することになります。

    結局、無難に、奥様が、「そば定食」、
    旦那様が、「うどん定食」、
     我々クルーが、同じく、「うどん定食」

  これで、お一人、980円。
      まあまあ、こんなものでしょう。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
  
    【天龍寺】

  今回の旅のテーマは、「庭園」ですので、
   加山画伯の「雲龍図」は、パスしました。
 そして、雨ということもあり、
   本堂にあがることも、割愛。

 目指すは、曹源池。
 造園は夢想国師。

 当寺院は、1994年12月、
  ユネスコ世界文化遺産に古都京都の文化財として、
 一連の寺院とともに登録。


奥様  : Oh, there is bamboo grove up there !
       (あら、竹林があるのね。)


山田  : Yes, there are some groves
    there outside of this precincts.
     
        (はい、ここを出れば、
           幾つかの竹林があるのですが・・・)


   それとなく、ドライバーさんに、


   「 北門から出るので、
     大河内山荘の下まで、回送してほしい。」


   ことを暗に匂わしたが、意に介さず。
   そりゃ、そうだ。自分でも、いやなことを
   人に言うべきではなーい。
    
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

   【渡月橋】

  いつこの橋が出来たかは、定かではないそうです。
  立て札には、承和年間(834年 - 848年)に
  僧、道昌が架橋した旨が解説されています。

  まあ、どの説によっても、亀山天皇
 (この渡月橋の名付け親)の御代には、あったらしい。


  現在の橋は、昭和9年の鉄筋コンクリート製。
  ただし欄干部分は木造。

  カメラ撮影の時間は、3分間だけ。
  桂離宮の集合時間は、午後3時30分。

  只今、時刻は、午後3時。
      気の小さいゴタ、内心、あせっております。

  ドライバーさんは、平気。

   「 何、大丈夫ですってば。
     10分あったら、着きますよ。」


  うっそー。信じられない山田。
  とにかく、遅延したら責任はゴタにのしかかる。
  午後3時5分。渡月橋を出ました。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


   【桂離宮】

  ところが、本当に、10分で、到着してしまいました。
  何と、すごーい。

  抜け道を駆使して、
  嵐山ロイヤルハイツの堤防を走り抜け、
  上野橋を渡り、
  さらに、桂川沿いを縫うように貫通しました。
  あざやか!
  

山田   : Our driver is a veteran
       with more than 10
        years of experience.
        (この道10年のベテランさんです。)


ドライバー: なんちゅうことを!まだ、駆け出し者です。
さん


   午後3時15分。桂離宮の入り口に、
   見学者が集まっています。まもなく、入場です。

   ここは、皮肉なことに、
   日本語ガイドしかつかないのに、
   山田は、エスコートが
   出来ません。


山田  :  いってらっしゃーい。
       I'll be here shortly before
                    the tour is over at 4:30.
       (終わるころ、お迎えに来ますのでね。)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※   

    さて、今度は、山田とドライバーさんが待機です。
    約1時間の間、何をするか。
   それは、昨日、お客様が、タクシーに忘れた傘
  ( これは、西山旅館の傘でした。)
   を回収にいく用事。

  乗ったタクシーは、葵タクシー。
  その南区にある営業所に、傘が保管されています。
  我らがベテランドライバーさん、
  その営業所の所在地をご存じです。


  鼻歌まじりに、八条通りを東へ。
  どこか、山田の知らない道で、クルクル回ります。

  方向音痴の山田、もう、西も東もわからない。
  わからなくても、到着-。

  ああ、プロのタクシードライバーは、すごいなあ!


    「ああ、はい、この傘ですね。」


    「はい、ありがとうございます。」


  そして、無事回収。任務完了。桂離宮に引き返します。

※※※※※※※※※※※※※※※

   午後4時。もどって来ました。

   お客様が戻られるまで、時間は、まだ30分あります。

   今度は、コンビニに寄ってもらいました。
   忙しい山田。   

   ドライバーさんに、
   トマトジュースとバウムクーヘンを買ってきました。
   余計なお世話だったかも?

