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青いエアメイル

2014-04-14 | シンキング

久し振りに、Yuming(松任谷由美)の「青いエアメイル」を聴いた。

歌詞が、今や昔と気がついた。

この曲は、1979年リリースされたアルバム「OLIVE」に収録。

歌詞は、松任谷由美。

「青いエアメイルがポストに落ちたわ

雨が染みぬうちに急いで取りにゆくわ

傘を頬で押え、待ちきれず開くと

癖のある文字が切なすぎて歩けない

以下省略。」

歌詞は、分かり易くするために、勝手に漢字に変えています。

 

1.青いエアメール:

青いエアメールと言っても、若い人には分からないだろう。

青いエアメールは、海外との航空便の封筒。

航空便の料金が高かったので、薄く強度のある青い封筒が使われた。

 

便箋と封筒が一緒になった料金が安くなるこんな封筒もあった。

私が、高校生の時、イギリスの高校生とペンパルになり、文通をしていた。

そう言えば、家の近くの特定郵便局で、切手を購入しに行ったら、こんなこともあった。

私:「イギリスまでの切手の金額は?」

窓口の女性:「イギリスはありませんが・・・・」
 
私:「そんなことはないでしょう」
 
局員が持っていた料金表を見たら、あった。
 
但し、国名はイギリスではなく、英国と書かれていた。
 
今では、笑い話ですが、イギリスと英国が同じ国ということを知らなかった郵便局員。
 
年齢は、私と変わらないぐらい若かったので、海外のことは疎かったのかも知れない。
 
 
2.癖のある文字:
 
ワープロは、まだ、普及していなかった。
 
1978年、東芝が発売したワードプロセッサーは、630万円。
 
PCなんて、IBMで販売したのは、1981年。その当時、車が買える値段だった(150万円)。
 
当然、手紙は、全て手書きだったので、癖のある文字となる。
 
癖のある文字がその人の雰囲気も表していた。
 
今は、メール、しかも、Lineを使ってのやりとりだろう。
 
メールになったら、癖のある文字はないので、個性がでるのは、絵文字か、スタンプぐらいか。
 
 
3.当時は、まだ、海外への電話料金は高かったので、郵便が主な手段:
 
電話は、直通電話でなく、本人を呼び出すコレクトコール。
 
コレクトコールだったら、本人がでるまでの通話料金は掛らなかった。
 
しかし、コレクトコールであるが、時には外国人が電話にでることもあったので、当時はドキドキしながらの国際通話であった。
 
今は、郵便局の配達を待つなんてことは無いだろう。
 
海外だって、SKYPEを使えば、無料で電話できる。
 
この曲を聴きながら、時代がすっかり変わってしまったのに、今更ながら、驚いた。
 
35年前の出来事。
 
十年一昔(ひとむかし)というので、3.5昔となるか。
 
35年前、こんな時代が来るなんて、普通の人は予想していなかっただろう。
 
 
これからの35年後とは言わないが、十年後、どんな時代になっているのだろうか。
 
PCは、もう無いだろうな。
 
タブレットも残っているのかな。残っていないだろうな。
 
コミュニケーション手段は、何に取って代わっているのだろうか?
 
そんなことを、予想してみるのも、楽しい。

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