HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

志摩ロードパーティ2009 10キロウォーキングのエピソード(写真追加)

2009-05-08 23:45:47 | アクティビティ
志摩ロードパーティはいろんな種目がありまして…
その中のひとつである10キロウォーキングには、視覚障害者の方々多く参加されました。
もちろん、サポートボランティアを一緒に歩きます。


的矢大橋の上、気持ちよさそうです


10キロも歩く…なんてこと、私には出来ないわ。
でも、このコース視覚障害者のみなさんは毎年のように参加しています。

10キロウォーキングのコースは、なんと離島に渡るルートになっています。
渡鹿野(わたかの)島という島に渡り、島を一周して、また船で戻ってくるのです。

志摩だからできるコースですよね。
自然一杯のコースは、人気な理由はなんとなく分かります。


出発前には、ガイドするサポートボランティアに簡単な講習も行います


さて、そんなウォーキングコースにて、笑わずにはいられない(当事者の方ごめんね)ハプニングに遭遇した話を聞きました。
コースから帰ってきたボランティアに聞いた話です。

10キロウォーキングは、帰り道、ハーフマラソンのコースと重なるところがあります。
そこでの出来事。

コース上にもがき苦しみ、七転八倒している人をウォーキングの方が見つけました。
視覚障害者ですから、見つけたのはサポートして歩いているボランティアの方でしょう。

どうもその苦しむ選手は筋肉がパンパンに張って、もう走れない状態で苦しんでいたようです。

そこで、見るに見かねたウォーキング参加の視覚障障害者の方が

シャキーン

取り出したるものは…



  


そう、七転八倒していた彼は運よく、ウォーキング参加者の中でも「鍼灸師である視覚障害者」に出会ったのです。

もちろん、針は消毒されています。(というより、なぜ持ち歩いているの?Oさん…)

苦しむランナーの足を触りながら、ツボへ次々針を刺していく、しばしして筋肉の腫れもひき、歩けるようになった彼は、お礼を言って、ゴールを目指していったそうです。


いい話ですよね、笑えるけど…。
でも、ランナーもまさか、コースで鍼灸師に出会えるとは思わなかったでしょうね。


兵庫県から参加のIさん。盲導犬のウィリーも一緒です。

無事ゴールで来たのかしら?