   リコピンにはまっている山田。
   

   午後4時30分。


  桂離宮のツアーは終了。

  出口にお客様をお迎え。

  きのうの傘が戻ってきたので、お客様

  日本人による日本語ガイドでした。
  こういう場合、ガイド料金を割引するべきでした。
  が、しっかりもらってしまった。
  すみません。


   午後5時。お宿に戻りました。

   車から降りて、握手で、ごあいさつ。


ご夫妻  :  Thank you for today.
       It was a wonderful day spending with you.
       (ありがとうございました。)


山田   :  Come back soon to Japan
       for Nara sightseeing
       that we will put aside for you
       for next time.
       
      ( 奈良観光が残ってしまいましたね。
       是非またいらして下さい。)

  
   そして、びっくり。我々におみやげです。

   カナダのメープルシロップを
   山田とドライバーさんに下さいました。

山田&
ドライバーさん : Thank you very much.
          You shouldn't have.
          Oh,Thank you. Very much interested
          in the Canadian syrup.
 
          ( ありがとうございます。
          しなくてよかったのに。
          すみません。
          でも、カナダのシロップか。すごい。)


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※おしまい。

   山田 錦(ゴタ)     
    

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4390番:FC2でゴタが学習日記を投稿した学習第1号

2024-06-29 02:08:40 | 日記

FC2でゴタが学習日記を投稿した学習第1号

 

フランス語講座

「マカバーヌ オカナダ」を教材にします。
you tube か、ニコニコ動画で探してみてね。
検索は、

 ma cabane au Canada

で見つかると思います。

https://www.youtube.com/watch?v=23nrq5RBMnk


リーヌ・ルノーが歌ったこの歌は、
1949年、ACCディスク大賞を取りました。

 

1) Ma cabane au Canada
2) Est blottie au fond des bois
3) On y voit des ecureuils sur le seuil

4) Si la port'n'a pas de clef
5) C'est qu'il n'y a rien a voler
6) Sous le toit de ma cabane au Canada

7) Elle attend
8) Engourdie sous la neige
9) Elle attend

10) Le retour du printemps
11) Ma cabane au Canada
12) C'est le seul bonheur por moi

13) La vie libre qui me plait
14) La foret
15) A quoi bon chercher ailleurs

16) Toujour l'elan de mon coeur
17) Reviendra ver ma cabane au Canada


18) Mais je reve d'y emmener
18) Celui qui voudra me suivre
20) Bien avec moi
21) Si tu veux vivre au cher pays
22) Ou je suis ne


23) Ma cabane au Canada
24) J'y reviendrai avec toi
25) Nous rallumerons le feu tous les deux

26) Nous n'aurons pas de voisins
27) Parfois seul un vieil indien
28) Entrera dans ma cabane au Canada

29) Je te dirai
30) Le nom des fleurs sauvages

31) Je t'apprendrai
31) Le chant de la foret

33) Ma cabane au Canada
34) Tant que tu y resteras
35) Ce sera le Paradis

36) Mon cheri
37) A quoi bon chercher ailluers
38) Je sais bien que le bonheur
39) Il est la, dans ma cabane au Canada

 

 1) カナダの私の小屋は
 2) 森の奥に隠れている。
 3) 敷居の上には、栗鼠の姿が見える

 4) 戸締まりが、していないのは
 5) カナダの私の小屋の屋根の下には
 6) 盗むものが、ないからだ

 7) 小屋は待っている
 8) 雪の下にかじかんで
 9) 小屋は待っている

10) 春の帰りを
11) カナダの私の小屋
12) 私にとっては、それが唯一の幸福

13) 私を楽します自由の生活
14) おお森よ
15) 他所を探して何になろう

16) 私の心はいつも
17) カナダの私の小屋へと戻る


18) けれど私は、私についてきたいと願う人を
18) そこへ連れて行くことを夢みる
20) 私と一緒にいらっしゃい
21) もしもあなたが私の生まれた懐かしい国で
22) 生きることを願うなら


