できれば,同じ場所で再びキジを目撃できて,撮影できればよいがなあと思いつつ,カメラを持って通学に同伴しました。
前に見て一週間は経っていました。そのときの場所とほとんど変わらない方角からけたたましい鳴き声が響き渡ってきました。ケーン! 子どもたちとその方を見ながら,畔を探しました。麦畑が広がる中では畔しかいるところがないからです。
すると,いました! 子どもたちもわたしも大喜び。
見ていると,麦の中に入って行きました。オスの尾羽がはっきりわかります。
引き返し地点まで子らを送って,そこから戻ってきました。そうしてキジがいた辺りに来たら,また鳴き声が! そちらを探すと,はっきりキジが見えました。オスです。
せっかくなのでそっと近づきながら,できるだけ前に行って撮ろうと努めました。最後に撮れたのが下写真です。
歩いて帰っていると,専業農家の知人に出会いました。キジの話をして画像を見てもらうと,「この辺りの田ではこれまで見たことがないなあ」という返事でした。田園に現れることがない,比較的珍しい野鳥だということなのです。まったく運に恵まれた朝でした。