1月16日(金)のお弁当。
・菜の花のおひたし(お総菜)
・きんぴらごぼう
・玉子焼き
・ブロッコリーのサラダ
・そぼろご飯
以前カウンセリングで受けた心理検査、「MMPI」の結果を教えてもらいました。
いくつか尺度があるのですが、それによると「ヒステリー(Hy)」の尺度が少し高いとのこと。
ストレスを溜め込む性質? みたいなことをいわれました。
ヒステリーねぇ。
いかにもアメリカで作られたテストっぽい。
心理学の専門家でも何でもないのであくまで私見ですが、70年前にアメリカで考案されたこのテスト、あまり日本人には向いていないんじゃないかな?
「キリストの再臨を信じている」という質問からも、キリスト教が生活に根付いているアメリカと日本では、そもそも精神的な土壌が違うんじゃ? と思ってしまいました。
育った環境や、土台となっている文化、生きている時代、考え方や受け止め方、価値観なんて、そもそも個人個人違うし、個人の中でだってその時々で考え方に変化があるわけだから。
心理テストではありませんが、「クルーザー論」という人間関係の教材に使われているものがあります。
嵐で二艇のクルーザーが無人島に漂着します。
一艇には若くてきれいな女性とそのフィアンセの男性が、もう一艇にはヨットマンと老人が乗っていました。
嵐は少しおさまってきたもののすでに日は暮れかかっていて、フィアンセの男性は高熱で意識不明。女性にクルーザーの操作はできません。
女性は必死でフィアンセを看病しますが、彼の容態は良くならず、夜は深まっていきます。
そこで彼女はヨットマンにフィアンセを医者のいる島まで連れていって欲しいと頼みます。
ヨットマンは夜の航海は危険で命がけになる、と言い少し考えたのち、しかし、もしあなたを抱かせてくれたら考えてもいい、と交換条件を出してきました。
思いもよらない言葉に困り果てた女性は老人に相談します。老人の答えはこうでした。
「今のあなたにとって何が良いのか何が悪いのか、私には答えられません。自分の心に聞いて自分で決めるのがいいでしょう」
女性は悩み抜いた末、フィアンセの命を救うためヨットマンの条件を飲む決断をし、そして夜明けにヨットマンの操縦するクルーザーで無事にフィアンセを医者の元に連れて行くことができました。
フィアンセは3日3晩苦しみましたが、医者の治療もあって何とか命はとりとめました。
彼女は悩んだ末にあの夜の事をフィアンセに打ち明けます。それを聞いたフィアンセは怒り狂い「何てことするんだ!お前の顔なんかもう見たくない。出て行け!」と彼女を病室から追い出してしまいました。
悲しみにくれる彼女に、医者が近づき「僕には君の気持ちがよくわかるよ。私が彼と話してみようじゃないか。 彼も病気が治ればきっと理解してくれるはずだよ。それまでしばらくの間、私があなたの世話をしてあげよう。」と言いながら、彼女の肩に手をかけました。(終)
このお話を読んで、5人の登場人物に共感できる順に順位を付け、みんなで話し合うという課題。
まぁ、お話にセンスがないのは否めませんが、私が付けた順位は、共感できる順番から、
1 若い女性
2 老人
3 フィアンセ
4 医者
5 ヨットマン
でした。
これを年代も性別も違う数人でやってみたのですが、思った以上にみんなバラバラ(笑)
女性の気持ちを理解しないフィアンセを最下位にした女性もいましたし、この登場する若い女性は普段から軽い女なのではないかと女性をフィアンセより「共感できない」にした年配の男性もみえました。また、老人は結局何もやっていないと評価が低かったり、医者はなんだかんだいって男性を治したんだからと高評価をつけた人、フィアンセは怒るならヨットマンに怒りをぶつけるべきとか、ヨットマンでさえ(さえ、というのは私の個人的な意見 笑)命がけでフィアンセを助けたとして評価する人もいました。
まぁ、わざと評価がバラバラになるように情報を少なくして迷いやすい設問を用意しているわけですが、それぞれが自分の付けた順位とその理由を話し、その後ディスカッションしていきます。
その過程で、いかに自分を主張するのか、相手の意見を聞くのか、考え方や受け止め方が違う者に対してどうふるまうのか、個人個人の調整能力などから、人間関係についてのスキルを見つめ直すのが目的(だと思う)。
積極的に自分の意見を主張する人、なかなか発言しない人、強引に説得しようとする人、感情論、成果主義(この場合はフィアンセの命を救ったことへの貢献度)、道徳観から攻める人、無関心はいけない(老人のこと)、発想の転換(実はフィアンセは以前から別れたいと思っていた)、といった様々な方法が飛び出し、けっこう活発な議論になりました。
私が医者の評価を低くしたのは、若い女性の肩に手をかけたりして、下心みえみえだと思ったから(笑)
ちなみに私はみんなの議論の中で、誰と誰の意見はこの部分の違いが大きい、とか、まだ考えがまとまっていない人に「こういうことじゃないの?」と例えを出してみたり、どちらかというと調停役みたいな立場になっていました。
まぁ、最初から課題の目的もなんとなくわかっているわけですし、この物語に何の思い入れもわかなかったので(建築家が描いた建物の完成予定図を絵画として鑑賞しろっていっても無理でしょ?)こういう場合の私は、合理的にみんなが不愉快にならない方向で意見がまとまってくれたらいいなと考えるわけです。
本音ではこういう課題に性の話題を持ってくる作成者の価値観をまず問題にすべきだろう、と思っていましたし、実は老人はヨットマンが好きで(つまりゲイ)若い女性に嫉妬していた、という設定も思いついていたのですが(だって二人でクルーザーに乗ってたわけだし)、海外ドラマの見過ぎなので発言は控えました。
本音を言わないからストレスが溜まってヒステリーになるのかな?(苦笑)
みんなが本音ばかり口に出すようになったらそれはそれで大変なことになると思うけど(笑)
お弁当もそうですけど、バランスが問題なんですよね。バランスが。
とにかく、川向うの恋人のところにどうしても行きたい女性の選択で・・・同様な感じの話だったかな?
ま、実際には、あり得ないし、ね。。。
くちこも、言いたい放題ではありますが、ストレスをため込むタイプでもあるみたいです。
こういうテストって、究極の選択みたいな話が多いので迷います。
遭難したボートに三人いて、食料が無くなったみたいな。
くちこさんは老人に共感ですか。
私は老人は二番目にしました。
共感できたのは若い女性で、男性3人には共感できなかったので、残った二番を老人にしました。
ストレスをため込まないように、発散する方法を工夫するようにカウンセラーさんにはいわれましたが、それが難しいんですよね。
体操なんかもいいといわれ、カウンセラーさんと体操してきました(笑)