昨日の午後のことだった。ふと何気なく畑の小梅に目をやった時、ポツポツと白い花が見えたので「びっくりぽん」。
木のそばに行ってみた。何輪も花が咲いていた。開きかけている蕾もあった。
信じられない光景に、思わず我が目を疑った。今日は何月何日? まだ1月10日やん! どうなってんの?
他の南高梅と大梅を見回った。幸い、花は開いてなかった。早く花が開き、果実の着果が早まると、霜被害の可能性が高くなる・・・
剪定していないことに気づいた。こりゃアカン。あわてて、作業着に着替えてから、剪定道具を準備した。
背丈の高い大梅には手こずった。脚立を移動し、上っては下りるを繰り返すこと7~8回、それでも届かないところは木に登った。1本を剪定するのに、1時間半もかかった。
<剪定前>
<剪定後>
剪定しない小梅を残し、2本の大きな梅の剪定が終わる頃には、鋏を握る握力が弱っていた。桃や梨や柿などの落葉果樹の剪定は日を改めることにした。正月早々、無理しないことにした。
それにしても、この暖冬異変、いつまで続くんやろか・・・
果樹に時季を勘違いさせるまでとは・・・
あるべきはずの雪が少ない北の国では、人の暮らしまで影響が及んでいるとか・・・
自分の体には暖冬異変は嬉しいが、それを憂えている人もいれば、勘違いしてしまっている果樹もある。
「自然界を司る神よ、四季折々のコントロールをよろしくお願いします」と祈るしかない。