上善如水

ホークの観察日記

介護の持続力

2018-03-10 20:45:26 | 悩み

介護はね、思い詰めちゃいけません。

ちょっと離れることも大切。

逃げ場の無い在宅介護なんて、だから本当に大変だと思います。

デイサービスとかショートステイをうまく使って息抜きしないと、介護者も介護される人も、どっちもつらくなっちゃう。

介護しているご家族の、そうした息抜きを支援することを、レスパイトケアて呼びます。

 

ま、詳しくは調べてもらうとして、施設勤務の介護士さんも、けっこう精神面でやられちゃう人って多いです。

だからストレス発散、息抜きはホントに大切。

職場では定期的にストレスチェックが行われます。

いくつもの質問が書かれた紙を何枚か配られ、それに答えていきます。

その結果が出たのですが、私の場合は「疲労感が高く」「身体的負担が高い」そうです。

確かにいつも疲れてる(笑)

 

これはストレス発散しないとと、美味しい物を食べに行き、近所で評判のスイーツを買い、部屋の模様替えのためにTV台を新調しました。

ストレス発散にはお金がかかる〜(苦笑)

 

最近利用者さんに振り回されて、ちょっと余裕がなくなっていたのですが、いい気分転換になりました。

感情のコントロールがうまくできなくて、怒りっぽくなっている男性の利用者さんが、女性利用者さんに暴言をはいているのを見て、つい責めるようなことを言っちゃたんですよね。

相手のおばあちゃんはおびえて、その男性を避けるように逃げ出しちゃうし、共同スペースで大声を上げるものだから、みんな怖がっちゃって。

そしたらその男性利用者さん、しばらく「ホークさんにこんなことを言われた」って他の職員さんに言って回るようになっちゃって。

認知症があってもけっこう自立している男性利用者さん。

つい、こっちの言い分をわかってもらおうと、理屈で発言しちゃったんです。

認知症だってこと、一瞬忘れていました。

そこが難しいんです。

認知症うんぬんじゃなく、普通の人間同士として付き合いたい。でも、相手にはできないことがあるってこと、それは本人のせいじゃないってこと、ちゃんとふまえてなきゃいけない。

理屈じゃなくて、感情に働きかけないと。

大声上げた本人も、怒鳴られたおばあちゃんも、そんなことはとうに忘れてしまい、あの人は嫌な人、くらいの感情だけが残って、介護員だけがくよくよ悩んでいる。

ホント、次の瞬間に忘れちゃうって、ある意味、うらやましいようで、本当にやっかいです。

 

休日のおかげで、くよくよ思い詰めていた自分にも気付けたし、明日からはもうちょっとうまくやれそう。