物事における深い味わいのことを、昔の乳製品を引き合いに出して何というでしょう?
・甘露味
・餡蜜味
・糟糠味
・醍醐味
→ 醍醐味
「だいごみ」と読みます。「乳味」「酸味」「生酥(しょうそ)味」「熟酥(じゅくそ)味」と並んで仏説の五味の1つに数えられるものです。「醍醐」は牛または羊の乳を精製したもので、五味中最良の味があるとされます。
醍醐味の意味は、次のとおり。
1.仏語。仏陀の、最上で真実の教え。
秀吉が最後に見たと言われる、醍醐寺の花見も思い出す。
ただし、醍醐見(だいごみ)とは言わない。
一般的には、醍醐の桜、醍醐桜、醍醐寺の花見とか言われる。
詳細は、ここを参照:
http://guide.travel.co.jp/article/969/
回答案にあった意味は、次の通り。
甘露味:
酔(よ)い醒(ざ)めの水は甘露(かんろ)の味:
意味は、酒の酔いがさめた時に飲む水は非常に美味であるということ。
甘露を使った言葉としては、甘露煮(かんろに)がある。
甘露煮は、煮物・煮魚料理の一種。飴煮(あめに)ともいう。
酒の肴には、丁度良く、美味しい。
餡蜜(あんみつ)は、みつまめに餡を盛った和菓子。
賽の目(細かい立方体)状に切った寒天に、茹でて冷やした赤エンドウマメ、小豆餡、求肥、干し杏子などをのせ、みつ(黒蜜や白蜜)をかけて食べる。発祥は1930年(昭和5年)、「銀座 若松」とされる。若松では現在も「元祖あんみつ」として提供している。
糟糠(そうこう)とは、酒かすと米ぬかになる。
糟糠の味とは、酒粕を使った料理?、米ぬかを使った漬物?となるのか?
糟糠となれば、糟糠之妻(そうこうのつま)を思い浮かべる。
意味は、貧しい時から、一緒に苦労をしてきた妻。
諺としては、「糟糠之妻は堂より下さず」からきている。
【出典】『後漢書』宋弘伝
【故事】後漢の光武帝が寡婦となった姉を宋弘にめあわせようとした時、宋弘は、自分が富貴になるために糟糠の妻を捨て去ることはできないと言って断ったという。