自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'23 昆虫の頭・顔 ~ヒメヒラタアブ(メス)~

2023-09-20 | ヒラタアブ

ウォーキング道でヒメヒラタアブを見かけました。体形からメスとわかります。ただ,ヒメヒラタアブには複数の種類がありますが,そのうちのいずれなのかはわかりません。それで記事タイトルをヒメヒラタアブとしておきます。

メヒシバの穂に執着しているようなので,追ってみました。アブラムシでもいるのでしょうか。

 

ときには穂から飛び立ち,また近くの穂に降りました。

 

また移動。産卵したいのかなと思ったのですが,産卵には至りませんでした。

 

顔写真を撮りたくて,チャンスを待ちました。

 

そのチャンスがやって来ました。顔写真は,その個体が自然の中でくらしているときに撮るのがいちばんです。たいていは接写レンズで迫るので警戒されます。このときは運よく願いどおりの画像が得られました。

 

余分なところをカットしてトリミング。

 

さらに,顔と脚だけを残してトリミング。

 

久しぶりに顔写真を撮ったなあという気持ちになりました。

 


キイロタマゴバチ,クロアゲハの卵に産卵

2023-09-19 | 昆虫

スダチの葉に産み付けられたクロアゲハの卵が孵化近し,です。と思ってキイロタマゴバチが一匹産卵のポーズ。

 

キイロタマゴバチは寄生バチです。孵化直前の卵に産卵するのを見たのは久しぶりです。産卵管を突き刺しています。

 

産卵管そのものはうまく撮影できませんでしたが,このポーズは産卵姿勢です。

 

卵の表面を動き回って,また産卵。

 

翅が広がっていないので,まだ飛ぶことはできないと思われます。なのに,どこから,どうやってここに来たのでしょうか。

 

この卵は無事に孵化しました。しかし,その幼虫の体内に卵が産み付けられているのかもしれません。

 

 


捕食 ~シオカラトンボ~

2023-09-18 | 昆虫

夕方のこと。ナスの葉で見かけたのが,このシオカラトンボのオス。何をしているのかなあと思ってみたら,捕食中でした。

 

被害に遭った昆虫は何でしょうか。よくわかりません。

 

食べる音が響きました。バリバリ,と。

 

トンボはすこぶる旺盛な食欲の持ち主です。

 


'23秋 虫の目レンズは友 ~ジャノメチョウ(続)~

2023-09-17 | 昆虫

公園にて。

本シリーズの前回は曇り空下での撮影作品でした。やはり青空がすてきです。そこにちょこっと雲でもあれば最高です。というわけで,今日撮って来ました。

できるだけ正面方向から撮るというのが課題です。このときは吻をしきりに動かしていました。

 

ジャノメチョウは適当に移動します。それを追いかけます。撮影は逆光下です。それで昼間でもフラッシュ撮影となります。

 

後方から写す場合は,チョウはこちらに気づいている気配はありません。モデルは数匹いましたが,途中で入れ替わっているかもしれません。同じところに来たら個体の識別がつかなくなります。

 

刈り取られた草が枯れています。そこに移動。吻をずいぶん緩めています。

 

サクラの根にとまりました。根は地表に剥き出し状態になっています。

 

やはり晴れた日の撮影はいいものです。

 


'23秋 虫の目レンズは友 ~ヤマトシジミ(メス)~

2023-09-16 | 昆虫

早朝の畑にて。

朝日が真横から照り付けます。野菜や草々に露がしっとり。トウガラシの葉に,ヤマトシジミが体温が上がるのを待つ姿がありました。左右の翅を擦り付けるしぐさは産卵にうずうずしているのです。

 

撮っているうちに舞い上がるのですが,すぐ近くの葉に。まだまだ体温が十分に上がっていないようです。遠景やら中景やらを入れて撮らないと,こういう写真は意味がありません。真逆光下での撮影です。翅の縁がくっきり出ています。触角やら頭胸部やらの影が葉面に写っています。

 

