ようやく手に入れました!!
角川文庫のマイ・ディア・ストーリー
オルコット 著 村岡花子・佐川和子 訳
『花ざかりのローズ』
6年? 7年? 前作『八人のいとこ』を読んでから幾星霜。
6、7年もの間、ずっと出会いを信じて探していた続編、『花ざかりのローズ』をついに見つけたんです!
博物館に行った帰り、時間調整で立ち寄った古本屋さんの棚にひっそりと。しかもけっこう状態もよく。
いやぁ、希望って、持ち続けるもんですね!
前作『八人のいとこ』では、父親を亡くし、父方のアレック叔父さんにひきとられた主人公のローズ。
やせっぽっちで青白い顔をしていた幼い女の子は、男ばかりの7人のいとこと、小間使いの少女フェーブと共に、走ったり泳いだり、元気でハツラツとした成長を見せました。
今回の『花ざかりのローズ』では、アレック叔父さんとフェーブと一緒に2年間のヨーロッパ旅行から帰ってきたシーンから始まります。
すっかり美しく、レディーとなって帰ってきたローズとフェーブ。
出迎えるいとこたちも、みんな大きくなり、その内面もさまざまな変化、成長をとげていました。
いとこたちの母親、ローズにとってのおばさん達がこの物語ではけっこう重要なポジションで、そりゃあ口もはさむしいろいろ余計な心配をしてくれるのです(苦笑)
実はけっこうな財産の相続人でもあるローズ。
一族の外に財産を出したくないおばさんたちは、ローズと一族の男をくっつけようとして・・・(笑)
果たしてローズは誰を選ぶのか?
ずっと、ずっと気になっていた”その相手”がようやくわかりました!!
そうきたか! 予想できなかった! さすがオルコット!
あー、面白かった♪
オルコットといえば『若草物語』が有名ですが、このお話も面白かった!
久しぶりに家庭小説を堪能しました。
いいなぁ、こういうお話。
2013年も12月になって、こんな奇跡が起こるなんて。
探し続けたかいがありました。
いろいろあった一年でしたが、これで何とかプラスマイナス、収支が釣り合って無事に年が越せそうです。
終わりよければすべて良し
まだまだ探している本はたくさんあるので、来年もいい出会いを信じて探し続けます。
いい読書ができました。
ありがとうオルコット!