今年も「南天苅(?)」の季節になりました。
何年か前に、地元の公民館のお仕事をした時にお世話になった当時の館長さん宅に、立派な「南天林」(??)があります。
毎年そちらの南天を分けて頂いて、暮れのお正月花講習の際、〆飾りの材料として使わせて頂いています。
今年も”その”時期になったので、本日、苅らせて頂くことにしました。
訪ねて行くと、あら?なんだかお庭がスッキリとして.....
お庭の手入れが終わっていました。
過去、庭師さんと鉢合わせ(?)したこともありますが、だいたいは早めにお邪魔して、庭師さんの「上前をはねて」(とは言わない?)いたのですが、今年は一歩遅かったようです。
目的の「南天林」も、まだ実は残っていましたけれど、相当スッキリとして、わずかに残っている実を頂いてしまって良いのか不安になりました。
と、根本にバケツが置いてあって、
「こんなで足りるかな?」
と。
「奥の方の木だけ切ってくれって言っておいたのに、気が付いたら手前の南天までバッサリ切られちゃってて...申し訳ない」
「ホントに、私がちょっと目を離したらこんなになっちゃって、ゴメンナサイね」
と奥様にもお詫びされてしまいました。
バケツの南天は、植木屋さんの手から奪還(?!)して、わざわざ水に浸けておいてくださったそうです。
こちらこそ、お手数をおかけして申し訳ありません。
取っておいていただいた枝だけで充分です。
それからひととき掘り炬燵にお邪魔して、お互いのこの1年の出来事の報告(?)しあいました。
そんなに遠く離れたところに住んでいるわけではないのですけれど、ここ何年かは、こうしてゆっくりお話しするのも、年末のこの時だけになってしまいました。
(そんな不義理なをしているにもかかわらず、忘れずに毎年「南天取りに来てよ」とご連絡をくださるN様。本当にありがとうございます)
おこたを囲んでのお話も、だんだんと「人の消息の話」と「体のこと、病気のこと」が多くなってくるのは致し方ないことでしょうか...。
「ちゃんと実が付いたら、また来年もどうぞ」
(うぅぅ...ありがたい事デス)
まだまだお元気な様子に安心して、お宅を後にしました。
家に帰ってから、ちゃんとキレイにお掃除をして、小分けしてバケツの中へ。
このままで、あと2週間、実が落ちませんように...。