23) カナダの私の小屋
24) そこへ私は、あなたと一緒に戻ろう
25) ふたりでまた、火を燃やそう

26) 私達には隣人もなく
27) ただ時々、一人の年老いたインディアンが
28) カナダの私の小屋へやってくるだけ

29) 私はあなたに話しましょう
30) 野の花々の名前を

31) 私はあなたに
31) 森の歌を教えましょう     

33) カナダの私の小屋は
34) あなたがそこにいる限り
35) 楽園さながら

36) 愛しい人よ
37) 他所を探して何になろう
38) 私はよく知っている、幸福は
39) あそこ、カナダの私の小屋にあることを

  


 ※ 改行の都合で、一部、訳語を前後させています。

※※※※

きょうは、attendre の現在形を勉強しましょう。

──────────────────────────────────────

      attendre (待つ)   直説法現在


J'attends   私は待つ        Nous attendons 私たちは待つ
ジャタン                ヌーザタンドン

Tu attends   君は待つ      Vous attendez みなさん方は待つ
テュアタン               ヴーザタンデ

Il attend    彼は待つ      Ils attendent   彼らは待つ 
イラタン                イルザターンド

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4389番:FC2より過去日記(すでに投稿して重複かも)

2024-06-29 01:54:22 | 日記
2010年  5月26日(水)


午前9時15分。ホテル・グランヴィア京都にて。

久しぶりの、通訳ガイドのお仕事です。
お客様は、インドはニューデリーの郊外から
おいでの、観光客です。

Mr.Jain Prashant(ジャイン プラシャントさん) と
ご家族です。

4名様のご案内のため、
きょうは、中型タクシーに乗り換えての、お迎えです。

因みに、小型タクシーと中型タクシー、
一体どこが、どう違うのか?

答えから言うと、違いは、室内の広さです。

ただし、横幅は、同じ。
えっ?あなたのことじゃありませんってば。

前後に15㎝ 長くなっているため、足が、伸ばせます。


はじめに、お客様にお会いしたら、

 「 Thank you for selecting
   me as your driver today.
   I 'm very happy
   to have you in my car.
   My name is Nishiki Yamada.
   Please call me Nishiki.」


「 本日は、ご指名いただき、
 ありがとうございます。
 お迎えできて、光栄です。
  私の名は、山田 錦です。
 どうぞ、錦とお呼び下さい。」


先方さんは、ここで、
握手のため、手を伸ばします。
名前は、何だか、言っていますが、
よく、聞き取れません。
聞き直すのも、失礼かと思い、
そのまま、スタートしました。


「I hear that some of places 
 that you 'd like to visit
 are Kiyomizu Temple,
 Kinkakuji Golden Pavilion,
 Ryoanji Temple and
 Ginkakuji Silver Pavilion. 」


「清水寺、二条城、金閣寺、龍安寺
 銀閣寺などを、お聞きしていますが。」


「Exactly. さようじゃ。」


実は、インド人の案内は、2度目です。
1回目は、ちょっと、
ローカルな話で、すみませんが、
GICSSメールで、
お便りさせて頂いたときの、お仕事です。
当時は、まだ、タクシー運転手じゃなく、
山田・ツアーの旗をもっての案内でした。


