先日、町からインフルエンザ予防接種の無料券が送られてきた。
今までインフルエンザの予防接種をした記憶がない。
今までインフルエンザにかかった記憶もない。
この案内が来なかったら、気にもしなかったのに・・・
・・・案内文書・・・
文書には、「新型コロナ感染症対策事業として、高齢者を対象に今季限りで助成する」とあった。
目的は、「インフルエンザの発病と重症化を減少させ、発熱者を減少させることで、新型コロナ感染症の疑いのあるものが早急に受診できる体制を整え、感染拡大を予防するため」となっていた。
・・・さて どうする・・・
さて、どうしよう・・・
家内は対象外なので無料券はない。予防接種するつもりもないと言う。
でも無料券が送られ、こういう文書を読めば気にせずにはいられなかった。
「さて、どうする?」
定期的な診察の際に、院長に尋ねてみた。
「町から、インフルエンザの無料券が送られてきた。自分は今まで予防接種したことも罹患したことも記憶にない。どうするか迷っている」
「病院関係者は予防接種するんですか?」と聞いた。
『その筋から、予防接種するようにとお達しがある』
その言葉に後押しされ、注射大嫌いな自分だが、「腹が決まった」。
・・・お願いします・・・
「先生、予防接種をお願いしたいんですが、予約しとけばいいですか?」
『今、町からの無料券や問診票などの書類は持っていますか?』
「一応、用意してきました」
院長が看護師さんに準備具合を尋ねた後、『これから、できます』となった。
「エッ!」 心の準備ができていないとは言えなかった・・・
いつも採血したりの注射は看護師さんだったが、予防接種は院長自らがしてくれた。
一瞬で終わった。痛みも感じなかった。
院長が上手だったのか、予防接種の特長なのかはわからない。
帰宅後、家内に言った。
「診察ついでに予防接種もしてきたでー!!! 痛くないし、一瞬で終わった。行ってきたら・・・」
注射嫌いの家内は、無言だった・・・