2007年が終わろうとしています。
(この部分の書き出し、1年前と全く同じでした~~)
さて、今年、最も考えたことは「お仕事をするということ」についてでした。
今の私は、お仕事をする時は「個人」単位で活動することがほとんどです。
それが、今年後半、縁があって某大手電機メーカーでお仕事する機会に恵まれました。
そこで、新しい分野のお仕事を経験しただけではなく、たくさんの新しい出会いもありました。
そんな中で、
「正社員と非正規社員」
「大企業と下請け企業」
「誰のため、何のために働くのか」
といった、
「お仕事をするということの根本」のテーマのついて考えさせられる場面に、何度も直面しました。
「正社員という立場に甘んじて何もしない社員」
「正社員は派遣社員よりもエライのだという認識」
「どんな無理な発注でも、下請けは黙って言うことを聞いていればいいという図式」
「何か問題が起きたときに、そのことを解決するよりも「誰が悪いのか」という責任のなすりあいが一番最初」
「問題はすぐに解決するよりも、先延ばしにして、そのまま表面化しなければラッキー」
・・・・・
話に聞いたり小説で読んだりしたことはありましたが、自分が今まで働いてきた”会社”という組織で、そんな経験が無かっただけに、実際に出会ったそうした経験は、ある意味”新鮮”ではありました。
ただ、そんな環境に”居心地の悪さ”を感じる人は少なく無く、でもその人達の意見に対して聞く耳を持たない人達には、失望感よりも悲哀さえ感じてしまいました。
「自分たちの会社(ブランド)の絶対感」と「正社員としてのプライド」
どちらも”組織人”として大切なことではありますが、かといって「会社を愛しているか?」という答えにきっぱりと「YES」という答えが返ってこないのはなぜでしょうか?
特に接する機会が多かった、新入社員も含めた20代の若い人達に、
「誰のため、何のために働くのか?」
ということを今一度、考えて欲しいと思いました。
働くということは、「生活のためにお金を稼ぐ」ことが一番の目的だとしても、
その人次第で、得られるモノが「お金」だけでは無いのだということに気付いてくれると良いのですが.....。
(なんて、ちょっぴり”人生の先輩”としては思うのでありました)
って、そんなことを考えてしまう私は、やっぱり「お仕事好き」なのでしょうか...。
(先日、昔の上司に会ったときに「ひでんかは仕事が好きだから」と、言われました)
若い頃は、そう言われることに抵抗を感じたりもしましたが、今は自分でも
「私はお仕事が好き」
なのだと自覚しています。
収入の多少に関わらず、どんなお仕事でも、関わってみると、必ず何か得るものがあります
し、新しい出会いもあります。
それは、いつも自分にとって”プラス”のことばかりでは無いけれど、例え”マイナス”でも、それも貴重な経験のひとつになります。
そんな経験をし続けたい欲求から、たぶん新しい年も、何かの”お仕事”を続けていきたいと思っています。
ただ、「使えないヤツ」になってしまうと、お声も掛からなくなってしまいますので、
来年は「自分磨き」を怠らないようにしなければ...!
と、新年を前に、決意を新たに書いてみました。
◇ ◆ ◇
さて、2007年が終わるまで、あと1時間を切りました。
今年、この拙いHPにご訪問くださった皆様に心より御礼申し上げます。
来年も、拙さからは進歩が無いかも知れませんが、細々と続けていきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
皆様にとって、新しい年が素晴らしい一年になりますように.....。