1日目の日記、見つかりました.
2012年 5月1日 (火)
きょうは、仕事がありません。
ないのですが、昨日のカナダのお客様は、
明日、5月2日に、京都御所と
桂離宮の見学予定とのことです。
念のため、宮内庁の御所見学係に電話してみた。
そしたら、この1日と2日は、連休の谷間なので、
平日ながら、見学申し込み者が
殺到していて、当日の申し込みでは、
定員オーバーで締め切られる恐れがあると
いいます。
仕方がないので、きょう、
申し込みを済ませることにしました。
とはいえ、肝心のお客様は、
きょうは、先斗町の歌舞練場で、
「鴨川おどり」
をご鑑賞中です。電話が通じません。
そこで、先斗町に電話。
舞台ハネの時間を聞き、いざ、出発-。
きょうの仕事は、無料奉仕です。
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【2時間後、京都先斗町】
公演が一日3回もあるのを知らずにいました。
確かに、一回目の舞台は終わっています。
さて、お客様は、
何回目の公演のチケットを
お持ちだったのでしょうか?
(うーん・・)
うなりながら、とりあえず、もう一度、電話。
先方 : Hello・・・・
山田 : あのー、じゃなかった・・・
英語じゃ・・ ハロー。
Is this the right number
to Mr.Harvey Tremblay ?
(ハービーさんでしょうか?)
先方 : Yes・・・err・・・Oh, Mr.Gota !
Thank you for your nice guiding !
We enjoyed very much・・・
(はい、・・・えーと、ああ、ゴタさん。
きのうは、ありがとう。
よかったよ、すごく!)
山田 : Thank you ! Well, Mr.Harvey・・・・
There's something I have to tell you
about for tomorrow's visiting place.
It's about an application for
Imperial palace and
Katsua Imperial villa.
(ありがとうございます。えーと、ですね。
明日の御所と桂離宮の件ですが・・)
先方 : Uh・・
(はあ・・)
山田 : They say there will be a lot of
people visiting the palace.
So I think it is necessary for
you to fill in the form today.
(御所は大勢の人になるとのことで、
きょう、申し込みを
する必要があると思うのです。)
先方 : Oh, I see.
Fortunately we have our
passports here.
But could you come with us ?
( そうですか。ちょうどよかった。
今、パスポート持ってますよ。
でも、一緒に行って頂けたら
いいんですがね。)
山田 : Yes, I was thinking that way.
Where may I ask you are now ?
(こちらもそう思っていました。
それで、今どちらに
いらっしゃるのでしょう?)
先方 : We are eating lunch at
an Italian restaurant
along the Kiyamachi street.
(木屋町のイタリアンの店で食事中です。)
ヾ(@^▽^@)ノ
先斗町歌舞練場から、
木屋町御池のイタリアンの店までは、
5分歩けば到着です。
店の名は
「メリー・アイランド」
イタリアの国旗が掲げられているので、
すぐにわかりました。
入れば、ご主人が、振り向いて、
手を振って下さいました。
ご主人 : Thank you for yesterday, Mr. Yamada.
Take the seat there,
and order whatever you like !
( そこ、お座んなさい。
何でも好きなの注文しなさい。)
ご夫婦は、ビールとサラダ、
それに、ピザで、ご機嫌よく、午後の
ひとときをご満悦です。
奥様 : Yamada san,
we watched the maiko dansing.
But we didn't understand
any stories in the act.
What do you suggest ?
(ゴタさん、踊りを見てきたのですが
話の筋がわかりませんでした。
どうしたものでしょうかね?)
はははは、そら、日本人の私でも、
見ただけでは意味不明です。
パンフレットを見せてもらいましたが、
ストーリーの解説はありません。
お店の方が、注文していないのに、
スープを持ってきて下さいました。
店員さん : これ、たった今、注文を間違えて、
残ってしまったのですが、
よろしければ、どうぞ。
山田 : ありがとう。
じゃ、いただきます。
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午後3時。お店の前から、タクシーを拾います。
京都御所の拝観受付は、
宮内庁の事務所になります。
烏丸中立売のひとつ北の信号で、御苑に入ります。
タクシーはここまで。
≪ 宮内庁の事務所 ≫
係員 : 京都御所は、申し込んでいただけますが、
桂離宮のほうは、
もう定員いっぱいで、受付終了です。
山田 : そんなばかな!
だから、来る前に、
電話で確認したじゃありませんか!
係員 : 2時30分の部におひとりと、
3時30分の部におひとり、別々でなら、
大丈夫です。
山田 : だめー。何とかして下さいよ。
わざわざ、大阪から
申し込みに来たというのに。
係員、困ったご様子。
数人集まって、何やら、相談。
係員 : わかりました。
それでは、3時30分の部で、
おふたり受付させていただきます。
山田 : あのー、もうひとり、私はだめですか?
係員 : だめですね。
でも、京都御所の方は、いいですよ。
山田 : うーん、それで手を打とう。
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山田 : Where is your umbrella ?
あれ? Mrハービー、傘は?.
さっきのタクシーに置き忘れのようです。
山田 : Let me see your receipt.
レシートあります?
タクシーのレシートを見てタクシー会社に電話。
タクシー会社 : そうですか。今どちらですか?
山田 : これから、
ハンディクラフトセンターに
移動します。
奥様、京都ハンディクラフトセンターに
行ってみたいとおっしゃいます。
烏丸一条から、タクシーをつかまえて、
熊野の京都ハンディクラフトセンターへ。
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傘の連絡が入りました。
やはり、タクシーの中に、忘れていたとのこと。
ただし、ここ、ハンディクラフトセンターに
届けてもらうには、
そのタクシーの現在地から、
メーターを倒してくる、というのです。
これは、違法です。
タクシーは、乗客をのせて、
運賃をもらう、という規定があります。
ものを運んで、輸送料金をとるのは、
旅客運送法では、認められません。
まあ、そんなことを問答しても、始まらない。
とりあえず、お断りして、いつか、
ついでのときに、
南区のそのタクシー会社に
取りに行くことにしました。
そもそも、
1000円ほどの傘に、2000円・・・
か、いくらかは知らないが・・・
それ以上に高い料金を支払って
回収する意味がありません。
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このあと、奥様は、
「骨董家具を見たい。」
とおっしゃいます。
岡﨑の三条神宮道を上がったところに、あります。
歩いて行きました。
途中、平安神宮の大きな鳥居で、立ち止まります。
山田 : This is the biggest torii with
vermilion color in Japan.
( 朱塗りの鳥居では、
日本一大きい鳥居です。)
ご主人 : With vermilion ?
(朱塗りって?)
山田 : There is another big torii
in Meiji shrine in Tokyo.
That torii is with no color.
( 東京の明治神宮にも、
大きな鳥居があるんです。
むこうのは、色がないので。)
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【午後5時】
ご主人 : Thank you, Gota san.
I have to pay for the guiding.
( ありがとう。
あなたにガイド料金を支払わなくては。)
山田 : No, that's not necessary.
(いいえ、それには及びません。)
ご主人 : Thank you. Then tomorrow.
What time will you
be coming tomorrow?
( ありがとう。じゃ、
あしたまた。何時に来てくれます?)
山田 : Then 8 O'clock in the morning.
では朝8時に。
ご主人 : Using the same taxi ?
(昨日のタクシーなの?)
山田 : Yes,if you like it.
(はい、よろしければ)
三条神宮道でお別れです。
まあ、一応明日のための営業活動をしてきました。
おしまい。
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山田 錦(ゴタ)