妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

死んでも魂は生きている

2012-12-07 21:44:11 | 日頃気になること

池の端の雑木林に この花だけ見つけました50㎝くらいの低い木です。


アルツハイマー型認知症の妻 要介護5 全介助 自力で何も出来ません 声も発しません

現在老健に入所中です。

今日は 3日毎の面会日で夕食介助に向かいます。


いつもより早めに 5時15分ごろ家を出ました

5時40分に施設に到着して面会伝票の記入が終わると 後から来られた家族の方が

「 怖かったですね 」と突然言ったのです。

私は何のことかわからず「 何ですか? 」と訊ねた。

すると「今の地震!!」と言った


私は地震なんかなかったでしょ・・・とこたえた

5時18分には車の運転中だった

たいした地震ではなかったと思っていたが ホールのテレビで地震速報で津波警報発令と出ていた。

それにしても 運転中でも震度4では感じると思う。

 

後で解かったです。

今日の揺れは縦揺れが主だったと言ってました。

3・11の時は余震の震度4で運転中大きな横揺れを感じたことがあった。


妻と対面して何事もなかったような無表情に近かった。

職員さんの言うには 建物が音をたてて大きく揺れているのに動じる素振りも

みられなかったと言ってました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アルツハイマーに侵されても自分の身を守る本能は保たれると聞いていました。

確かに 初期の頃は突発的の音に怯えたり 風に当たったりすると怖がっていたが

重度に進行した現在では動物が感じる警戒心すら喪失してしまったと思われる。

このことからでも私は認知症が進んでも 心は生きている というのは

ほんの初期の時だけだと言いたい。

初期から重度~~死んでも生きているのは心でなく魂です。