『千と千尋の神隠し』という映画はトンネルをくぐるところからはじまります。
トンネルを出ると人っ子一人いない、両側にのれんや食堂の並んだ道に出ます。千尋たちはその道を歩いてゆき、お父さんお母さんが食堂に入ったところから映画は展開していきます。
でもあの無人の食堂街を通り抜けてさらに歩いてゆくと、道はそのまま洋服や包丁などを売る店がたち並ぶナメラ商店街につづくのではないか。
そんな雰囲気のただよう『ナメラ商店街』をきのう散歩しました。場所は神戸電鉄『上の丸』駅に近い、かつての三木市の中心部です。三木市に住んで2年半になるのに、我が市にこんな雰囲気の道があることをはじめて知りました。
道路はタイル模様の立派な舗装で、アーケードがつづいています。道はきれいに掃き清められ、チリ一つありません。通る人はいなくても開けている店はきちんと商品を陳列して、凛とした空気でお客を待っています。
『三木市の地名録』という本を見ると「明治の終りごろ馬車が通行するようになって、今までの旧道を廃して馬車道が新設された。これは城地が許可によって道路となったもので、そのうち馬車道の両側に家が建ち並ぶようになり『ナメラ商店街』というようになった。」とあります。ただの荒廃した昔の商店街でない、どこかにただよう気概のようなものは、城地につくられた道という歴史に由来するのでしょうか。またちがう季節に訪れてみたい道です。
トンネルを出ると人っ子一人いない、両側にのれんや食堂の並んだ道に出ます。千尋たちはその道を歩いてゆき、お父さんお母さんが食堂に入ったところから映画は展開していきます。
でもあの無人の食堂街を通り抜けてさらに歩いてゆくと、道はそのまま洋服や包丁などを売る店がたち並ぶナメラ商店街につづくのではないか。
そんな雰囲気のただよう『ナメラ商店街』をきのう散歩しました。場所は神戸電鉄『上の丸』駅に近い、かつての三木市の中心部です。三木市に住んで2年半になるのに、我が市にこんな雰囲気の道があることをはじめて知りました。
道路はタイル模様の立派な舗装で、アーケードがつづいています。道はきれいに掃き清められ、チリ一つありません。通る人はいなくても開けている店はきちんと商品を陳列して、凛とした空気でお客を待っています。
『三木市の地名録』という本を見ると「明治の終りごろ馬車が通行するようになって、今までの旧道を廃して馬車道が新設された。これは城地が許可によって道路となったもので、そのうち馬車道の両側に家が建ち並ぶようになり『ナメラ商店街』というようになった。」とあります。ただの荒廃した昔の商店街でない、どこかにただよう気概のようなものは、城地につくられた道という歴史に由来するのでしょうか。またちがう季節に訪れてみたい道です。