妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

アルツハイマー病の妻の介護を振り返って

2012-12-29 19:16:31 | 認知症介護

アルツハイマー病の妻 現在要介護5で全介助 私を認識出来ません 老健に入所してます


今年も余すところあと3日。

妻が施設入所してから7年になります。

初期の頃は 私は認知症に関しての知識は皆無に近かった。

認知症と言う タイトル 文字が 目に入ればほとんど目を通した。

介護体験記は特に参考になった。


専門家の著書や講演も参考にはなったが・・・??

今反省すると 全てが正解ではなかったと気が付いたが、介護の指標にはなり、励まされ、

勇気をもらったこともある。


また、信頼できる介護仲間が出来 孤独感がなくなったことが介護者にはなによりなことです。


平成18年グループホームに入所

当初は 妻はグループホームの生活が合っていたようで、張り切って掃除や台所の手伝い

に生き甲斐を感じていた。

が、1年後あたりからアルツハイマーが徐々に進行して、単純作業も手順が分からなくなり、

気力も衰え自ら動かなくなった。


3年後には車椅子生活になり 施設で介護に手間がかかるようになってきて、

暗に退所をしてもらいたい言動が多く感じてきたので 他施設の老健に移転することになった。

現在に至ってます。


平成20年までは 正月 盆は1~2日帰宅していたが本人はいつも 「うちに帰るっ!」 と、言って、

施設に戻ったのです。


妻にとっては住み慣れた居場所は施設だったのです。


今では、アルツハイマーが重度に進行したので自宅も施設も区別できないと思う。

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4年前の盆に一時帰宅した時、仏壇には一切見向きをしなかった・・・。

私が線香をあげても全く無関心だった。

平成13年に亡くなった長男の仏壇なのにです・・・!!


この年(平成20年)以来一時帰宅はしてません(つづく)