2019年 12月9日(土)
8:30AM のスタート時間は、10:30AM に変更になりました。
その変更を伝えてきたのは、深夜、ゴタのグーグー寝ているときだったようです。
それで、心配したのは、もしかしたら、昨夜は、
関空から airbnb のマンションを探し出すのに、苦労したのかもしれない。
この頃、民泊が大流行(おおはやり)でございます。
特に、我らがフィリピンのリッチェル・ツアー様は、まず、宿は大手ホテルに
手配することはありません。
さて、送られてきたメールを見ると、
お迎え先は、南船場2丁目6、ラグジュリア502号室となっています。
グーグル地図で検索したところ、
長堀橋交差点から、堺筋を北へ2筋目、それを西へ1つ目の筋を渡った左。
ありました。
きょうは、ディー様ご一家5名をお迎え。車は、トヨタノア。
行程は、
宿~奈良・東大寺&奈良公園~京都・伏見稲荷~二条城~金閣寺~宿
8時間コースでございます。
ただし、出発が2時間も遅くなったので、全部回れるかどうかは、わかりません。
ま
とにかく、ご一家5名、全員乗られたので、出発。午前10:30、きっかり。
いつだったか、キクコさんと、一緒に仕事をしたとき、キクコさんに
言われたのだけど、ゴタのガイディングは、かなり、変わっているのだとか。
普通のガイドさんのガイディングの流れは、
グッドモーニング・エブリバディーから始まり、私は、みなさまのガイド
キクコ、そして、ドライバーは、ゴタ・・・と自己紹介になり、
それから、お客様の身体の調子をききます。
「ゆうべは、よく寝られた?」
とか
「ヒコーキ、疲れた?」
とか、
そして、日本という国は、ああで、こうで・・・とやって、
それから、行程の流れを説明して、そして、目的地に近づくまでは、
日本の気候、文化、簡単な歴史などを話す。
でも、ゴタツアーでは、そういうことは、あまり説明しない。
それよりも、錦市場は、何時にオープンして、何時にしまるとか、
黒門市場と、どう違う?とか、具体的で、即物的で俗物的である。
日本の人口ではなく、目の前のパチンコ店のスロットの数、
この時間帯に、パチンコしている人は何人ぐらい?
とか、
基本的に、眼の前に映るモノを説明する。
普通のツアーでは、京都の人口がどれぐらいか、説明しなければ、評価は✕
ゴタツアーでは、あの白い建物が、任天堂本社の建物だ、と説明しなければ、✕
さて、ツアーのほうですが、奈良市内に入って、びっくり。
「本日は、マラソン大会のため、
登大路道路は、午前8時から午前10時まで通行止め」
という立て看板がありました。
「お客様、よくぞ、出発を2時間、遅らせてくださいました。
只今、時刻は、午前11時20分、通行できて、何よりです。」
と、ほっとしたのもつかの間、やはり、奈良県庁の先は、通行止めです。
(じゃあ、他の観光客は?観光バスとかは?)
気になったゴタ、キョロキョロ見回すと、ヤサカ観光バスが、県庁の中の広場
に入って行って駐車しています。
係員 : この先は、通行止めです。
ゴタ : 東大寺へ行くんだけど、どうすればいいの?
係員 : ここを右になら曲がれますから、高畑のPに入れてください。
ゴタ : そんな遠いところから、歩いて行くのか?
(ざけんじゃねえ!)
係員 : とにかく、右か、左しか行けませんので。
ゴタ : まっすぐ。
係員 : だから、だめなの!
あっかんべ~。しかたがありません。
右に曲がって、奈良ホテル前でUターン。
結局、奈良県庁にまで戻って、自家用Pに放り込みました。
お客様には、すまないが、少々歩いていただきます。
「マラソンは、悪いやつだ。」
とか、自分でも、わけのわからないことをつぶやきながら、
ご一家を徒歩で誘導。
しばらく歩くと鹿がお出迎え。
みなさん、鹿が大好きのご様子。
なかなか、「南大門」 までたどり着けません。
結局、東大寺で、午後2時近くまで過ごしました。
京都、竹田出橋のレストラン「さと」
に着いたのが午後3時少し前。
ゴタ : このタッチパネルで注文するんだよ。
ディーさん: 何がおすすめ?
