上善如水

ホークの観察日記

定光寺散策

2014-12-12 00:01:37 | まち歩き
すっかり紅葉の季節も過ぎて冬の気配が漂う今日この頃ですが、岐阜県から少し愛知県に入った山の中の古刹、「定光寺」に行って来ました。

臨済宗妙心寺派のお寺で、尾張徳川家初代徳川義直のお墓『源敬公廟(げんけいこうびょう)』があることで知られ、尾張徳川家の菩提寺となっています。

重要文化財になっている本堂は、もともと南北朝時代の西暦1336年建立され1543年に再建されたもの。『源敬公廟』の「獅子の門」など建物6棟と、墓1も重要文化財に指定されています。


「尾張嵐山」とも呼ばれ、桜や紅葉の季節には人で賑わうと聞いていたので、少し時期をズラして行ってみたのですが、案の定人はまばらで、展望台の茶屋も閑古鳥が鳴いていました。

散って道に敷き詰められた銀杏や紅葉が美しかった。



本堂でお線香を買い、健康祈願。

覚源禅師という人が開山したと伝えられ、ご本尊は「延命地蔵菩薩」だそうです。






左甚五郎の作品といわれる獅子門や、源敬公廟はこの先になります。入場料100円(安い!)

廟は明の人の陳元贇(ちんげんぴん)が設計したと伝えられていて、唐門など、中国風の、儒教にもとづく建築様式なんだとか。

残念ながら源敬公廟の写真はありません(苦笑)



しかし、尾張徳川家の殿様が、こんな山の中に眠っているとはちょっと意外でした。

徳川義直は徳川家康の九男で、よく時代劇に登場する徳川吉宗と同時代に生きた尾張徳川家7代当主、徳川宗春は彼のひ孫にあたります。

徳川美術館とか見ているので、徳川家というと、絢爛豪華な印象があったのですが、なんでこんな山の中のお寺を気に入ったんでしょうね?

いや、お墓は立派です。どうやってこんな山の上まで資材を運んだのかってくらい立派。

ただ、山奥のお寺と徳川家とがなかなか結びつかない。

大きな駐車場もあって、多くの観光客が訪れるそうなんですが、道中の道はけっこう狭いし、それに何だかボロい(地元の方すみません)。

JRの駅もありますが、まるで崖にへばりつくみたいに駅や線路があって、下をけっこう断崖絶壁な渓流が流れていました。

観光客の立場からはそんなことが気になりますが、私個人としては、こういう雰囲気、好きです。

京都などで観光客にもまれながら、ぞろぞろ見て回るお寺や寺院もそれなりに楽しいのですが、一人でひっそりとした山奥の古寺を散策する。

寒いことは寒かったのですが、やっぱり人がいない時期に行くと、ゆっくり楽しめます。

山々の自然も美しかった。

いい時間を過ごせました。








行って来ました! 「TRAVELLERS in北欧クリスマスストリート」

2014-12-02 22:49:04 | まち歩き
迷っていたイベントに行って来てしまいました〜

名古屋の矢場公園という、場所的にはジュンク堂書店さんが入っている名古屋ロフトの隣にある公園で行われている「TRAVELLERS in北欧クリスマスストリート」。

北欧に関係した食や雑貨、絵本やおもちゃのお店が並び、アート性の高い物や優れたデザインの商品があふれていました。

そして私のお目当て、今年生誕100年を迎えた作家、トーベ・ヤンソンの生み出したフィンランドの国民的キャラクター、ムーミンたちがショーや記念撮影をしてくれる「ムーミン・ワールド」も会場中央に舞台が作られ人垣に囲まれていました。

決して広い場所ではないのですが、テント形式のお店がたくさん並んでいて、照明や通路なども工夫がこらしてあって、ギュッと北欧の世界が詰め込まれた感じ。




お昼頃に到着したのですが、入場料は夜までの一日券が1000円。16:00までいられる平日昼一日券が500円でした。(途中で会場の外に出て再入場することもできます)

私は500円の平日昼一日券。

それより入り口がとっても目立たない所にあって、会場の外を一周回ってしまいました(苦笑)

入るといきなりムーミンのショーが!!

どうやら30分ほどのショーとその後の撮影会を休憩を挟みながら何度も行っているようでした。

あっという間に人だかり。

さすがに小さいお子さんを連れたひと達の邪魔はしたくないので、背伸びをしながら鑑賞しました。

もっとも、手を上にセーいっぱいのばしてスマホで写真は撮りましたけど(笑)





ミイのテンション高!