共通して、言えることは、
聞き取りが、むつかしく、
3回ぐらい、聞き直します。

家族間では、(たぶん、あれは...)
ヒンズー語で話しますので、
私には、何のことか、まるでわかりません。 
ナマステー。 わからんのでカンニンステー。


さて、コースは、上記順、

清水寺~二条城~金閣寺~竜安寺

の順で、進めました。

最も、混雑する清水寺を先に済ます、
これは、もはや、鉄則です。

今回も、インドの人は、勉強熱心です。
私が、説明を始めると、
子どもたちは、喋るのを止めて、
真剣に聞き入っています。

夢で、清水を探せ、と言われたお坊様が、
ここで、その清水を見つけた。
そのとき謎の修行者から、霊木を授かり、
それで、観音像を彫った。

そこに、庵を結んだのが、清水寺の始まりで、
平安京造営の数10年前のこととされている。
などなど。


ヾ(@^▽^@)ノ


二条城では、勅使の間に関心を示されました。

すなわち、天皇の使いの者でも、
将軍より、上座に座る、
ということに、感銘を受けた様子でした。


ヾ(@^▽^@)ノ


金閣寺への、道中、建て売り住宅をみて、


「How much dose one house cost
 if you buy it? 家一軒いくらするの? 」


「3000万円だよ。」


ワォーッ、とは、言わなかった。
山田じゃあるまいし。


金閣寺でも、私が説明をすると、
全員で、聞き入ります。
何と緊張することでしょう。

有力貴族である西園寺家は、
14世紀末には、
落ちぶれて、困窮状態にあった。
義満は、畿内の領地と引き替えに、
この、衣笠の山荘をもらい受けた。

境内には、今も、西園寺家の、氏神である白蛇、
その白蛇の生息地に塚を設けて、祀っている。 


境内の道祖神に投げ入れられた、コインを見て、

「How much should we toss ?]

「1 yen will do. Anyway,
  God is very busy to meet
  all wishes of those who tossed here


「いくらお賽銭すればいい?」

「あー、神様、お忙しいので、
 1円でいいですよ。
 こんな多くの人の、願いを聞くので、
 あなたの番が来るかどうか。」


ヾ(@^▽^@)ノ


龍安寺に到着。
ここの、駐車場で、お昼ごはんです。

さっき寄ったコンビニで買ったお茶と
ジュースを飲みます。

ジャインさんは、
持ってきたリュックサックから、
ナン(パン)を取り出します。

薄い薄い、ナンというか、
昔、お正月に焼いて、
あられのように膨らんだおもちのようです。
でも、パンのようでした。
ちょっと、ピリカラでした。

龍安寺でも、同様、説明者が神様のよう。
(化け者かもよ) 熱心にお聞きです。
あんまり、うそ言えないし、つらいです。


清水でも、金閣でも、そして、ここ、龍安寺でも、
英語の説明パンフをお買い上げです。
うそ放送局、こまっちゃう。


京都ハンディ・クラフト・センターに、お立ち寄り。
日本刀を、おみやげに、買おうとしています。

東南アジアの税関では、
まずもって、日本刀は、おもちゃであれ、
没収の憂き目にあいます。

心配して、係員に、そっと、


「どうしましょ?」


と言ったら、向こうも慣れてらっしゃる。


「大丈夫。インドに発送しても、没収になります。」


えっ、えーっ?

 車


銀閣寺では、何にもありません。
何を説明するか。
もう、侘び、さび、しかありません。
何にもない寺ですから。


You can feel the ancient atmosphere
at this temple,
with green moss and
the simplicity the silver pavilion has.

If you feel some loneliness and
pathetic beauty in it,
that's probably the wabi and sabi.


苔や銀閣のシンプルさでもって、
お寺の古代的雰囲気が感じられます。
その中に、寂しさとか、
美的感傷を感じたら、
それが、侘びさびなんです。


ほんまかいな。  

ヾ(@^▽^@)ノ

午後5時。ホテルに戻る。

精算。つりはいいよ。と言う。

(カッコいいなぁ。)


山田 錦
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4388番:FC2ブログ過去日記(重複ならごめんなさい)

2024-06-28 21:46:08 | 日記


 2014年 2月8日 (土)

 

ヴァージリオさんと、ベネットさん・・・
それが昨日ご案内したおふたりの名前でした。 
きょうも、また、4時間観光のガイド役をお
受けいたしました。  きょうは、伏見稲荷大
社に行くのだそうです。😃  


