昨日は、しんのう君のお誕生日ということで、しばらく忘れていた20年前(出産時)の記憶が甦りました。
予定日より3日も遅れて、やっと来た陣痛。
その後2晩徹夜し、それでも一向にお出ましになる気配はありませんでした。
「陣痛微弱」&「鉄壁の子宮口(?)」
(後から考えたら、どおりで9ヶ月まで満員電車で立ったまま通勤していたにもかかわらず、流産の心配等が全く無かった訳デス)
そして、3日目の朝に「緊急手術」となりました。
ちなみに私の場合の「緊急手術」は、母胎や胎児が危機的な状況に陥ったと言うことでは無く、先生の都合。
(一応、破水していたので多少胎児の心拍数は落ちてきてはいました。
その数値を見た、担当医と医長先生の会話
「数値が下がってきているねぇ。どうするかなぁ~~」
「今日、ボク、手術がずっと入っているんですよね」
「そうか、じゃあ、先に出しちゃうか」
で、決まった手術でした)
「じゃあ、サッサとご主人呼んでハンコもらって」
と、でんかが呼び出されたのは午前7時前。
そこからは、戦場のように、私のまわりでは看護師さんたちが駆け回り、
(「この忙しいのに、なんで突然手術なの?!?」と言う会話も聞こえたり・・・)
手術は部分麻酔なので、顔に布はかけられていても、周りの様子はちゃんとわかります。
手術中に
「今日の手術は○○だったっけ?」
「ハイ、××が△△で・・・(この部分は専門用語でした)」
とか、次の手術の打ち合わせをしていらっしゃる先生方。
おまけに、使い終わった器具(見えないので何かはわからなかったのですが)を人の胸の上に投げるし...。
ドラマなどで見る手術シーンとは、あまりにもかけ離れていて、
たぶんギョーカイ(?)では、「帝王切開は手術とは呼ばない」のだろうと思いました。
(手術室滞在時間も30分強。
あ、でも、ちゃんと、しんのうクンは無事に取り上げられました)
予定日を過ぎて誕生した、しんのうクンは、そのとき入院していた赤ちゃんの中で一番大きく、看護師さんから
「新生児室で一番目立ってますねぇ」と言われ、
出産後がゴールデンウィークにかかり、担当医の先生がずっとお休みで退院許可が下りず、またまた看護師さんから
「あら、まだ、ひでんかさん居るの?」
と言われたりもして、なかなか波瀾万丈(??)な出産でした。
それから20年。
長かったのか、早かったのか...。
そんなことも分からなくなりつつある(それはマズイ?!?)今日この頃です。