ムーミンたちはしゃべれないし、スナフキンはしゃべるキャラじゃないので、ショーの進行も盛り上げる役も、必然的にミイ役の女性になるわけですけど、もう毎回(私は2回見ました)飛び跳ねてたりお客さんに声かけたりハイタッチしたり、本当に誰も止められないミイそのもの(笑)

決して豪華なセットがあるわけでもないのに、ムーミンの世界をすごく大事にしていて、素朴な中に楽しさがこみ上げてくる、まさにプロのエンターテイナーのショーで、大満足のムーミン・ワールドでした。

記念撮影には整理券が必要なようで、ショーの始まる前に案内があって、並んでもらっておくシステムのようでしたが、これは遠慮して各お店を見て回りました。

今回のお目当てのひとつだった、映画「かもめ食堂」の舞台にもなったヘルシンキのお店『Kahvila Suomi』(カハヴィラ スオミ)さんに行ったら、11:00開園で13:00の時点で映画にも登場した名物のシナモンロールは売り切れ!

みんなどんだけシナモンロール目当てなんだよ〜




とここでは悔し涙にくれましたが、他にもおいしそうなお店がたくさん。

ほうれん草のキッシュがおいしそうな「カフェ アアルト」さん。
フィンランド地元料理が食べられる「ラヴィント シーホース」さん。
北欧の家庭料理のお店、ベリー添えミートボールがいい香りの「ミートボールズ」さん。
オスロで一番おいしいと評判のフィッシュ&チップスが食べられる「フィスケリエ」さん。
クリスマスの定番ホットワインに甘いスイーツのお店「(名前が長いので省略)」さん。(作っている姿はたこ焼きのようでした 笑)

いや、食べ物ばかりじゃなくて、雑貨のお店もすごく魅力あふれる商品ばかりで、店先で実際に絵付けをしていたり、見ているだけで楽しかったですよ。楽しかったのですが、お値段が・・・

だって9万円とか5万円とか、そうじゃなくても平気で5千円とか3千円とかの値札が付いているんです!

毛布だってひざ掛け毛布みたいなので1万2千円とか、特に陶器が高かった。

いや、すごく素材もいい物で、手間もかかっているので、当然といえば当然というのはわかりますよ。わかりますが、デフレに慣れきった日本人にはキツかった(苦笑)

ムーミン柄の織物なんて、本当によくできていました。

欲しい。せめてハリネズミ柄の手ぬぐいくらい・・・グヌゥ、手ぬぐいでもこの値段か。今治のタオルもいいなぁ。

いい物を長く使う。これも北欧のスタイルなのかなと、勝手に文化のせいにしてしまいました(私の財力のせいかも知れませんが・・)。


もちろんこのイベントのためにお昼を食べてこなかった私が数あるお店の中から選んだのは

スウェーデンの人気料理家サンナさんプロデュースの「サンナズ クリスマス カフェ」!

そこでクリスマスの家庭料理「ヤンソンさんの誘惑」というアンチョビとポテトのグラタンをいただきました!!




それにしても、北欧ってポテト料理多い(苦笑)

グラタンというにはちょっとチーズの量が少ないような気がしましたが、アンチョビの塩気が効いていて、とってもおいしかったです。

お店はテントなので当然暖房は石油ストーブ。ストーブで暖をとりながらの食事というのもよかった。

他に、「ラヴィントラ ユーリ」さんの「サパス三種の盛り合わせ」というのも食べました。

サパスというのは(小皿料理)という意味だそうです。本当に小皿料理らしく、出て来た時は量が少なく心配でしたが(お値段のことばかりで恐縮ですが、1200円でした)、これが美味しかった!

鴨の塩漬けとニジマスと塩キャラメルケーキ。もうこの味には満足。

これは食べてよかったです。(お腹をふくらますにはフィッシュ&チップスがいいかも知れません)

最後に、「BAR トラベラーズ」で、ホップの効いた苦みのあるデンマークのビールを一杯(700円)

寒空の下で飲む冷たいビールもおいしかった〜





何だか食べ物のことばかり書いてしまいましたが、ムーミンたちに会えて、何となく北欧の雰囲気が味わえて楽しかったです。

でも、シナモンロール食べたかったな〜




うまいもの祭り

2014-05-06 22:57:21 | まち歩き
 行列に並んで腕が真っ赤に日に焼けました。

 GWはどこもすごい混雑ぶりでしたね。

 並んできたのは、愛知県の愛・地球博記念公園で行われた「うまいもの祭り」。

 「サツキとメイの家」があることで有名な公園なんですが、そこに47都道府県の「うまいもの」が集結。
 それぞれのブースを回って食べ歩くことができるイベントです!