下写真はできるだけ近寄って撮りました。ワーキングディスタンスは1cm。チョウそのものが小さいので,大きく写すことは困難です。トリミングで対応すればある程度はできるのですが,加工をするのはあまり好きではありません。素材が肝心だと思っています。

 


交尾 ~カマキリ~

2023-09-15 | 昆虫

アゲハの庭園にて。

まったく偶然なのですが,たまたまキンカンの木を見ていたら動く気配がありました。何かなあと思って,確かめるとカマキリのカップルだったというわけです。

 

カップルはかなり警戒しているようで,わたしから遠ざかろう遠ざかろうとしているように見えました。

それでも,枝をかき分けるようにして追いながら撮りました。まだ交尾には至っていないものの,カマキリもいよいよ世代交代の季節を迎えたのだなあ,カマキリはその季節をきっちり感じているのだなあと感じました。

 

カマキリはメスがオスより体型がはっきりと大きいことがわかります。カマキリ同士はどんなシグナルでお互いを識別しているのでしょう。昆虫学の入門話のような話題なのですが,考えてみれば,ふしぎ。

 


秋,クロアゲハの孵化

2023-09-14 | クロアゲハ

畑に植えている巣立ちの木に,実がたくさん。木が古くて大きいので,葉が茂っています。アゲハが関心を持って度々飛来。クロアゲハもやって来ます。クロアゲハはアゲハと違って,どうやらヒカゲに産卵するのを好むようです。

先日も日陰になっているた葉に産卵するのを目撃。それとは別に,同じようなところでクロアゲハの卵を見かけました。それがまあ,孵化近し,といった卵なのです。その枝を切って,観察をすることに。孵化を撮影するのです。

 

その日の夜。今か今かと気にしていると,孵化が始まりました。

 

穴はどんどん広がります。

 

こんな広さでも出てくるのかと驚くほどなのに,出始めます。

 

さっさと出てきます。

 

誕生!

 

タイミングがよいときは,こんなふうに記録できます。ふしぎなほどです。

 


'23秋 虫の目レンズは友 ~ハバビロカマキリ~

2023-09-13 | 昆虫

畑にて。

ショウガの葉裏にハバビロカマキリが潜んでいました。レンズを向けると両前脚を揃えてじっとしていました。威嚇の姿勢なのでしょうか。レンズを5cmほどまで近づけても,反応がありました。よく見えていそう。

 

レンズの向きを変えました。真逆光です。体色が透き通ったような感じに見えました。

 

カマキリに指を触れると,葉の表に出て行きました。こちらを凝視しているように見えました。後方には秋の空が広がっています,実際はどのように見えているのかわかりませんが,レンズに飛びつこうとする動きが頻繁に観察できました。

 

秋は昆虫が目立つ季節です。どんな姿が見えるか,撮れるか,わくわくです。青空・大空を背景にたっぷり撮りたいなあ。

 


'23秋 虫の目レンズは友 ~キリギリス(オス)~

2023-09-12 | 昆虫

公園にて。

草地にキリギリスのオスがいました。オスを見るのは久しぶりです。口元を見ると,いかにも草を食べるなあという感じです。

 

キリギリスは飛びません。跳んだり跳ねたりして移動します。辛抱強く追います。

 

そのうちにシャッターチャンスが巡って来ます。

 

撮ることはじつにたのしいこと。

 


'23秋 虫の目レンズは友 ~ツバメシジミ(交尾)~

2023-09-11 | 昆虫

9月11日(月)。畑にて。

畑に行くと,タイミングよくツバメシジミのカップルが目に留まりました。この出会いの収穫は,ここにもこうしてツバメシジミが生息しているという点です。見かけるには見かけるのですが,ヤマトシジミ程に目に付くことはありません。

貴重な画像になるので,慎重に撮影しました。

 

あいにくの曇り空です。雲が覆う空の様子を入れて撮りました。晴れ間はありません。右に写った自動車はわたしの農業用のものです。

 

ツバメシジミは今から産卵するのですね。畑にはダイズを植えています。今,花も付いています。この花に産卵することはずいぶん前に確認済みで,本ブログでも取り上げました。