トム・クルーズ主演の映画『宇宙戦争』のDVDを観ました。監督はスティーヴン・スピルバーグ。
H・G・ウェルズの原作が有名なので、ある程度結末は見えていたのに、さすがに映像がスゴイくて、つい見入ってしまいました。しかも怖い。宇宙人が地球を侵略するというSF作品なのに、スプラッタームービーのような恐怖。さらにまるで「ジョーズ」みたいに音で観客を怖がらせるところなんか、さすがはスピルバーグ! といった感じ。
でも、やっぱりというか、予想通りというか、結末は原作と同じようなネタが使われていました。
ま、しょうがないのかな。原作がオーソン・ウェルズによりラジオドラマとして放送された時には、そのあまりのリアリティーに、本当に宇宙人が攻めて来たと思ってパニックが起きたという逸話が残っているくらい。その内容も形を変えて色々な物語や映画に使われて来たし。でもそんな作品をあえて映画化するんだから、思い切って違う結末に持っていくぐらいの挑戦をして欲しかった。少し期待していたのに…
今回の宇宙人は凶悪。トム・クルーズ演じるバツイチのパパが、普段はママと暮らす子供たちを抱えて宇宙人から逃げ回る。嵐に雷に爆発。だけど、軍隊の攻撃は効果がないし、向こうの数は多いし、人間はどんどん灰にされてしまうしで、まさに人類絶滅の危機。
気になったのが、中盤いきなり「大阪」で何体か倒したって話が出てきて、日本人にできたならきっと倒せる、なんてセリフまであること。これは日本人へのサービスなのかな? それにしてもなぜ東京じゃなくて大阪なんだろう? う~ん、気になる。
あ、でもトム・クルーズの子供役として出ていた子役の二人はよかった♪
特に妹役のダコタ・ファニングは、さすが天才子役! という演技でした☆