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 10時開園に合わせて行って、入場券を買うまでに30分。
 そこから各ブースを回るのですが、人気のあるお店では、さらに1時間以上並ばなければなりませんでした(苦笑)

 いや、うまいものを食べるのも大変です(笑)

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 私が食べたのは、
 岩手県の「三陸復興ホタテ」、福島県の「エゴマ豚のやわらか角煮」と「ウニの貝焼き」、宮城県の「仙台牛タンつくね串」、山梨県の「八ヵ岳スモーク」、島根県の「漁師のぶっかけメシ」、熊本県の「馬串」

 食べ過ぎ?(笑)

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 東北の食べ物はぜひ食べたかったので、長い列でも根性で並びました(笑)

 密封パック持参で行ったので、食べきれない分はお土産に♪

 馬串はちょっと固かったけれど、どれもおいしかったです!

 「ウニの貝焼き」は、翌日ウニ丼にしていただきました。

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 ホタテも大きくて食べ応えがあっておいしかった~

 帰りに園内を回る無料バスに乗って、「サツキとメイの家」を遠くから見学。

 中に入って見学するには入場料が別に必要になりますが、展望台から眺めるだけならタダです(苦笑)

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 並んで、日に焼けて、たくさん食べて、たくさん歩いて、家に帰りついてホッとする。

 実にGWらしいGWでした☆ 





一箱古本市

2014-04-20 00:52:16 | まち歩き
 岐阜県の県庁所在地、岐阜市で一箱古本市が開かれているので出かけて来ました。

 電車での移動だったので、一度名古屋まで出て、そこから岐阜行きに乗り換えて到着。

 しかし、県庁所在地に行くのに、隣の県の県庁所在地を経由して行くのが一番早いってどういうこと?(苦笑)

 でもそのおかげで、名古屋名物きしめんを食べることができました♪

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 一箱古本市というのは、ようはフリーマーケットなんですが、一箱分くらいの本を持ち寄り、いろんな人たちが場所を借りてそれぞれが販売するという、とってもこじんまりとした店構えの、そして個性豊かな古本市です。

 東京などではよく開かれているみたいなんですが、田舎じゃ珍しい。

 今回は柳ケ瀬(やながせ)という商店街のアーケード街で行われたのですが、本だけでなく、ワークショップが行われていたり、食べ物の販売があったり、手作りの小物やオリジナルの小冊子なども販売されていました。

 地元の人たちの立ち話が耳に届いたのですが、ここ柳ケ瀬の商店街も、普段は閑散としているとのことで、こんなに人が多いのは久しぶりとのことでした。

 確かにシャッターの閉まったお店もあるし、場所柄一歩奥に入るとスナックやバーの看板ばかりで、どちらかというと夜の街なのかな?

 それこそ、織田信長が「岐阜」と名付け、金華山のふもとに楽市楽座を開いて栄えたのは遠い昔のこと。

 他の地方都市と同じように、商店街は苦戦しているようですね。

 商店街の人たちもどうにかして人を呼び思うと、こうして様々なイベントを立ち上げているみたいです。

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(岐阜の街を走っていたバス)


 古本市の開かれている通りを行ったり来たりして本をのぞきこみ、出店者の人と言葉を交わしながら本を選ぶのは楽しいです♪

 商店街の近くには地元の古本屋さんもあったので、そちらものぞいて来ました。

 帰りには、地元で有名な「薄焼きたい焼き」を並んで購入!

 ひとつひとつ金型があって、おじさんが一人で焼いている小さなお店なんですが、これが皮がパリパリするくらい薄くて、とっても美味しかったです☆

 その場で焼きたてをひとついただき、お土産にも包んでもらいました。

 めったに行けない場所にあるのが残念なくらいうまかったなぁ~

 わかりますかね、この薄さ?

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 家に帰ってからレンジで温めましたが、それでもやっぱり美味しかったです!

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 来年も参加したいなぁ。






お花見

2014-04-02 17:10:18 | まち歩き

 用事で外出したので、ついでにお花見して来ました。

 日本の町にはいたるところに桜が植えられているので、わざわざ遠くまで行かなくてもお花見できるのがいいですね♪

 もっとも、桜よりも食べたり飲んだりみんなで騒いだりするのが目的の人も多そうですが(苦笑)

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