古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

畑が〈いい土〉になりました。

2013年09月03日 03時06分24秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                   
 左のアーチ型は山芋のツルです。右は胡麻を収穫したあとの畝です。この畝は、道子さんがクワと手だけで整えました。耕耘機は一切入っていません。
 まずゴマの根を取り除きます。ゴマは細かい根がひと塊りの土を抱えているのでそれを叩いてほぐします。それから草を抜き、草の根も取り除きます。次に有機石灰を撒いてレーキで土と混ぜ、最後は掌で土をなでるようにして畝を整形します。
 15メートルの畝に2時間とりついて仕上げたそうです。
 この田んぼは圃場整備をして20年ほど。水漏れがひどいので米をつくったことはないそうです。草の茂るにまかせた年、黒大豆を播いた年がありました。しかし播くだけで除草剤・農薬・化学肥料を施すことはありませんでした。
 2008年の春、うちで作らせてもらう話になりました。以来毎年土に入れるのは、豊地農協で購入する〈燻炭〉、コープ瑞穂農園でもらう堆肥、フジワラファームでもらう鶏糞、有機石灰。土にいいものばかりです。
 土の団粒化がすすみ、手でさわると「いい土になったなあ」とにんまりします。
 写真では感触がわかりません。来てさわっていただくと、「いい土だ」と感じられるでしょう。街から野菜づくり見習いに来ている青年が、日曜日なので遠くに写っています。菜園作りははじめてですが、近頃は素手で草抜きや土ほぐしをしています。土の感触を慈しんでいるのでしょう。
 ぼくも大豆・黒豆の苗を植えたとき、素手で土を掘り、苗を植えました。黒マルチをかけておいたやわらかい土をひと掻きして穴を掘り、苗を植えて両手のひらで土を寄せて固める作業を、ほんとに気持ちよくやれました。
 
コメント
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