8月3日(木)。
ナスの葉の裏側にクロメンガタスズメの卵が産付されています。それがあちこちに。そこに寄生バチであるタマゴヤドリコバチが来るのはめずらしいことではありません。
この日もコバチが産卵する行動を確認。コバチにとっては卵殻は硬め。それで腹端を突き刺して穴を開けます。このとき,相当硬いらしく,電気ドリルのようにからだを突き立て,上下に振動させます。とても激しい運動に見えます。
空いた穴に産卵管を挿入します。
かなり奥に入れます。
この動きが一つの卵のあちこちで行われます。
つまり,卵内のあちこちに適当に分散して卵が産み付けられるのです。孵化すると,やがて幼虫が成虫になって硬い殻を破って出てきます。これを観察すると,自然の見事なしくみい感嘆してしまいます。これは過去に観察・撮影済みです。いずれ本例とは別にご紹介したいと思っています。