 【カンラ、午前10時】 

ゴタ  : おはようございます。 
フロント: おはようございます。 
XXさん: ゴタさん、きょうもよろしくお願いします。 
ゴタ  : 連続のお仕事、ありがとうございます。    

お客様は、只今、食事中です。カンラでは、朝食レスト
ランは、フロントから、覗き見ることができます。 
いつもなら、ツカツカと入って行って、予定をお聞きす
るところ。    
でも、きょうは、伏見稲荷大社だと聞いていますので、
特に、打ち合わせはありません。 五重塔については、
きょうのお客様の場合、二階まで、登っていける法観寺
(八坂の塔)の方が面白いだろうと思い、電話をしてみ
た。 が。
残念、お休みです。 (´・ω・`)      


【伏見稲荷へ】 

ヴァージリオ・
ラッシーさん:Good Morning, Mr. Gota. 
              Thank you for waiting for us. 
              ゴタはん、おはようさんどす。                                待ってくだすって、ありがとうござんす。 

ゴタ    :Good morning.Mr....ererer 
       おはようございます。ミスター...えーと、 

ヴァージリオ・
ラッシー  : Virgilio Russi.                    
        ヴァージリオ・ラッシーだす。 

ゴタ    : Mr. Virgilio Russi. 
        ヴァージリオ・ラッシーはん。 

ベネットさん: Good morning, Mr. Gota. 
        Do you remember my name , Bennet ? 
        おはようさん。私の名前は、覚えてはります?                   ベネットでっせ。     

  【教訓】 名前は、必ず覚えておこう。
       翌朝、パニックにならないためにも。      
       ただ、ゴタの場合、普通の通訳ガイドさんと、。
       少し違うところがある。     
       それは、ゴタが、長年、タクシードライバーで
       あったこと。 
         
       そのため、ゴタのお客様は、原則として、
       タクシー時代の客と同じである。 
    
       タクシードライバー時代に、無線で、
       呼んでもらったホテルや、旅館がほとんど
       なので、原則として、仕事を受けるのは、
       当日か、前日である。 
    
       お客様の名前は、お会いするときまで、
       わからないのが、普通のケースである。 
       それが、エージェントの仕事と大きく
       違う点である。     
       
       エージェントからの仕事では、名簿をもらう。
       ただし、ひとつ、厄介なことがあって、
       たいていの場合、そこに、たとえば、
       ベジタリアンだとか、豚肉は食べない、とか、     
       めんどくせーことが、書かれている。     
       ちゃんと、してあげないと、クレームが来る。                    その他、違う点といえば、
       普通のガイドは準備期間がある。     
       登録先の旅行会社もしくは、代理店から、
       1~2ヶ月前に仕事を受けるが、     
       中には、半年先というのもある。     
       近年は、パソコン上で、ガイドを募集する
       という形式が増えている。     
       こんなヤフーオークションみたいなやり方、
       反対!おやめになって     
       
       烏丸通りを横断して、南行きのタクシーを
       拾います。    
       タクシーは、烏丸七条ではなく、
       手前の路地を入って行った。     

       この辺り、客にめっちゃ、気を遣っている。     
       烏丸七条の交差点は、やや、西に振っているので、
       遠回りに感じるからである。     
       しかし、実際は、東本願寺に、遠慮して、
       道がお寺の前でワインドしているから、     
       そう感じるだけで、決して遠回りではない。     

       ここが、京都のタクシードライバーの辛いところか。 
       師団街道を南。稲荷新道で、左折。
       
       タクシーは、参道前につきました。 

ゴタ : Here we are.   着きましたよ。    

     タクシーに乗る前に、セブンイレブンで、
     換金を済ませたヴァージリオさんが、支払います。        
     参道を歩きます。鯛焼きの屋台の前で、立ち止まり、 

ヴァージリオさん: What that ?               
          これ、何や?  ゴタ       
        : A kind 'f pan cake. Sweet red bean paste is 
          put inside like that. We call them taiyaki. 
          Tai is a Japanese counter part of sea bream.                      ホットケーキですな。      
          中にあんこが入ったホットケーキっちゅう
          わけでっさ。(?ちょっと、ちゃうかも。)        
          

     自分のガイドに、ときどき、自信がもてない
     ときがある。まあ、ええやん。 

ゴタ    : Would you like to try ?             
        食べはる? 

