古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

年末だというのに凧揚げの糸巻きなんかつくったりして……。

2011年12月31日 06時34分52秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                
 きょうは大晦日なのに、明け方思いついて(いつものことだけど)ブログを書いています。写真は凧揚げの糸巻きです。お屠蘇のお盆やふつうの湯呑みと比べるとずいぶん大きな糸巻きだと思われるでしょ。巻いてあるのはタコ糸でなく、建築の土台などでつかう黄色の水糸で100メートルあります。こっちのほうが強いし、もつれにくい。先日凧揚げリハーサルで糸巻きが飛んでしまったので、きのう新しくつくりました。竹はやめて板でつくり、水性塗料で赤く塗りました。赤が余ってたから。
 世間では大掃除をしたりおせちをつくったり忙しくしてるのに、のんびり糸巻きなんかつくってすみません。去年の大晦日のブログを見たら、孫の大志くんと山の田んぼに行って、焚き火つき凧揚げリハーサルをしたと書いてます。毎年同じようなペースで暮らしていますね。それぞれの人の〔生きるペース〕というのは、そんなに変わらないものでしょうか。
そうそう、ひとつお知らせが。きのう軽トラで年末最後のゴミ出しをしての帰り、池のそばで横の道子さんが「車止めて!」といい、「ヌートリアがいた!」と下りてたしかめに行きました。道子さんの話によるとたしかにヌートリアがいたそうです。このブログを書きはじめた2009年3月は、まず根元をかじられた大根のことを書きました。それから檻を仕掛けてヌートリア一家を一網打尽にしたことを。でも今度ヌートリアが出没したら、檻を仕掛けないでヌートリアの見られる池にしたいとひそかなねがいをもっています。来年はヌートリアの赤ちゃんがお母さんヌートリアの後をついてゆくかわいい姿を紹介できるでしょうか。乞う! ご期待。
 今年もブログをのぞいていただき、ありがとうございました。『古希からの田舎暮らし』と題して2009年3月にはじめたブログが、3年目で600回近くになりました。70歳を過ぎて長年の惰性でなんとなく生きているようでも、田舎に暮らしたからこそ新鮮な感覚でまわりを見、日々の暮らしや思いを伝えることができました。
 テレビで「田舎暮らし」を紹介する番組がときどきありますが、そば打ちに精進して店を出すとか、パン工房でおいしいパンを焼くとか、ピザを焼く窯をつくるとか、渓流釣りをたのしむとか、木工や陶芸に打ち込むとか、温泉つきのログハウスで暮らすとか……なにかそんなものが核になっています。でもたいていの人は、田舎に移住しても、とりたてて話すことのない平凡な日々ではないでしょうか。そんな平凡な日々を、今年もブログで伝えることができました。
 来年もよろしくお願いします。
 
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