「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
合掌造りというのはこういうやつ。
茅(かや)で葺(ふ)かれた屋根が急斜面になっているのは、雪を効率的に落とすため。
この辺りはすごい豪雪地帯なんだそうです。
写真の建物は江戸時代末期に建てられたもので、内部は五階建てになっています。
入館料大人一人300円を払って私も登って来ました!
内部写真は他の建物のものですが、建物の大小はあってもだいたい構造は同じ。
屋根が高く、空いた空間では養蚕などをしていたそうです。
巨大な茅葺き屋根はとにかくスゴイの一言!
柱も立派で、釘やカスガイなど一切使わず、クサビの他は若木やワラ縄だけで造られているんだそうです。
これを人の手でだけで造るなんて…(感嘆!)
ただ、人の住んでいた部屋は板張りが多く、すごく質素。
決して豊かではない山深い土地で、知恵をしぼって暮していた当時の人達の苦労が忍ばれます。
台風が通過したばかりでたまに小雨が降ったりしていましたが、そんなことおかまいなしで、とにかくすごい観光客の数でした!
中でも中国人の団体さんは目立っていて、周りも気にせず大声でしゃべるしゃべる(苦笑)
中国語って普通にしゃべっていても怒鳴っているように聞こえてしまうんですよね~
私も負けずに人をかき分け、人気のお店で「飛騨牛コロッケ」を買って、行儀は悪いですが歩きながら頂きました♪
揚げたてのコロッケを外で食べるっていうのがおいしいんですよね☆
昼食はちょっと離れたところにあるお店で、「飛騨牛のほうばみそ焼き」と「冷やしとろろそば」を頂きました♪♪
お蕎麦はあとで運ばれて来ました。
ほうばみそで焼く飛騨牛は確かにおいしいのですが、他の品が本当にただ添えてあるだけっていう感じで、これで1,500円はどうかな~?
ほうばみそ焼きだけでいいかも(^^)
ちなみにお蕎麦を付けると+500円かかります。
白川郷は普通の民家の間にポツポツと合掌造りが残っているという感じで、観光地としてある程度整備もされていますが(大型駐車場など)、どうも中途半端な感じ。
人々の生活の中で世界遺産を守り続けるというのは大変だとは思うのですが、ただ昔からあるものをデーンと置いておくだけじゃこの先合掌造りそのものを維持できるのかちょっと心配になってしまいました。
岐阜の山の中に住んでいるくせに、さらに山の中の世界遺産を見に行ったからかな?
貴重な先人の知恵と技術をどうにか役立てて欲しいものです。
それともあれだけ観光客が来ていれば余計な心配かな?
ともあれ、同じ県に住んでいるので一度は見てみたかったんですよね♪
貴重な体験になりました。