みなさん  : No. いらん。    


     【手水舎】   
   普通は、ここから案内しますが、時と場合による。
   こんな寒い日には、手を洗うのも、口をゆすぐの
   も、もうええやん。   

ゴタ : As a fundamental rule we should be prepared 
     for being in front of God by washing hands 
     and rinsing in the mouth. But today is exception 
     on this cold day like today. Let's skip it. we are 
     all born to be purified. 
     ホンマは、神の御前に出るときは、
     禊ぎをするのですが、      
     こんな寒い日は例外ですわ。      
     手を洗うのんは、パスしまひょ。      
     我らは、生まれつき、清らかなんだから。     
     😃

  とか、何とか、屁理屈こねて、手水舎をパス。       
  本殿では祝詞(のりと)をあげています。 

ゴタ : The priest is reciting the Shinto prayer. 
     神主さんが、祝詞をあげてはりますわ。 

神主 : 何とか かんとか はじめちょろちょろ 
     なかぱっぱ. 赤子泣いても わしゃ知らん~ 
     かしこみ~かしこみ~ 

ゴタ : Oh listen. There is a music called Kagura a kind 'f 
     court music played. 
     あ、神楽や。宮廷音楽の一種でっせ。
     聞こえますやろ? 

みなさん: Yes. but what is he doing with that bough 
      with strips of paper ?        
      そうでんなあ。せやけど、あれ、何しとり
      まんねん?あの紙切れのついた木の枝で。 

ゴタ  : He is now exorcising evil spirits from the 
      believers in front of him. 
      あれは、お祓いですやん。お祓いして、
      悪霊退散させてまんねん。 😄            


  【千本鳥居】    
  
  鳥居の奉納は、1本100万円すると言ったら、
  びっくりなさいました。でもな。この手前の大きな
  鳥居は、130万円。それに、名前を入れてもらうと、    
  プラスん10万円。奉納儀式で、支払うお金が別にか
  かる。       
  150~180万円ですねんけど。ほんで、
  寿命があるので、ええとこ、30年ですねん。   

  「テリブル」 を繰り返すお客様。terrible 
  (テラボーとゴタは発音している)    
  意味は、「えげつなー」  😃    


   【奥の院】    

奥の院では、重軽石にチャレンジしてもらいます。   
あなたの胸辺りまでの高さの石灯籠が、ふたつあります。   
その両側、灯籠の上に、まあるい石の玉がチョコンと
置いてあります。   
その石をどうするか。食べられません。その石を・・・  
持ち上げるのです。    が   その前に、
その石の重さを想像してみます。   
それから、持ち上げるのですが、思ったより重いと、
あなたの願いは叶わない と言います。

逆に、軽かったら、心願成就します。   
おふたりとも、軽かった、とおっしゃいます。   
よかったねえ。   ほな、次、行こうか。     
😄    

【本町通りからタクシーに乗って、三十三間堂へ】  

稲荷大社を出た本町通角には、お漬け物屋さんがあります。
ここは、「すぐき」  
(これは、suguki としか言いようがない。)  
という、ちょっと変わったお漬け物を売っています。       
そのもとの正体は、「かぶら」 turnip  
で、普通のお漬け物との違いは、このお漬け物は、     
「ラブレ菌」labre   という     
「乳酸菌」 lactobacillus の一種で     
発酵させたお漬け物。加熱殺菌していないので、
乳酸菌は生きたまま。   ・・・てなことをいうと、   
「他のバイキンも生きてますのか?」   

ということになりますが、   
もちろん、素材はちゃんと、洗うてはりますし、
塩漬けした段階で、バイキンとは  
バイバイしていると思いますが・・・    

という説明をしている真っ最中に、
空車タクシーがやってきた。止めました。      

  が、    

おふたりとも、お買い求めなのか、漬け物の前に
立ったまま、微動だにしないではないか。  

 

運転手さん: 乗るの? 乗らないの? 

