古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

六条大麦を刈りました。

2012年05月29日 02時51分19秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
               
『麦秋』といえば6月のような気がしていましたが、この六条大麦の畝は夕日を浴びて「そろそろ刈ってもらおうか」とつぶやいているようです。他にも六条大麦の畝があるのできのう全部刈りました。
 大麦は三か所に播きました。この畝は12月下旬に播いたので芽が出るのが遅く、麦踏みをしながら「11月中に播いたほうがよかった」と反省していました。ところが春になるとグングン伸びて、一番立派な畝になりました。
 どんなふうに刈ったかというと、刈払い機でなぎ倒したのです。むかし風にやるなら、腰をかがめて鎌で刈り、わらで束ねて稲架に掛けて干します。でもわずかな量ですから穂先だけをシートに広げて干すことにしました。倒れた麦を持ち帰り、穂先をハサミで切って干し、シートの上から踏んで麦を落とします。
 フルイにかけて穂先のヒゲを集め、これはゴマの苗のまわりに撒いてネキリムシをシャットアウトします。大麦は焙煎して麦茶にします。麦茶は麦を直接飲むわけではありませんから、チクチクやワラゴミが混じっていても大丈夫です。焙煎した大麦を袋に入れて煮出します。あるいは水出しします。
 味は格別です。「ああ、麦茶ってこんな味だったなー」と思いが幼い頃に帰っていく味がします。
 道子さんはゴマを播きました。畝はカラカラなので筋をつけて水をやり、ていねいにゴマを播いて乾いた土と燻炭をかぶせます。乾かないように朝夕の水かけを欠かせませんが、気温が上がってきたので数日で芽を出すでしょう。その頃にはチクチクを集めて、芽を出した苗のまわりに撒けるようにしておきます。ネキリムシはなぜかゴマの苗がお好きで、よく茎をかじります。
 写真の大麦の手前が遊歩道です。ツボミオオバコがびっしり生えていましたが先日刈って草を乾かし、レーキでかき寄せて燃やしました。ここはあの最強の雑草『ハマスゲ』の領土です。もうすぐ地面をハマスゲがびっしりおおい、他の雑草の生える余地はなくなります。
コメント
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