HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

志摩ロードパーティ2009の参加者募集(同時にボランティアも)が始まりました

2009-02-03 22:47:25 | アクティビティ
毎年恒例の志摩ロードパーティ。
マラソン大会です。
今年で5回目。

 

初回から、運営に関わって、大会のバリアフリーについてアドバイスをしてきました。
毎年課題だった、バリアフリーのコース。



視覚障害者のみなさんは、毎年10キロウォークを楽しんでもらっていますが、問題は車いす使用者のみなさんでした。


マラソンスタートゴールは志摩スペイン村です。
ご存知だと思いますが、あのあたりは、大変起伏のはげしい地形であります。
その周辺でハーフ、10キロ、3キロなどと、コースをつくろうものなら、大変なコースが出来るのは目に見えています。(実際、心臓やぶりの坂だらけです)



だから、車いす使用者のコースは、3キロの遊園地を周遊するパルケパーティランになっていたのですが、このコースがまた起伏がはげしく、3キロの間で平坦なところがないくらい…。
ほとんどを人の手をかりなければならない状態で、「自分で走った」という達成感は、ほぼ皆無。
ちょっと、寂しいですよね。

毎年、いいコースはないかと模索しておりました。
大会の中でのほんの一部のコース。

ハードルも高くなく、幅広い層に参加してもらえるような。
リハビリとしても試してもらえるような。

でも、みんなどれくらいで走れる?
他のコースの時間隙間のどこを走る?
安全な道は?
でも、景色は外せない…。

そんなことを踏まえながら、ツアーセンタースタッフや専門員と現場に行き試走を繰り返し…。

そしていいコースを見つけたとしても、そこから警察に了解をとらなくてはいけない。
歩道ならともかく、いくら通行止めにするからといっても、車道を車いすが走るということに警察はいい顔しなかったのですよね。

絶好なコースを見つけたよ!と言っても、次から次にに立ちはだかる壁。

一喜一憂の時期を過ごしました。

そこを実行委員会のIさんと、ランナーズのIさん励まされ、そして二人が粘り強く警察を説得して、説明して勝ち取ってきたコース。
本当にありがとうございます。

うれしくて、うれしくて。
なんとしても成功させたいコースです。


スペイン村を出発して、パールロードに出て、的矢大橋を渡り(ここからの景色が最高!!)、その先でUターンして戻ってくる、約2キロのコースです。
途中、少し急な坂道はありますが、あとはなだらか。
なおかつ、志摩のいいところを目や肌、耳、鼻で感じてもらえるところも魅力のひとつ。

このコースで、みなさんには今までになかった達成感味わってもらいたいのです。
走ることの楽しさ、みんなで走ることの喜びがきっと感じることができることでしょう。

コース上には心強いサポーターが配置され、もっと心配な方にはマンツーマンでのサポートボランティアをご用意することもできます。

5年目にして、ようやくできた、「バリアフリーパーティラン」。



今回は、障害者や高齢者とそのご家族は友人知人など、一緒に走る人たちを限定しております。
ぜひ、お誘いあわせの上、ご参加ください!!
たくさんの、たくさんの方々に参加してもらいたいです。

同時に、この日に一緒にこのコースを盛り上げ、サポートしてくれるボランティアも募集しています。
たくさんの応募者お待ちしております!!

詳細、コースの説明、申し込みはこちらへ
 ↓
http://www.barifuri.com/tourcenter/event/090419-marathon/index.html

「観光とバリアフリー」最後の授業

2009-02-03 21:49:21 | 講演・視察
26日(月)は、鳥羽高等学校の「観光とバリアフリー」の最後の授業でした。
この授業も今年で2年目。
2回目の卒業生を見送ることになります。

なんだか、感慨深くなります。
なんちゃって先生は、みんなにとってどうだったかな?
今年もとってもいい生徒たちばかりで、みんなが社会人になって、旅立っていくのがとても楽しみです。

社会人になって、「観光とバリアフリーの授業」がどこかで活かされることを、願っています。