ゴタ   : 乗ります。ちょ、ちょっと待ってて下さい。     
       お客様にお声掛け。       
      「行きまっせ。レッツだゴーだぜ。
       ミスターラッシー、行こうよ~。」     

雨の土曜日、この空車を見逃すと、あとの保証がない。
必死に食らいつくゴタ。     
とりあえず、全員乗りました。 

運転手さん: すぐき見てはりましたんか。 

ゴタ   : そうです。 

運転手さん: すぐき売ってるお漬け物屋さんは、
       他にも、ありますよ。          
       たとえば、この先の・・・ 

ゴタ   : ああ、そうでした。赤尾屋。 

運転手さん: そうそう、よう知ってはりますなあ。 

ゴタ   : 看板だけ、知ってますねん。
       入ったことないけど。              
       (赤尾の豆単やったら、見たことあるけど。)     
    その昔、旺文社という会社が、赤尾の・・・
    とと、話が脱線。これから三十三間堂に行く話を
    してますのやで。ゴタのおっさん、脱線したら、
    あかんで。     


  【三十三間堂】  

本町通を七条で、右折(つまり、東へ)して、
すぐに、三十三間堂があります。  
~堂、という名前ですが、パン屋さんではありません。
お寺です。  お寺の中のひとつの、建物が~堂と呼ばれ
たりします。もともと、仏道修行は、  
洞窟で禅定する習わしだったためでしょうか。

お寺の建物は、~堂という名称が  よく使われます。  

こちら、柱間が33あるので、三十三間堂と呼ばれます。

蓮華王院というお寺のお堂です。  
ただし、実際に、柱間を数えてみると、
35ありますのや。   

 「なんでやねん。33と、ちゃうんか。」  

と、言いたくなるが、この柱間の33というのは、
内陣のことなのだそうで、  建物の外観は、35。  

1164年、後白河上皇が、平清盛に建てさせた
このお堂、。上皇の邸宅の敷地内のお堂です。

邸宅は、「法住寺殿」と呼ばれていました。  
創建当初は、五重塔もある、大寺院だったそうですが、
1249年の火災で、焼失したのだそうです。  

桃山時代に、敷地は、秀吉の建てた「方広寺」に
接収されます。 秀吉は、この三十三間堂を保護し、
築地塀や、南門などを増築しました。  

後白河上皇の前世は、蓮華坊というお坊様でした。
そのお坊様のドクロが川底に沈んでいました。

その中を魚が泳ぎ回り、また、柳の木が、頭の中や、
目玉を通り抜けていました。  
なので、上皇は、いつも、頭痛にうなされていたの
だそうです。  😃       

ある日、上皇は、熊野詣をします。  そのとき、
権現さんに、お告げをいただいたのです。   

「汝、ゆきて、洛陽因幡堂の薬師如来に祈りを捧げるべし。」  

そう言われたので、その薬師様にお祈りをしました。  
そしたら、そう言われたのでした。    

 「あんたの、頭痛は、柳の木のせいよ。早く、
川底のあんたのドクロなんとかしなさい。」     

そして、ドクロを救い出し、洗って、弔い、
納骨したところ、上皇の頭痛は治ったのだそうです。        

 「蓮華王院」の名は、上皇の前世の名、「蓮華坊」 
の名から取ったものだという。  (^O^)


     【タクシーで、祇園へ】   

きょうは土曜日。 「花見小路へ、お願いします。」   
と言ったら、    
  「きょうは、競馬開催日なので、通行禁止です。」  
  「(競馬は中止せよ。) (そんな、無茶な。)」     

   自問自答の結果、白川に行ってもらうことに。 

みなさん : No maiko ? No geiko ?  Oh, no. 
       舞妓はんは? 芸姑はんは? いや~ん。 

ゴタ   : Oh you are the substitution of maiko. 
       Please stand on the Tatsumi bridge. 
       じゃ、あなたがたが、
       舞妓さんの代わりをしてください。         
       その巽橋に立って!  
    
