古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

こんにゃくが立派に育ってます

2009年07月16日 03時59分17秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 堂々たる姿に見えますが高さは60センチ。いま、こんにゃく芋が地中で育っています。なぜか一本倒れてしまい、さては夜盗虫が食べたかな、と調べてみたらこんにゃく芋が地中で腐っていました。
 ソフトボールより少し大き目の芋になるのに三年かかります。
 毎年畑に植えて芋を大きくし、冬は凍らないように掘りあげて保存し、次の年にまた植えます。今年は数個の芋を収穫できそうですから、手づくりこんにゃくがつくれるかな。このあたりでは家庭菜園でつくっている人はありませんが、ときに山間の畑で見かけます。
 山芋の蔓(ツル)が伸びてきました。それを竹の枝にぐるぐる巻きにして上に伸ばすつもりでしたが、いちばん上まで伸びて、竹の枝が重みでおじぎしています。先日散歩の途中、家の屋根より高く山芋の蔓を誘引している菜園を見かけました。あの菜園の人は、つるに「高い高い!」をしてやっているのでしょうか。うちはこれからどう誘引しようかなー。
 30本以上芽を出して育っていたオクラの苗が、夜盗虫に食いちぎられて7本になってしまいました。こんなに沢山の苗をどうしよう。家の前の空き地に移植して、通りがかりの人にできたオクラを収穫してもらうか。心配してたけど、畑にちょうどいい本数が残りました。いましっかり育っています。
 それにしても夜盗虫は、アメリカ合衆国の初代大統領ジョージ・ワシントンみたいな性格の生き物なのだろうか、と思うことがあります。だって食いちぎられた苗のあたりの土をひっかきまわすと必ずいるのですから。食い逃げして知らんぷりせず「わたしが食べました」といっているようなものです。
 畑の草刈りをしているとムカデとよく出会います。「ヤッ! ムカデ!」と一瞬体がこわばり、あわてて踏み潰したりチョン切ったりしていましたが、この頃はぼくの心が変りました。まずムカデをじっと見ます。ムカデは決してカマキリみたいに攻撃的な姿勢をとったりしません。ひたすら逃げます。
「オマエが夜盗虫やナメクジやゴキブリを食べているところを見てみたいものだ」と思ったりする心のスペースもできてきました。ただし畑でだけです。家の中で見かけたら、やさしく追い出してあげられるかなー。ダメだろうなー。
 もし夜盗虫と話ができて、「生きるために苗を食べました」といわれたらぼくは彼を許すべきなのかなー。
 
コメント
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