自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

"魚露目"で見たカタクリ(続)

2023-04-11 | 

カタクリの花だよりに誘われて群生地を訪れる人はとにかく後を絶ちません。それだけの見応えがあります。雑木林の開けたところに,わんさかと花を開く光景は見事です。

 

右を向いても,左を向いても人,人。グループでやって来る人たちがいれば,まあにぎやかなこと。このとき,わたしの横では「わたしは大阪から来たのですが,○○のところで撮った白いカタクリをご覧に入れましょう」「わぁー,すごい!」「ここもありますかな」「……」。そんな会話が続いていました。

 

わたしの"虫の目写真"撮影スタイルは人を風景として入れること。

 

人を入れることをたのしんでいます。だって,この群生地を守る人たちは人がたくさん訪れることを期待しているのですから。その人を入れてこそ,群生地の雰囲気が伝わってこようというもの。

 

人の歩く足元にカタクリが咲いています。

 

逆光を味方にします。

 

こうして撮ると,カタクリ花壇といった趣があります。

 

だから,"魚露目"はおもしろくって,ゆかいな道具です。頼りがいのある,わたしの助っ人です。