紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

「秋祭り」 昔はどの家庭でも「なれ寿司」だった・・・

2017年10月09日 | 田舎暮らし&家族

ご近所さんが、「祭り」なのでと「早寿司」を作って持って来てくれた。

昨日、たまたまスーパーで出会った小学校の同級生曰く、「昔の小学校の運動会は「秋祭り」の翌日と決まっていた。運動会のお弁当には、祭りの残りの「なれ寿司」が入っていたなあ・・・」と昔を懐かしむ話が出た。同級生同士ならではのこと。

父母が健在の頃、我が家でも「秋祭り」になると必ず家内が「なれ寿司」を作った。今、「祭り」に「なれ寿司」を作るという家庭の話は殆ど聞かない。代わりに「早寿司」を作る家庭がチラホラ。どちらも作らない家庭が殆どになった。我が家もしかり。

「なれ寿司」作りは手間がかかる上に若い人達は殆ど食べなくなった。県内のラーメン店においているビニールで包んだ「早寿司」なら、割合、若い人でも食べる。ただ「なれ寿司」でも「早寿司」でも、食べたければ、年中、スーパーで買える。そんなご時勢となった。

<わざわざ、アセの葉で巻いている! 店のより倍近く大きい!>


極早生の「由良早生みかん」 みかん作り名人が持ってきてくれた

2017年10月09日 | 田舎暮らし&家族

朝6時頃、いつものように軒下の縁台でコーヒーを飲みながら「ひととき」を過ごしていた時のこと。

管内で誰もが認める「みかん作り名人」が、極早生の「由良早生みかん」を持ってきてくれた。

「今年は天候の関係で、糖は例年並みだが酸が抜け切れていない・・・ 酸が抜けんので収穫も遅れてる・・・」と言いつつ、我が家のコンテナに空け替えてくれた。

「おおきに。もろてばっかりやなあ」

「そんなことない。いつも大根の漬物もろてるし・・・」

「コーヒー、飲む?」

「飲む!」

コーヒーを飲みながら、早朝のひととき、「みかん談義」「漬物談義」に話が弾んだ。


朝のひととき 昔の縁台でくつろいでいる

2017年10月09日 | 田舎暮らし&家族

今の時期、朝起きるとすぐに、屋外の軒下においた昔の縁台に座り、朝陽を浴びる庭木や花や周りの色づき始めたみかんの木々に癒されながら、温かいコーヒーを味わいつつ新聞を読む「ひととき」を過ごすことが多い。

その「ひととき」に欠かせないのが、祖父母の時代から我が家にある「縁台」。この縁台に座ると、なぜか気分が落ち着く。作られたのが昭和初期なのか戦後なのかは、わからない。

縁台は語らないが、我が家のことを少なくても半世紀以上は温かく見守ってきてくれたに違いない。作ってくれたであろう大工さんの温もりも伝わってくる。ホームセンターで買ってきたアルミ製の椅子は、隅っこに追いやられている。

<我が家を見守り続けてくれている「縁台」>

<大工仕事が偲ばれる>