木々が葉をつける季節は樹間で野鳥を撮るのは困難です。なにしろ葉が視野を遮り,姿をとらえるのが極めてむずかしいからです。にもかかわらず,そうした条件下で敢えてモズの幼鳥を撮りたいと願ったのは,巣が近くにあるはずで,タイミングがよければ枝にとまることもありうると思ったからでした。
なんとその瞬間が訪れたのでした。それも望み通りの,5mも離れていない枝で! 奇跡に近いのではないでしょうか。ところが案の定,若葉が邪魔になっています。なんとかならないかと思っていたら,移動してくれました。
しかし,そこは枝が目にかぶさりました。残念!「なんとかなってほしい!」。
そう願ったら,なんとすぐ傍の枝に移動。そしてこの一コマが撮れたのです。気持ちは最高! 胸辺りに葉の色がちょっとばかりかかっていますが。
向きを変えましたが,顔の表情がよくわかりません。
見上げる格好で撮りました。
頭をちょっとひねりました。
葉の間にからだ全体を見るのは大抵無理でしょう。今回もまた,ご多分に漏れずそのとおりでした。そんな中,奇跡的にこれだけ撮れたのはほんとうにラッキーというほかありません。感謝。