道子さんは、いま玄関先に百合のプランターを置いています。はなが咲きました。大きな花があいさつしているみたいです。
昨日から半藤一利の『ノモンハンの夏』を読みなおしています。日本の軍隊の/無責任なやりとり/あいまいな命令/勝手な独断専行/をきちんと書いている本です。誰にでも書ける本でない。半藤一利だから書けた。歴史に残る本です。2度読んで、ときどきページをめくっては拾い読みしてきました。
このへんで「ぼくのノモンハンへの気持ちに区切りをつけよう」という気持ちで読みなおすことにしました。
日本の、あの、戦争は、昭和20年8月に終わりました。多くの上級軍人は、口をぬぐって戦後を生きました。下級兵士はたくさん戦死しました。相当な餓死/戦病死も含まれまていました。
あの戦争は、十分に反省できたか。ドイツが自分たちの身を切って、ナチスを糾弾したように。できませんでした。総理大臣が「一億総懺悔」と言って、「ザンゲザンゲ」で反省をすませたことにしてしまいました。
ぼくの気になるのは、あの参謀たちの無責任体質です。いまの官僚に受け継がれています。何か起こってもイイワケ、イイノガレができるような/当事者の心意気/官庁の仕組み/社会の雰囲気/になっています。
サツマイモがツルボケです。いまから何ができるか。どうするかなー。