4日前のことです。
会社にいるでんかから、メールが送られて来ました。
「保養所のキャンセル申し込み、当たりました」
?!?
でんかの会社には健康保健組合が運営する保養所があるのですが、経費節減のため、年が明けると今ある施設の2/3程が閉鎖されることになりました。
そこで閉鎖前に、まだ行ったことがないところへ申し込んでいたのですが、皆さん考えることは同じようで、申し込んでもずっと抽選で外れ続けていました。
さすがに、もう諦めていたと思っていたのに、まだ挑戦し続けていたとは・・・。
正直なところは、この年末の忙しい時に「泊まり掛け」で出掛けている暇などないのですけれど、廃止対象の施設に行けるのは最後のチャンスですので・・・。
と、なれば行くしかありません!
(やらなくてはならないことは、来週、まとめてなんとかしましょう!)
さて、行くと決めたものの、場所が問題です。
今回申し込んだのは、下呂にある保養所。
車で行ってもかなりの距離です。しかもタイヤはまだノーマル。ガソリン満タンでも、さすがのワゴちゃんも途中給油しないと帰って来られません。
更に高速代もかかります。
そこで思いついたのが「青春18きっぷ」
時刻を調べたら、なんとか往復できることが分かりました。
かくして、久しぶりに「青春18きっぷの旅・下呂編」スタートです。
新秋津 5:45発
〔武蔵野線〕
5:59着 府中本町 6:06発
〔南武線〕
6:47着 川崎 6:51発
〔東海道本線〕
8:20着 熱海 8:51発
熱海で見つけた今回の旅の美味しいもの、No.1
「炙り金目鯛と小鰺の押し寿司」
(もしかしたら今回の旅は、ひたすら列車に乗り続け・食べ続けるだけかも…)
車窓から見る富士山も、くっきり・スッキリ
10:10着 静岡 10:23発
11:32着 浜松 12:08発
熱海の「押し寿司」は想定外(でんかが「美味しそうだよ~」というで)でしたが、往路最大の目的は
「浜松で本場の鰻を食べる」ことです。
浜松は何度か通ったことがありますが、列車ならば新幹線で通過するだけですし、東名高速を走ってもせいぜいサービスエリアに寄るくらいなので「浜松駅」で下りたことはありません。
せっかく各駅停車の旅なのですから、是非とも鰻を食べるべく、浜松で時間が取れるように予定を組みました。(浜松最大滞在時間1時間14分)
但し、いくら時間を取ったと言っても、さすがに駅近くのお店を選ぶしかなく、駅前の「八百徳駅前店」に行きました。
こちらで食べたのが、「お櫃うなぎ茶漬」(→上)と「うな重」(→下)です。
うなぎはふわふわで皮も溶けてしまいました。
(これが、本場モノ?!ちなみに、本日1日中の交通費よりもうなぎの方が高いデス!)
駅前のお店ということでお店の方も心得ているのか、あまり待つこともなく、うなぎを食べ終えて駅に戻れば、予定の列車の二本前の列車に乗れそうです。
浜松駅周辺にはコレといって見るものもなさそうでしたので、先を急ぐことにしました。
12:42着 豊橋松 12:55発
14:03着 岐阜 14:43発
りあえず岐阜までやって来ました~~~。
予定時刻よりも早めに着いたとはいえ、岐阜城まで行く時間は無く、駅から外に出てみたものの、岐阜は駅前再開発の真っ最中。
そこで、目についた岐阜随一(多分?)の高層ビルに行ってみることにしました。
最上階の43階が展望室になっています。
眺望は最高!(まわりに高い建物が皆無なので当然!)
お天気の良い昼間だけでなく、夜景も期待出来そうです。
(岐阜の「新・デートスポット」(←死語?)になりそうな・・・)
岐阜からは、高山本線に乗ります。
この高山本線、なかなかデス!
単線ゆえ、上り線との待ち合わせあり、特急の追い抜きありで、たぶん走っている時間よりも停まっている時間の方が長いです。でも、
これが各駅停車の旅の醍醐味でもあるので、乗客ものんびり構えて行きましょう。
17:02着 下呂
下呂駅から保養所までは歩いて十分程。
着いたらまずは、お風呂(温泉)に直行です。
お風呂で一息ついたら晩ご飯。
左:鶏ちゃん 右:飛騨牛の(ちょこっと)しゃぶしゃぶ
夕食でイチ押しだったのは飛騨地方の郷土料理の「鶏ちゃん」でした。
(大雑把に説明すると「鶏もも肉とキャベツのジンギスカン」です)
さて、食後に案内されたのが「下呂温泉花火ミュージカル」というイベントでした。
しかも、今日は、アノ「世界の(?!)プリンセステンコー」が来るのだとか。
真偽の程の確認、と怖いモノ見たさで会場へ行ってみることにします。
保養所から歩いて十分程の会場(河原)まで行くと既にイベントが始まっていました。
司会のお姉さんが「たくさんの方にお集まり頂いて・・・」とおっしゃいますが「世界の!」が頭に付く方がいらっしゃる割には、微妙な人数では無いかと...。
抽選で選ばれた参加者が「幸せの鐘」を鳴らすというイベントの後、いよいよプリンセスの登場です。
イリュージョンで出て来るのかと思いきや(さすがに河原では無理?)現れたのは、リンカーンのリムジン。
派手な車から、ド派手な格好で下りて来たのはホンモノのプリンセステンコーでした。
なんでも、下呂市の親善大使なのだそうで、昨日から下呂に滞在されているのだとか。(一年間に400だかのステージがあって、今年もまだ10だか30だか残っているそうですが、こんな山奥まで来ていてもよいの?って人のこと言えませんって?)
プリンセスは、鐘を鳴らした人達と記念写真を撮ったあと、花火の開始合図として
「スターファイアー」と高らかに叫んで、花火打ち上げのどさくさに紛れて消えてしまいました。
(このあと、セントレアから自家用ジェット機でラスベガスへお戻りでしょうか?)
さて、肝心の花火はというと、冬の花火は美しいと言われるように、十分綺麗でしたが、この夏、長岡の花火を見てしまった身としては・・・。(音楽も「ぽにょ」より「ジュピター」の勝ち!...かな?)
山間部の所以か、花火の高さがかなり低く感じました。
そのせいか、不謹慎だとは思いつつ、「湾岸戦争の対空放火」を思い出してしまいました。
それにしても、プリンセステンコーと下呂温泉の関係、気になります...。