上善如水

ホークの観察日記

日本国憲法9条に関して人々はもっと興味を持つべきだ

2014-08-16 19:31:43 | 国際・政治
 8月は戦争にまつわる映画やTV番組が多いですね。

 今年は何だかいつもと風向きが違うような気もしますが、ちょっとグッときた言葉があったので紹介しておきます。

 作詞家の湯川れい子さんが紹介し、多くの人に読まれていると、デジタル版の新聞で紹介されていました。

 2009年に亡くなった忌野清志郎さんの著書『瀕死の双六問屋』(小学館)のあとがきに書かれている言葉だそうです。(以下引用)


   日本国憲法9条に関して人々はもっと興味を持つべきだ

  地震のあとには戦争がやってくる。
  軍隊を持ちたい政治家がTVででかい事を言い始めてる。
  国民を馬鹿にして戦争に駆り立てる。
  自分は安全なところで偉そうにしているだけ。
  阪神大震災から5年。
  俺は大阪の水浸しになった部屋で目が覚めた。
  TVをつけると5ヶ所程から火の手がのぼっていた。
  (これはすぐに消えるだろう)と思ってまた眠った。
  6時間後に目が覚めると神戸の街は火の海と化していた。

  この国は何をやってるんだ。
  復興資金は大手ゼネコンに流れ、神戸の土建屋は自己破産を申請する。
  これが日本だ。私の国だ。

  とっくの昔に死んだ有名だった映画スターの兄ですと言って返り咲いた政治家。
  弟はドラムを叩くシーンで、僕はロックンロールじゃありませんと自白している。
  政治家は反米主義に拍車がかかり、もう後戻りできゃしない。
  そのうちリズム&ブルースもロックも禁止されるだろう。
  政治家はみんな防衛庁が好きらしい。
  人を助けるとか世界を平和にするとか言って、
  実は軍隊を動かして世界を征服したい。

  俺はまるで共産党員みたいだな。普通にロックをやってきただけなんだけど。
  そうだよ。売れない音楽をずっとやってきたんだ。
  何を学ぼうと思ったわけじゃない。
  好きな音楽をやってるだけだ。
  それを何かに利用しようなんて思わない。せこい奴らとは違う。
  民衆をだまして、民衆を利用して、いったい何になりたいんだ。

  予算はどーなってるんだ。
  予算をどう使うかっていうのは、いったい誰が決めてるんだ。
  10万円のために人を殺すやつもいれば、
  10兆円とか100兆円とかを動かしている奴もいるんだ。
  いったいこの国は何なんだ。
  俺が生まれ育ったこの国のことだよ。

  どーだろう、・・・この国の憲法第9条は、
  まるでジョン・レノンの考え方みたいじゃないか?
  戦争を放棄して世界の平和のためにがんばるって言ってるんだぜ。
  俺たちはジョン・レノンみたいじゃないか。
  戦争はやめよう。
  平和に生きよう。
  そして、みんな平等に暮らそう。
  きっと幸せになれるよ。



 さすが清志郎!




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