このあと、歩いて、花見小路へ行きました。      
この雪の日に、舞妓はんは、出歩かないと思うが、      
ひと目だけでも、見せてあげたいと願う気持ちも
あり、      
  「技芸学校(女紅場)」 
  (てる子の看板で、東に入ったところ)      
に行った。     


   【結論】 

いないものは、いない。  仕方ない。
こんなときは・・・飯食いに行こうぜ~レストラン     
東山通を東へ渡ります。     
洛中においては、東といえば、山が近くに見える
方向のことである。     
その山を東山という。     

東山山麓、長楽寺(建礼門院ゆかりの寺)
のおとなり。ここに、我らが、食事場所、
「東観荘」はある。     


 【東観荘】     

ここは、結婚式場を兼ねる京料理の店。
ちょうど、花嫁さんが庭に出ていたこともあって、
お客様は、釘付け。     

料理は、京弁当(3800円)を3人分。 
ゴタは、遠慮の意思表示はしましたが、            

「ご招待するから、。一緒に入りましょう。」     

と、誘われたので、  「サンキュウ」     

同席に招かれたら、運ばれてくる料理の説明をします。     

弁当の場合、一度に、ドンと運ばれるので、忙しおます。       
そして、たいていの場合、ひとつや、ふたつ、説明に     
困難を覚えることがあります。     


お客様 : What's this ? 
      これ、何でんのん? 

ゴタ  : (フキやけど、英語がわからん。) 
       It’s Fuki. 

お客様 : Fuki, ? What is it ?          
    

ほんとに、困ったゴタでした。          
フキは、よく田畑で見かけます。
カエルが上に座っていそうな葉っぱですが、
食する部分は、葉柄(ようへい)とよばれる部分。          
この葉柄という、英語すら、出てこなければ、
もう、説明はあきらめた方がいい。          

ちなみに、フキを英語にすると、 
        
  a Japanese butterbur もしくは、             
  a coltsfoot  です。          

そして、葉柄は、a leaf stalk ですが、今頃、
知っても、遅かりし 由良の介~。          
ついでなので、もうひとつ。           
ふきのとうは、          

a Japanese butterbur flower-bud (^O^)    

食事がすんで、タクシーを呼んでもらうことにしました。          
待っている間、玄関広間のソファーに座って、
調度品を眺めます。          

タクシーは、すぐにやって来ました。           

(ははーん。ヤサカタクシーか。)          

ヤサカタクシーは、GPS配車なので、
自動的に、一番近くを走行中の          
タクシーに無線配車されます。 
ゴタも、ここの会社に勤務していたことがあるので、
このGPS無線配車のことは、よくわかります。         

ひとことで言うと、ドライバーには、大変迷惑な無線です。             
走行中、いきなり、ピピピと発信音がします。
その音を止めるボタンを押さない限り、喧しく、
いつまでも鳴り続けます。          

で、喧しいので、ボタンをおすと、
お迎え先が表示されます。          
そんな仕事いらんわ、と思っても、一度開くと、
勝手にキャンセルできません。

ほんまに、運転手をばかにしとんぞ。          
だいたい、祗園で、呼ばれたら、宮川町とか、
河原町四条とか、近くばっかりやないか!
もっと、乗れ・・・て、すんません。          

乗ったげてね。 😺            

タクシーがやってきました。そのまま、ホテルに戻り終了。          

おしまい          
ゴタ  

コメント
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