HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

0306:かもめの散歩道からの相談

2006-03-06 20:53:54 | 伊勢志摩観光情報
本日、志摩建設部の鳥羽プロジェクトの方がセンターに来訪。
先日電話があったのですが、なんでも出来てまだ一年も経たないかもめの散歩道と同じ事業で作られた車道側の歩道。
そう、景観を損なわないよう、デザインされた誘導ブロックにしたいという趣旨からセンターとしても視覚障害者のTちゃんと、何度も足を運んで、あーでもない、こーでもないといいながら、作り上げた特注の誘導ブロック。(以前のハサカル日誌の11月22日を参照)

その歩道に、車が乗り入れて、歩道そのものも誘導ブロックもボロボロになっているので、ちょっとその助言を聞かせて…ということで、いらっしゃいました。

このところ、かもめの散歩道(海沿いの木道)ばかり通っているから気付かなかったけれど…、写真を見せてもらったら、そりゃもうひどい状況。

ヒビがいっています。こんなところばかりです

車が通るって、ここ歩道でしょう?なんで?
と聞くと、夜になると、釣り人などが乗り入れたりするんだって。
誘導ブロックどころか照明も一年の間に2度も壊されたのだそう。
※そもそもここは釣り禁止なんだけどね…

で、今回の対策として、歩道に車が乗り入れないために、車が進入しそうなスペースのところに重いプランターを設置することに。
お試しなので、問題が出たら、すぐにどけることは出来ます。
ただ、今まで車を乗り入れていた人がどう出るかわかりませんが、そのプランターの位置が車椅子や視覚障害者に邪魔にならないか?ということです。

そんな話を聞いたら、邪魔だと思えないよ。
車椅子が通れれば、視覚障害者がぶつからない位置であればOK。
それに、これらを公表する必要があるよね。
どうして、ここにプランターがあるか?ということ、そして車が乗り入れることにより、どうなるか?それら直すために、どんなにお金がかかって、それらが税金だってこと。

話が終わって、すぐに現場を見に行きました。
写真で見るよりも、どこもかしこも壊されていました。
せっかくの誘導ブロック…。
デザインされて綺麗なのに、欠けたり、割れたり…。ひどいものです。
  
何度修理してもこの状況なんですって

私は伊勢志摩が大好きで、たくさんの人にもっともっと、伊勢志摩に来て欲しくて、PRしたいけど、こんな状況の伊勢志摩は好きではありません。
観光客が一番通るところでもあります。(鳥羽駅~鳥羽水族館の道)
みんなに、「伊勢志摩っていいところよ~」なんて言えなくなってしまうよね。これじゃあ。

壊しているのは目に見える歩道や誘導ブロックだけではありません。
伊勢志摩に住む、伊勢志摩を大好きな人たちの心をも壊しているのです!!
そこをよく理解してください。
人の心は、お金では直せないのです!
  
このあたりによく車が乗り入れているようです

だからもっと伊勢志摩を誇りに思えるよう、伊勢志摩に住む一人一人が気をつけて下さい。