妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

介護の見返りは

2012-12-20 20:05:08 | 認知症介護

昨日の続きです

昨日の施設での夕食介助 何とも後味が悪く帰宅してからも、

反省しても気が落ち着かない。

妻の介護が始まって10年になります。


なにごとも認知症だから 病気だから 妻だからと自分に言い聞かせて

一度も不平・不満をさらけ出したことはなかったつもりです。


相手が人間だろうと ペットだろうと コミュニケーションの基本は

目と目を合わすことだと思う


長時間 目を逸らし、食事を介助してもらって、これで 心が生きている と言えるのか

と怒りが込み上げてきた。


介護者の心を打ったあの著名なクリスティーンさんのことば

「認知症ですべてを失ってしまっても愛情は最後まで いつまでも感じることが出来る」

という言葉いつでも思い出します。

この言葉 私は真理だと確信してました・・・・!


妻はこの生きている基本の愛も感じないほどの重度なのか?

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同じ認知症の皆さんは妻をどのように観察しているか気になるところです。

1.私が介助しているのを見て 見かねて側に来て妻に向かって

「食べさせてもらわないでわがで食え!」

と言った入所者さんがいた

2.私の側に来て「アンタのこと分っているのかい!」と私に聞きに来た入所者さんもいた。

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私は思います

この入所者さん達は 妻の態度を見て介護者に何の感謝の気持ちが表れてないと

見えるのだと思う。

妻に限ってはクリスティーンさんの言葉があたらない

これだけならば仕方がない認知症が重すぎると認めますが 最後にタイミングよく

私の怒りを増長させた あの笑い顔 いつまでも記憶に残ると思う

この日記は 私のこの日のありのままの心境を隠さず誇張せずに書き記しました