古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

運転免許の高齢者講習を受けました

2009年10月02日 02時56分02秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 古希といえば運転免許証の自主返納をそろそろ考えてもいい年頃だと昔は思っていましたが、田舎暮らしでは安易に返納するわけにいきません。
「それでは何歳まで運転するつもりなのか」と尋ねられると、いまだったら「80歳か85歳まで」と答えます。でも無事にその歳まで生きて、もしまだ元気にしておれば運転するでしょう。我が村にも、杖がわりに車椅子を押してゆっくり散歩する96歳の方が、車は運転しておられます。
 運転免許証更新の年にあたるので『高齢者講習』を受けてから来るように、と通知が届きました。そこで近くにある加東市の自動車学校で受講しようと予約しました。
 受講する日、朝食をとっていて何気なくカレンダーを見ました。8時40分・自動車学校と記入してます。受講の日は「忘れないように! 忘れないように!」と数日前から意識していたのですがなぜか「9時40分までに行けばいい」と思い込んでいました。「えっ! 8時40分?」あわてて免許証、印鑑、通知などをカバンに入れて車を運転して出掛けました。
 15分も走れば着くから大丈夫。朝の田園風景を眺め、この田んぼはもうじき稲刈りだな、と余裕のヨッチャン。8時40分の15分前には着いて学校に入りました。
 学校のドアを開けたとたん財布を忘れたことに気づきました。たしか講習は6000円ほど必要です。時計を見て、事務所の人に講習の開始時間をたずねると9時から。家まで財布を取りに帰ってもギリギリ間に合うかな。
「何を忘れられたのですか」という事務所の方の声を背に、あわてて車に乗り、運転しながら携帯電話で「財布を持って家の近くで待っててほしい」と道子さんに連絡。財布を受け取って急いで車を走らせ、なんとか講習開始時間までに受付手続きを終えました。
 あとになって考えました。
「なんで『財布を忘れました』と素直に言わなかったのだ。あとで払うからといえば受講させてくれただろう。もう年寄りなんだからもっと素直に自分の困ったことをさらけだして生きるべきだ。あわてて車を走らせ、運転しながら携帯電話をかけ、事故でも起こしてたら……」
 もし簡単に往復できない場所だったら素直に「忘れた」と告げていたでしょう。それに冷静に目の前の事態を考えるゆとりがあれば、車のダッシュボードにいつもお金を入れてることを思い出したでしょう。
 こうしてブログを書きながらも反省することが次々出てきます。
 思い込み・物忘れ・あわてる・恥……。振り込め詐欺は他人ごとじゃないな。
   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする