104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

マナマナのお話はまだ続く

2005年10月19日 14時20分29秒 | Game
 先ほどの聖剣伝説~LEGEND OF MANA~の続きです。先ほどは他の作品との違いをご紹介しましたが、今度はお話を。

 この作品にメインシナリオというものは存在しません。その代わり中心となる物語が3つほどあります。宝石泥棒編、エスカデ編、ドラゴンキラー編と名づけられているこれらを簡単に紹介します。

○宝石泥棒(珠魅)編
 珠魅と書いて「じゅみ」と読みます。RPGに出てくる亜人種といえば、エルフやドワーフ、コロボックル、コボルト、セイレーンなどが有名ですが、この方たちは輝度の高い宝石を核(命)としている方々です。まぁ妖怪に近いかな? 男前&美人ぞろいですが。繁殖能力がないので男女の区別に特に意味はありません。また、核が壊れない限りは生き続けます。珠魅は「騎士」と「姫」という2人1組で行動します。「姫」は核が傷ついた時に涙石を流すことで核を治すことができます。そのため、珠魅は自分の意思では泣けません。また、「姫」は戦闘能力に長けた「騎士」に守られる必要があります。
 珠魅の核は美しい装飾品として、また偉大な力を秘めた魔石として古より多種族から狙われてきた。「珠魅狩り」が激しくなると珠魅たちはグループに分かれてコミューンを作った。多種族との交流を徹底的に排除することで生き残った珠魅は、閉鎖的な生活の中でいつしか涙を流すことを忘れて涙石は幻と化した。
 120年前、不死皇帝が各地の珠魅に攻撃を加え、一族は再度の危機に陥る。珠魅もレディ・パールが奮戦するも自身の核に傷を負う。それを見て涙をこぼした蛍姫は「奇跡の少女」と崇められ、自分を犠牲にして一族のために涙を流し続けた。
 各地で珠魅殺しが多発する中、生き残った珠魅の騎士、瑠璃は仲間を探して姫である真珠姫と旅を続けている。
・瑠璃:ラピスラズリを核とする珠魅の騎士。一族の中では非常に若い。珠魅編の中心人物。
・真珠姫:真珠を核とする姫。瑠璃に過大な信頼を寄せており、彼を失うことを恐れている。時折、失われた記憶の断片を見つけようと物思いにふける。
・レディ・パール:黒真珠を核とする騎士。戦闘能力はピカ一。彼女を連れて行くとボス戦が楽です。
・サンドラ:輝きのある宝石(=珠魅の核)のみを狙う宝石泥棒。以前は決して人を傷つけることはなかったが、最近は手口が過激化。珠魅殺しを重ねるようになる。


○エスカデ編
 今度は人間が中心となるお話です。こちらは結構複雑です。
 聖騎士の名家、ライオット家のエスカデには幼馴染のダナエ、マチルダ、アーウィンがいた。悪魔族のアーウィンは妖精界を掌握し、人間界を滅ぼそうと画策。そのアーウィンは司祭になることを義務付けられたマチルダと相思の仲であった。だが、エスカデもマチルダを愛していた。10年前にアーウィンはマチルダを連れて駆け落ちを目論むも失敗。その時、マチルダに急速に老化する呪いが掛かってしまう。エスカデは嫉妬心も手伝ってアーウィンと敵対。ダナエもマチルダを衰弱させた張本人としてアーウィンと敵対するが、エスカデとも相容れずに独自にアーウィンを止めようとする。
・エスカデ:人間。ライオット家の子息で剣の達人。自分が正しいと思い込むちょっと危ない性格。
・アーウィン:悪魔。人間と悪魔の血を引く男。悪魔らしく人間界を滅ぼしに掛かろうとするが、その反面マチルダへの愛に戸惑っている。
・マチルダ:代々司祭を世襲するハロ家の娘。実年齢は26歳だが、アーウィンの呪いで外見は80歳以上。
・ダナエ:猫娘で僧兵。幼少時より慕っていたマチルダの衰弱に耐え切れず、助ける方法を模索する。とは言うものの、お供にしたときの走る仕草がツボです。猫だからね~。


○ドラゴンキラー編
 RPGといえばドラゴンが出てくるのは自明の理。おおよそ竜の出てこない作品ってないと思います。この作品も例に漏れません。
 ダンジョンなどで襲ってくるドラゴンたち、それと一線を画している「知恵のドラゴン」と呼ばれる存在がいた。「知恵のドラゴン」はそれこそ神とも形容されるほどの力を持ち、それぞれの属性(火、水、風、土、光、闇、木、金)のマナストーンを守護することで世界の秩序を守っている。他の生物に干渉することを好まないので、存在自体がすでに神格化している。
 数百年前、知恵のドラゴンの一角であるティアマット(火)は世界の直接支配を目論んだ。それを阻止せんとジャジャラ(土)、ヴァディス(木)、メガロード(風)が立ち上がり、ドラゴン戦争が起こる。当時、知恵のドラゴンは6体いたが、水と金のドラゴンはティアマットに取り込まれてしまった。3体のドラゴンでも強大な力を持ったティアマットを倒すことは困難で、奈落に封印することで一段落した。しかし、ティアマットの野望は衰えていなかった。 
・ラルク:獣人の戦士。120年ほど前、自国が不死皇帝の国から侵攻を受けた際に目覚しい活躍を見せた。その時、「砦落としのラルク」として名を馳せたが、知恵のドラゴンの一人、ティアマットの影にとりつかれた仲間の裏切りで命を落とす。その後、奈落でティアマットと契約を交わしてドラグーンとなる。
・シエラ:木のドラゴン・ヴァディスに仕えるドラグーンの女戦士(獣人)。戦時中、不死皇帝の暗殺を試みるも失敗。追跡者と相討ちになった際、ヴァディスの手で蘇らされる。ティアマットのドラグーン、ラルクを追いかける。


 とまぁ、こんな感じです。はぁ、長かった。これらは独立していますが、平行して進めれます。珠魅を探しつつ、エスカデを手伝って、ドラゴンを倒すってことができます。まぁ各シナリオをじっくりと楽しむためには各個撃破がいいんですがね。この中では、特に宝石泥棒編が気に入ってますね。生田美和さんのシナリオですし(サガフロのアセルス編と同じ)。この他にも数多くのシナリオ、キャラクターが入ってます(七賢人まで紹介するのはしんどい)。


 戦闘システムはいつもと同じアクションです。今回はスキルが豪華です。ジャンプとかダッシュだけでなく、バク宙とかイリュージョンまで登場します。プリンセステンコーか? 武器も短剣、片手剣、片手斧、両手剣、両手斧、ハンマー、槍、ロッド、グラブ、ヌンチャク、弓矢と種類が豊富。プロレス技も健在です(打投のみですが)。


 グラフィックは絵本のような感じです。ファンタジー色が強すぎて個人的にはいただけません。あと、人間が少ない・・・。アナグマとかペンギンは最高に面白いんだけど・・・。
 音楽も相変わらず素晴らしいです。気に入ってる曲というのはボス戦の「Pain the Universe」とテーマソングの「Legend of MANA~Title Theme~」。「Pain the Universe」は聖剣の生みの親、石井浩一さん曰く「プロレスの入場テーマのような曲」。ハードに仕上がってます。「Legend of MANA~Title Theme~」は歌なんですが、歌詞がスウェーデン語! 何て言ってるのか分かんねぇよ。でも曲は綺麗。歌も上手いですし。



 とまぁ突然聖剣伝説のLOMを紹介しました。合う合わないが顕著に出ると思いますが、オススメしときます。さて、次こそ幻想水滸伝をアップしなければ・・・
 

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3 コメント

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そのタイトルはマズいですって (オゴト)
2005-10-19 17:40:19
ふと思いついたのがシーマ。ガラハウだったわけで。特別な意味は一切ありません。

懐かしくなり3をプレイ中。音割れが酷い…聞けたもんじゃないです。色々他のエミュを試してみるも改善せず。サウンド関連のどこをいじくるかも分からず、フルメタルハガー前で止まっております。
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住みたい… (はる)
2005-10-19 20:00:53
はじめてコメントさせて頂きます~。



このシリーズで唯一やったのがこのマナでございます。私はファンタジー過多大好き!なので、満足でした~。

スウェーデン語の歌も歌えるようになりたいと思いながら、無理!っていう。

そしてあのサボテンくんのいる家に住みたくて仕方ありません
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ニューカマー (初瀬104)
2005-10-20 07:59:52
 ニューカマーはるさん、コメントありがとうございます。オゴトさんも毎度毎度コメントいただいて大変光栄です・・・・・・あぁ! 背中が痒くなってきた。



>オゴト

 音割れか、うちのPCではテイルズオブファンタジアが同じ状態や。テーマソングいいんだけど、結構聴くのはツライ・・・。ってフルメタルハガーって開始10分ぐらいのボスやんけ!



>はる

 初コメントありがとうございます。近いうちにコメントできるネタを出すつもりなんで。サボテン君のいるお家はいいけど、ドミナの町は柱が曲がってるのでオススメできません。ってゆ~か他のもやろうよ。
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