HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

一人初詣 40年後に開けるタイムカプセルを神宮にそっと…

2009-02-07 15:23:05 | HASSY語録~ばりふりつぶやき~
せっかくここまで来たのだから(というほどでもないですが)、今日は参拝して行こうと思い立つ。
実はこれが私の内宮さんの初詣になります。

元旦に外宮さんに行き、1月下旬に宇治橋は渡ったけれど、チェアーウォーカーパートナーと二人で正宮まで行くのは少し大変だし(人も多い時期だったし)、そもそも宇治橋を渡ること、記帳すること、子安神社へ行くことを目的にしていたので、今年は初詣がまだでした。

今日は、ちゃんとお参りしておこうと、内宮さんへ一人で。

渡れなくなった宇治橋を横目に、仮橋を渡る。
トンテンカンテンみんな作業しています。



夕暮れ時だけあって、参拝者もかなり少ないですね。


終わりがけなので、五十鈴川も網のカーテンがされます。


そういえば、数年前こんな時間に参拝に行くと、鹿に出会ったりしたものですが、今日はそれがなかった。
今の時期、夜の伊勢道路通ると、鹿やらイノシシやらよう出てきていますが…。

一人で、ゆっくり、ゆっくり参道を行きます。
神宮ボラや友達の案内などで来ると、説明に一生懸命になって、あまり自分の視点で見ていなかったけど、今日はじっくり神宮を堪能。


こんな看板前からあったっけ?


たまにはいいですね。こんな参拝も。(いや、それが普通ですけどね)

正宮では、(パートナーの分もあわせて)日々の感謝と、ツアーセンターがここまで来れたことのお礼を述べました。
(神宮では祈願ではなくて感謝に手を合わせるところですよ)


正宮から帰りのスロープは結構急でした。


荒祭宮にも行き、ツアーセンターの今後を誓ってくることも忘れずに…。


荒祭宮さんですよ~


帰りの砂利道を踏みしめながら、フト思う。
私の足腰弱くなるであろう40年後あたり?同じように、この砂利を踏みしめて参拝することができるだろうか?と。(そもそも生きているのか?)

そして、40年前にこうして、一人で参道を歩きながら神宮にツアーセンターの今までを感謝しつつ、今後を誓ったこと、懐かしく思い出したりするのだろうか?
そのときの私は、胸張ってこの神宮を参拝できているのだろうか?
40年間悔いのない活動が続けてこれるだろうか?
40年後同じように、ツアーセンターの活動を感謝しにこれるだろうか?

そうでありたい。

40年後、80歳手前になった私が神宮をどのように参拝しているか、私には見えているのですけどね。(笑)
その時きちんと参拝出来たとき、40年分の感謝をこめて手を合わせようと思います。
石段上でね。


この日は、そんな気持ちのタイムカプセルを神宮にそっと忍ばせてきました。
40年後が楽しみです。


前から工事していた参集殿の裏のトイレ。
キレイになっていました。今の時期嬉しい暖かい便座です。手すりもついていましたよ。



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渡れなくなった宇治橋を見に行く

2009-02-07 11:30:25 | お木曳き・式年遷宮
進修小学校の講演が終わってから、センターに帰るにもなんだか中途半端になってしまったので、学校からスグそこの内宮さんへ一人お参りに行きました。
夕方です。

人も大分と少なくなっている時間ですね。

実はこの前日、宇治橋の渡り納めの日がありました。
夕方から8,000人ほどの人が一斉にお参りし、最後の宇治橋を渡る。
そのときに渡った証の木札も配られていました。
私も、行きたかったのですが、残念ながら、用事があり行くことができませんでした。

だから、渡れなくなった宇治橋初日?を見に行こうと…。


すっかり渡れなくなっていました。


宇治橋を外側から渡って左手二番目の擬宝珠(左手なので、右側通行の内宮では帰りにしかしっかり見ることはできませんが)の中には、万度麻(まんどぬさ)というお札が納められています。
これは、宇治橋の安全を祈願したお守りみたいなものですね。
20年前の宇治橋を架けたときから擬宝珠の中ですから、その正体を見れるのは、20年前と昨日だったわけです。

たくさんの人たちが20年もの歳月その前を通っているのですけど…。
その中にお札が…ってことで、その擬宝珠を触っている人をよく見かけましたね。

渡れなくなった初日の午前中にこのお札を下げる万度麻奉下式(まんどぬさほうげしき)という儀式をおこなわれ、そこから宇治橋の解体が始まるのです。

もちろん、私が行った夕方はすでにその儀式は終わっており、その万度麻と擬宝珠が取り除かれた跡には、白い布がかけられておりました。


他のところは何もされていないけれど、この擬宝珠跡だけ白い布がかけられていました


万度麻が抜かれた宇治橋は、すっかり普通の橋として、解体もすでに始まり、ほとんどの擬宝珠が取り除かれたり、宇治橋の上を軽トラが走っていたり、いそいそとその作業が進められていました。

 
う、宇治橋に軽トラ通るなんって…。あまり見ない光景です。

 
神宮工作所の方々ですよね?若いお兄さんたち、一日作業お疲れ様です。
このお兄さんたちが、遷宮における建造物ノウハウを受け継ぎ、20年後は仕切っていくのでしょうね。



なんだか少し寂しい気がしますが、新しい宇治橋が出来上がるのも楽しみでもあります。




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