「さと和膳」がゴタのお気に入りだが、
「お気に入り」と「おすすめ」は違う。
店員さんに、おすすめを聞いてみた。
「季節の松花堂」だという。
だけど、あれは、高いからね。結局みなさん、1000円前後
のランチをご注文。我々と同じ感覚だ。
ところで、正夢というのは、本当にあるようで、つい1周間ほど前に、
夢で見た女性が、初めてお会いしたDYさんだったのですから。
なんだろう、テレパシーみたいなものが、走ったのかな?
フィリピンから、日本にくることが決まった瞬間に、その人と
遠隔交信があったということなのか?
もっと、正確に言うと、ゴタが夢にみたのは、淡路島にいる親戚で、
ごたたちは、幼少の頃から「かよちゃん」と呼んでいた人だった。
今は、ゴタより、5~6歳ほど年上だから、70歳ぐらいかな。
DYさんは、年の頃、50歳くらい。
かよちゃんには、もう20年ほどあっていないから
ゴタの記憶で、50歳のかよちゃんが蘇ったのか?
えーと、話が脱線した。
そう、食事が終わって、これから、嵐山へ出発するところ。
時刻は、ぐずぐずしていたので、もう午後4時になろうかというところ。
ゴタ、丸太町通りを西に、走り続けます。急ぐときは、なるべく
直線、まっすぐ走るのが早い。直線か、左折のみで走る。
右折するのは、ひと信号分、損するのだよ~ん。
やはり、伏見からは、40分かかりました。
どうにか、トロッコ嵐山駅の近くまで、やってきた。
そしたら、なんと、ここも、通行止め。
「えー? なんで~?」
しょうおまへんなあ。車は、嵐山駅の外塀に沿って、縦列駐車。
まあ、1台分、駐車スペースがあっただけでも、ありがたや。
で
竹林に入ろうとすると、係員が立っていて、
「一方通行です。ここからは入れません。
むこうへお周りください。」
「そんな、馬鹿な!」
揉めあっているいるうちに、数名が係員の制止を突破して
竹林に入っていった。
やった~。これで、ゴタも
「あいつらだけ、認めるのか!ぼくらだって入るぞ!」
係員が、か弱く、うら若き女性でよかった。
(ごめんなさい)
心苦しかったけど、このゴタのお客様だって、このために、
わざわざ、マニラからやってきたんだ!
見せてあげてね!
と心で叫んで、実際には、ゴタの客に、叫んだ。
Hey ! Come over here !
We have little, no time to make a detour !
Hurry up and come on !
おーい、来るんだよ!
もう時間がないぞ!回り道の時間なんてない!
急げ~!
お客様も、係員を振り切り、やってきました。
というか、係員は、もうあきらめて、ゴタたちを見逃してくれました。
この年末の土日は、竹林は、夕方から花灯路になって、歩行者天国。
しかも、一方通行。車で行くときは、下のバス停から上がるか、
天龍寺北門から上がるしかない。
たまたま、係員がやさしい女の子で救われた。
おっさんのガードマンやったら、絶対に、「だめだ!」
と制されていたところだろう。
それから、錦市場に行きたい、とおっしゃったのですが、
時刻は、午後5時30分を回ったところ。
御池烏丸を通過したところ。
錦市場の駐車場に行くなら、富小路で右折だが、
もう錦市場の駐車場は閉まっているだろう。
そこで、
「錦市場は、半分ぐらい閉まっていると思います。
代わりに祇園を見学しませんか?」
と提案。
Okとのこと。
最後に、祇園・白川で、午後6時まで(20分間ほど)
楽しんでもらって、大阪へ帰りました。
おしまい
PS
今、気が付いたのですが、奈良観光協会から、マラソン大会の
お知らせは、12月3日に届いていました。
10時~20時、交通規制があることも、
ちゃんと、知らされていました。
ゴタのミスになります。すんませんでした。