HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

蘇民将来子孫家門の注連縄

2008-01-04 10:24:18 | 伊勢志摩観光情報
これまた、毎年書いていることですが、伊勢志摩地方では、注連縄を一年中玄関先に飾ります。

お札も「笑門」「千客万来」などありますが、私たちの地方で多いのは「蘇民将来子孫家門」です。
我が家もそれ。


洋風の家だろうと、注連縄は欠かせません


これらには、深い言い伝えがあり、書くと長いので、他サイトで詳しくをご覧ください。(いろいろ説はあるので、これに限らないけど…)※方言で書いてあるのでちょっと笑えます。音声でも聞けますよ。

http://www.pref.mie.jp/BUNKA/plan/minwa/sima/futami/index.html


それで年末の大掃除には、注連縄の付け替えも必要なんです。
茶色くなった藁、ネットに入れられた(腐った)だいだい。
それらを新しくします。
本当は12月28日に行いますが、この日は伊勢は大雨でして…。とてもじゃないですが、飾る気にはなりませんでした。
だからと言って次の日29日は二重苦でNG日なので30日に家の周りの正月飾りをしました。
注連縄はいつもどおりのブランド二見の松下社で購入するもの。
なんたって、これらにはお札の裏にドーマンセーマンが記されているのです。
スーパーで売っているものに、これらの印はありません。

 
松下社のものは、だいだいが付いていないので、別で購入してつけます。


あとは、水周りや勝手口や裏口なども飾って、一年間飾っておくのは玄関の注連縄だけです。

 
裏玄関などは5本足、水周りは3本足。家の中の水周りも3本足をつけます。
 


昨年の様子クリック)
一昨年の様子クリック)

松下社の方のお話ですと、年々藁が少なくなってきて、数にかぎりもでてきているようです。
だから、今年の注連縄はよく見ると、ツートンカラーなの分かります?
確か、藁もバイオ燃料になるという時代です。
注連縄が本当の藁を使えなくなる日が来るのでしょうか?