古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

田舎暮らしをおすすめします。

2011年11月03日 06時36分19秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から

 ウッドデッキの屋根を出す工事が終了しました。やれやれ。やれやれやれ。もうこんなこわい仕事はしません。自分がイメージする身のこなしと現実の動きが大きくずれています。もし若いぼくがそばで見ていたら、それこそ「見ちゃおれん。じいさん、やめてくれー」と思わず腰を浮かすでしょう。
 いままで遮光のオーニングをしていたので台所の窓が暗かったのですが、8尺のスモークのポリカ波板を屋根に張ったら明るい窓になりました。それに通路になっていた台所前に床のスペースができました。棚には早速モノが置いてありますが、棚の数は増やしません。物置ではありませんから。これで出来上がりです。
 さて2回にわたって「どんなふうに田舎暮らしをはじめたか」を書きましたが、ふり返ってみると「よくもまー、年寄りが、大きな「ダマシ」や「おどし」にも遭わず、街の家を手放して見ず知らずの田舎に住む踏ん切りをつけたものだ」と思います。失敗すれば「やり直せばいい」年齢ではありません。そんなねばりも経済力もありません。失敗していたら、人から「浅はかなことをしたものだ」と冷ややかに見られたでしょう。
 田舎暮らしを考えておられる方が、ぼくのブログをのぞいて、訪ねてこられました。60歳になられたばかりで、ぼくから見ると『前途洋洋』の若者みたいな方です。ぼくの体験を話して「時間をかけて考えてください。なるものはなるし、ならんものはならん。無理になんとかしようと思っても、どうにもならんときもあります」と言いました。
 かつてバブルの頃、日本中の土地は途方もない値段で取引されました。坪1万円もしない田舎の土地にも「20万円!」と声のかかった時代でした。その頃計算したお金の夢を忘れられない農家の方が、いまでも法外な値段で空き家を売り出すことはありますが、塩漬けになるだけです。ネットで田舎暮らし物件を検索してみると、6年前と比べて空き家のレベルも値段もこなれてきました。現実の取引に近づきました。しかも数が多い。いま売りに出ている空き家物件は100軒の空き家(または空き家同然の家)のうちの1、2軒でしょうが、これからは増えるしかありません。空き家のまま置いていても仕方がありませんから。
 それと街から移住した「田舎暮らしの先輩」が点在するようになりました。土地の人にきくのもいいですが、先輩を訪ねて話をきくとたしかな良質の情報が得られます。空き家探しでなく、家を建てるという選択肢もあります。田舎暮らしの門戸が広くなりました。定年後夫婦で移住するとなると、できれば二人とも田舎暮らしを希望している、二人とも運転免許を持っているのがのぞましいですね。
 
コメント (2)
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